冷血王と死神の騎士

うしお

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「すっかり乾いているな。これでは、抜くことも出来ないだろう」

ほんの少し前まで、執拗なまでにロサリオールの腹を責め立てていた王が、優しい声で囁きながらロサリオールの後孔をゆっくりと撫でまわす。
ロサリオールがたっぷりと舐め、びしょびしょに濡れた指先でゆっくりと。

「へい、か」

ロサリオールの体は、すでに覚悟していた。
昼間のように、容赦なく快感を擦り込まれ、淫らな地獄に堕とされることを。
腹の中で蠢く淫蛇が、ロサリオールの快楽のツボに牙を突き立て、そのはじまりを知らせた瞬間から、そうされるのだと覚悟していたのだ。

「抜きやすくなるように、手伝ってやろう」

「……っ、あぁ……ッッ」

だが、王はロサリオールに淫らな地獄を与えなかった。
優しく囁きながら、ロサリオールの体を労るような手つきで触れてくる。
どうすればいいのかわからない。
ロサリオールは、王から何を求められているのか、分からなくなってしまった。

「これは、褒美だからな」

突起を咥え込んだロサリオールの後孔を、王が二本の指で優しく押しながらゆっくりと揉みはじめた。
王の言葉通りに乾いているのか、後孔の縁が金属製の突起に押しつけられる度、ぴりぴりとした痛みのようなものがロサリオールの体を苛んだ。
それを、些細な痛みでしかない、と受け流すことが出来ないのは、ロサリオールの腹の中にぞくぞくとする悪寒のようなものが宿っているせいだ。
王に、たっぷりと腹を押されてから、ロサリオールの後孔はひくひくと震え続けている。
腹の中にある快楽のツボを、宝玉と共に入り込んだ短剣の柄に犯され、絶頂を極めるにまで至った記憶が思い起こされたからだ。
あの時味わった快楽の記憶が、いまもロサリオールの後孔を支配している。
ロサリオールの体は絶頂しても許されず、ひたすら快感を流し込まれ続けたことを覚えているのだ。
初めて体験しているロサリオールですらわかることだ。
そこに直接指で触れている王が、そのことに気付かないはずがない。
けれど、王はそれについて何も言わず、ロサリオールの耳元に唇を掠めさせながら手伝いを申し出るだけだった。

「ああ、もう乾いてしまったな。もう一度、濡らしてくれるか、ロサリオール」

「……御意」

再び、ロサリオールの口の中に王の指が入り込んでくる。
ロサリオールは、二本の指に丁寧に舌を這わせ、たっぷりと唾液を絡めた。
ロサリオールが王の指を濡らし終えると、王の手はすぐに尻の間へ差し込まれてくる。
王の手は、ゆるく開いた足の間へするりと入り込み、すぐに肉厚な尻肉に隠されているロサリオールの後孔へとたどり着く。
そして、ひくひくと震え続けている後孔を、ゆっくりと揉みはじめた。

「ベルトが邪魔だな。ロサリオール、自分でそれを持っていろ」

しばらく揉み続けた後、王はそう言ってロサリオールの手に、ぶら下がっていたベルトを握らせた。
腹の中にある突起が角度を変えると、後孔の縁が少しだけ内側から押し出されるようにして膨らんだ。
突起と縁の境目を、ロサリオールが濡らした王の指がゆっくりと撫でていく。
後孔の痙攣は止まらない。
むしろ、さらにひどくなった。

「ここまでくれば、あと少しだろう。そういえば、丁度良いものがあった。持ってきてやるから、そこで待て」

ロサリオールは、ベルトをぎゅうっと握りしめながらその時を待った。
後孔の痙攣は、王から解放されて止まるどころか、どんどんひどくなっていく。
これから、何をされるのかと思うと、ロサリオールの心は穏やかではいられなかった。
ロサリオールは、自身の呼吸が、どんどん乱れていくのを感じている。

王は、一体どんなものを持ってくるのだろうか。
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