冷血王と死神の騎士

うしお

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「ぅ、あ……ッッ」

ロサリオールの口から思わず漏れてしまったその声を、王は聞き逃さなかった。

「……ふむ。本当に気に入っているようだな。どれ、もう少し楽しませてやろうか」

王は、声を堪らえようとしたロサリオールの頬を掴んで開かせると、勝手に口を塞げないように指を差し込んだ。
男らしく骨ばった二本の指がロサリオールの中に深く入り込み、反射的に押し返そうとした舌を押さえつける。
突然、王の指を咥えることになったロサリオールは、嘔吐きながらも素直にそれを受け入れて口を開き、少し迷ってから二本の指にゆっくりと舌を這わせた。
王から拒絶の声は聞こえてこない。
むしろ、耳元にふっと掛けられた吐息が、ロサリオールの行動を後押しする。
このまま続けろと言うことだろう。
ロサリオールは、その吐息に促されるまま、這わせた舌を前後に滑らせながら王の指に優しく吸いつく。
王から教えられたことをなぞりながら、二本の指を雄芯に見立ててしゃぶりついた。

「ああ、これはよく懐いたものだ。可愛いものだな。教えてやったことをよく覚えている。これは、たくさん褒めてやらなくてはならないな」

後孔に繋がるベルトから王の手が離れていくのを、ロサリオールは安堵の気持ちで見送った。
無理矢理引き抜かれなくてよかった、と。
その代わりとばかりに、革の重みで勢いよく垂れ下がったベルトが、ロサリオールの後孔を苛んだ。
予想もしていなかった衝撃で体が強ばり、突起を含んだ後孔がしっかりとそれを食い締める。
その瞬間、ロサリオールの腹の中から宝玉の擦れる音が僅かに響いた、ような気がした。

「ぅあ゛ッッ、あ゛、う゛う゛……ッッ」

けれど、その音が本当に腹の中から聞こえてきたものなのか、ロサリオールは知ることが出来なかった。
ベルトから離れた王の手が、ロサリオールの浮き上がった腹筋の段差を平らにしようとするかのごとく、強く強く押し込むように撫ではじめたからだ。
どんなにそれを受け入れようとしても、腹を押し込まれる度、ロサリオールの体は反射的に引き締まり、腹の中を締めつけてしまう。
そのせいで、実際に鳴ったかどうかもわからない音など、どうでもよくなるくらいはっきりと、腹の中から宝玉の擦れる音が聞こえてくるのだ。
すっかり落ち着いていた淫蛇が、腹の中で激しく蠢いていた。

「ふ、ぁ゛ッッ、あ゛、う゛ッッ、う゛ッッ、ぅ゛あ゛ッッ、ん゛う゛ぅ゛ッッ」

その存在を、一度でも思い出してしまったら、もう二度と忘れることなど出来なかった。
腹の中に仕込まれた淫蛇が蠢き、ロサリオールの体に牙を突き立てる。
王の手がロサリオールの腹を押す度、昼に暴かれたばかりの快楽のツボが淫毒に犯された。
何もかもが蕩けてしまいそうなほど濃厚な悦楽が、快楽のツボからどろりと溢れ出してくる。

「お前は、本当に物覚えのよい犬だな」
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