モブに転生した俺。推しキャラのハピエンを拝むまで夜も眠れない

天宮叶

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推したちのその後

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ファリスの様子がおかしいとエアリスから連絡があり、ノエルとネイトは急いでエアリス達の屋敷へ向かった。
 ファリスとアズラが捕まってからすでに一ヶ月が経とうとしている。アズラは処刑され、ファリスも魔族としての力をすべて奪われ、人に危害を加えないという契約呪文をかけられたうえで家へ返されたと聞いていたため、連絡があって驚いた。

「来てくれてありがとう。実は昨日ファリスが屋敷を訪ねてきたんだ。ただ、少し様子が……まるで別人みたいになっていて」

 エアリスの言葉を聞いたノエルは、魂の話を思い出していた。

「謝罪に来たと言っていてね。ただ、何日もご飯を食べていない様子で、放ってもおけなくて部屋で過ごしてもらっているんだ。でもなにも口にしようとしなくてね。困ってしまってノエルたちに連絡したんだよ」
「……俺、原因に心当たりがある気がする。ファリスと話してみてもいいかな?」
「うん。お願い」

 ネイトもついてくると言ってくれたけれど、二人で話したくて断った。魔王化してしまった日のことがトラウマになっているのか、ネイトは片時もノエルから離れたがらない。
 ファリスのいる部屋へと案内してもらうと、一度大きく深呼吸をしてからノックをした。中から鈴の鳴るような穏やかで可愛らしい声が聞こえてくる。
 扉を開けて中に入ると、ファリスが背筋を伸ばしてソファーに腰掛けている姿が目に入る。
 ノエルの目にはすでに知っているファリスとは別人に映っていた。

「……君は本物のファリスだよね」

 話しかけると、透き通るように綺麗な赤い瞳をノエルへと向けてくれる。
 ふわりと笑みを浮かべた彼はとても愛らしい。

「初めまして。神様から君のことはずっと聞かせてもらっていたよ」

 対面のソファーに腰掛けると、ニコニコと笑みを浮かべるファリスを観察する。明らかに別人だということがわかる。
 体の本当の持ち主であり、セイトナイト2の主人公が戻ってきたということだ。

「……彼はどうなったの?」
「事件の後不安定になった魂が体が離れたんだ。そのとき神様が彼の魂を体から引き離して僕の魂を戻してくれた。……彼は帰るべきところに帰ったよ」

 それはつまり──
 彼とはそんなに会話をしたわけではなかった。出会ってからの期間も短い。それでも彼の人となりを少しでも知っているからこそ、悲しい気持ちが湧いてくる。
 もっと違う形で出会えていたら、同じ日本から転生してきた者同士仲良くできたかもしれない。

「これからどうするの?」
「決めてないんだ。けれどすぐに出ていくつもりだよ。ただ最後にどうしても君と話がしたかった。けれど伯爵家は遠いし会いに行くにはお金もない。だからここを訪ねたんだ」
「……そっか……」

 できることなら助けてあげたい。けれど魂が違うと伝えたところで理解するには難しいだろうということもわかっていた。
 だからファリスとは本当にこれでお別れだ。

「それからもう一つだけ」
「なに?」
「きっともうすぐ伯爵家に人が来るよ。そのときには話を聞いてあげてほしい」

 よくわからないけれど、話を聞くくらいならノエルにもできる。

「わかった」
「ありがとう」

 話が完全に終わったのを確認して、ノエルはソファーから立ち上がった。ファリスの白髪が窓から吹いてくる風に乗って揺れている。
 その姿があまりにも美しくて儚げで、ノエルは直視することが難しく感じた。

「ねぇ、ファリス。きっとファリスなら大丈夫だよ」

 だから背を向けたまま最後の声掛けをする。
 クスリとファリスが笑みをこぼした音が聞こえた気がした。けれど振り返ることはしない。

「幸せになるよ。神様とも約束したから」
「……うん。幸せになって」

 お互いに顔を見ることはしなかった。
 ただ淡々と別れの言葉を託し合う。それから、扉をゆっくりと開けて、扉を締めた。

 エアリス達の元に戻ると、視線が一気にノエルへと注がれる。
 小走りに寄ってきたネイトが、怪我をしていないか隅々までチェックしてきた。

「平気だよ。なにもされてない」
「それならいいんだ」

 安堵の表情を浮かべるネイトに笑みを向ける。大丈夫だと伝えながら、時間をかけて少しずつ安心させてあげたい。

「彼はどうだった?」

 エアリスが尋ねてくる。
 ノエルは魂のことを伏せて、ファリスの様子を伝えた。

「落ち着いているよ。でも別人になってしまっているみたい。今後、前みたいな性格に戻ることはないと思う」
「言い切れるということは事情があってああなってしまったってことだね?」

 鋭いエアリスに指摘され、ノエルは頷く以外に言葉が見つからなくなった。

「……うん。ファリスはここを出て一人で生きていくつもりみたい」
「……それなら僕が彼を使用人として雇うのはどうかな?」
「エアリス、それ本気?」

 驚いて尋ねると、「本気だよ」と返されて息を呑んだ。

「そのほうがネイトも安心できるでしょう。フェイブルもいいかな?」

 ネイトもフェイブルも、言い出したら聞かないエアリスの性格をよく理解しているようで、すぐに同意してくれた。
 どうにかしてあげたいと思っていたため、エアリスが雇うといってくれてとても嬉しい。あとは本人次第だけれど、なんとなくファリスはこの屋敷に残ってくれる気がした。
 少しずついい方向に向かってきている。
いままで必死に頑張ってきたことが報われてきていることが目に見えてわかっていく。簡単なことなど一つもなかった。それでも乗り越えて、ようやくここまで来た。

「みんな、本当にありがとう。大好きだよ」

満開の笑みを咲かせる。
 みんなも同じように笑みを浮かべてくれた。

 エアリスの屋敷にファリスの様子を見に行ってから一週間が経った頃、薔薇園でカエラムにチェスを教えてもらっていたノエルは、シルビィから訪問者が来たと伝えられて手を止めた。

「誰だろう?薔薇園に通してくれる」
「かしこまりました」

 シルビィが立ち去ると、カエラムが尻尾を揺らして合図してくる。

「もう喋っていいよ」
「猫のフリも板についてきたと思わぬか?」
「うんうん。カエラムはどこからどう見ても猫だもんね」

 使用人達の前ではただの猫として振る舞っているため、シルビィの前でも少し賢い猫として通している。
 チェスの駒とにらめっこしているノエルに「チェックメイトだな」と容赦のない言葉を投げつけてくるカエラム。

「うぅ~~」

 もう一戦お願いしようと口を開きかけたとき、シルビィが客を連れて戻ってきた。
 細身若い少年だ。褐色肌に赤い瞳の彼のことをどこかで見覚えがある気がした。

「君は……」

 シルビィが薔薇園から立ち去ると、黙っている少年に話しかける。

「生きていたかアズラ」
「アズラ!?亡くなったはずじゃ……」

 カエラムとアズラを交互に見る。
 アズラだと思われる少年は、カエラムの前まで来ると片膝をついて頭を垂れた。
 それはあの洞窟で忠誠を誓っていたアズラの姿そのものだ。

「俺は魔術の使い手だ。数体の入れものを事前に用意してある。死ぬ直前なら魂を入れ物に移すことが可能なんだ。馴染んだ体は死んでしまうが、こうすれば永遠にカエラム様に仕えることができる」
「だからそんな姿になったんだね」

 ファリスが言っていた客というのはアズラのことだったのだろう。
 意外な人物の登場にまだ理解が追いついていない。

「俺はカエラム様の側にいる。ここに居させてほしい」
「カエラムはどう思う?」
「我も丁度世話係が欲しかったところだ」

 カエラムは嬉しそうに髭を動かしている。口ではそんなことを言いながらも、アズラが戻ってきたことが嬉しいのだと感じた。
 問題はネイトだ。彼がアズラを屋敷に住まわせてくれるのかは賭けでしかない。
 ノエルもアズラがカエラムの世話をしてくれるなら助かる。わがままなカエラムの要求に応えるのは割と大変だから。

「わかった。ネイトにお願いしてみる」
「助かる」

 少年の姿で渋い口調をしているから少しだけおかしく感じてしまった。
 可愛らしくて思わず頭を撫でたくなった。

「駄目だ」
 アズラの件を相談するために執務室に向かったノエルは、ネイトから一刀両断されてしまい苦笑いをこぼした。

「どうしてもだめかな?」
「危険すぎる。敵だった男だぞ」
「そうだけど。昨日の敵は今日の友っていうし……」
「そんな言葉は初めて聞いた。とにかく駄目なものは駄目だ」

 顔を背けたネイトは、話を切るように視線を書類へともどした。けれどノエルも引くわけにはいかない。
 アズラにとってカエラムは育ての親も同然だ。カエラムもアズラのことは可愛がっているように見える。それなら一緒にいてもらうほうがいい。

「お願いネイト」

 ネイトの隣に近づいて袖を指先で掴む。おねだりは得意ではないけれど、必死にお願いアピールをしてみた。

「甘えても無駄だ」
「どうしてもだめ?」

 顔を近づけて眉を垂れさせ瞳を潤ませる。渾身のおねだり攻撃をしてみるけれど、ネイトはまったく表情を変えない。
 それどころかフッと余裕の笑みを返されてしまった。
 その笑みがあまりにも格好良くて、直視してしまったことで顔が熱くなった。速くなった鼓動を落ち着かせたくて距離を置こうとすると、腰を引き寄せられて捕まってしまう。

「し、仕事中でしょう!?」
「邪魔したのはノエルの方だろう。それより願いを叶えてほしいなら対価を払うべきだと思わないか?」

 綺麗すぎる笑みを浮かべているネイトを見つめる。赤と青の瞳が愉快そうに弧を描いていた。無造作に結われた銀色の髪はまだ少し見慣れない。陽の光を浴びてキラキラとシルクのように輝いていて見惚れてしまう。

「な、なにをしたらいいの?」 
「まずはキスでもしてもらおう。その後は少しベッドの上で休憩でもしないか?」
「っ……そうしたら聞いてくれる?」
「やつにも従属契約を結ばせる。それでかまわないなら許可しよう」

 アズラが受け入れてくれるかはわからない。それでもネイトなりに譲歩してくれたのがわかるためこれ以上のわがままは言えなかった。
 それに火照った体を速く静めたい。密着していると落ち着かなくてソワソワしてしまう。

「わかったよ……」

 鼓動が規則的なリズムを刻みながら高鳴っている。
 その音を感じながら、ネイトの薄くて柔らかな唇に自分の唇を重ねた。
 ついばむように何度も離しては重ね合わせる。舌先で唇を突かれて微かに口を開けると、隙間から舌が潜り込んできた。
 鼻から抜ける甘い声が鼓膜を揺らし、少しずつ興奮を高めてくれる。
 キスは数え切れないほど交わした。
 そのはずなのに、何度繰り返しても初めてしたときのようにドキドキや緊張感は変わらないままだ。むしろ想いが深くなっていくほどに熱を帯びる胸の高鳴りは増していく。

 ──もっと俺の気持ちを知ってほしい。好きすぎておかしくなってしまう前に、気持ちを発散させないと……。そうしないと心臓が壊れちゃいそうだ。

 とろりと甘いはちみつのように、ネイトが顔を蕩けさせている。イケメンの甘い表情ほど破壊力のあるものはない。

「その顔は反則だよ……」

 推しが尊すぎる。

「なぜ反則なのか教えてくれ」

 わかっているはずだ。それなのに言わせようとしてくるのだからたちが悪い。
 魔王化が解けてから、ネイトはますます積極的になった気がする。それが嬉しいと思ってしまうのだからノエルは推しネイトには一生弱いままだ。

「っ、わかってるくせに……」

 立ち上がったネイトが、さらに腰を引き寄せてきて胸元が密着する。そのまま抱きかかえられて驚いてしまった。体勢が不安定になり慌ててネイトの首にすがりつくと、嬉しそうに喉を鳴らす音が聞こえてきた。

「笑わないでよっ」
「ノエルが可愛すぎてな」
「もうっ……はやくいこう」

 こんなことを言うなんて恥ずかしい。けれどこれからもっと恥ずかしいことをすることになる。
 額をネイトの首元に埋めて羞恥心を逃がそうと試みる。相変わらずネイトは楽しそうに笑みを浮かべているし、自分の鼓動は駆け足に音を響かせていた。

 
 従属契約を受けることを条件にアズラはカエラムの側にいることを選んだ。
 アズラにとってはカエラムの側にいられるだけで十分なようだ。

「使用人としても働いてもらうからよろしくね」
「あぁ、カエラム様の世話をするために学べることは勉強するつもりだ」

 無表情のまま頷いたアズラに笑みを向ける。考えていることは読めないけれど、カエラム一筋はところは微笑ましい。

「もちろん、爪切りやお風呂の入れ方も覚えてもらうからね」
「ぬ!?それは聞き捨てならぬぞ!我の艷やかな毛を保つためにも風呂は仕方ない。だが爪切りだけは許容できぬ!」
「わがまま言わないで!爪が引っかかったら危ないんだから!」
「我を普通の猫と同じだと思うなと言っておるだろう!!あっ!」

 ギャーギャーと騒ぐカエラムのことをアズラが背後から抱き上げた。
 愛らしい少年が猫を抱えている図は、なにも知らない人が見れば微笑ましく見えるだろう。

「カエラム様に怪我をさせるわけにはいかない。爪切りのやり方も覚える」
「アズラ!こらっ!やめぬか!」

 暴れるカエラムを抱きしめているアズラは、心なしか嬉しそうにも見える。
 カエラムのことを任せることにしたノエルは、部屋を出て薔薇園へと向かった。
 噴水の前まで来ると、水に映る雲を目で追いかける。

(神様の言うとおり、この世界は俺にピッタリだ) 

 沢山のことが起きた。苦しいこともあった。
 セイントナイト2のエンディングはもう終わりを迎えているのかもしれない。けれどノエル達の生きていく未来は続いていく。

「ノエル」
「ネイト、仕事は大丈夫なの?」

 薔薇園の小道からネイトが姿を現した。駆け寄ると、抱きしめられる。腰に腕を回されて、全身がピタリとくっつき包み込まれた。

「窓からノエルがこちらに歩いていくのが見えた。少しだけ話がしたくてな」
「ネイトは俺のことが大好きなんだね」

 冗談をこぼすと、ネイトが顔を覗き込みながら愛情をいっぱい溢れさせたような柔らかな笑みを向けてきた。

「今更わかったのか?ノエルは私の推しだと前にも言っただろう」
「っ、嬉しい……でも、すっごく照れちゃうよ」
「もっと照れた顔を見せてくれ」
「恥ずかしいからだめだってば~」

 頬をふくらませると、クスクスと笑われてしまう。
 他愛のないやり取りが楽しくて幸せでたまらなかった。

「赤い薔薇って愛してるっていう花言葉があるんだって」

 薔薇園に咲き誇る赤薔薇を見ながらいうと、ネイトが体を離し一輪を手に取り息を吹きかけた。キラキラと輝く粒子が薔薇を包み込むと、前に見たように白薔薇へと変化する。
 茎部分が指輪の形へと変化し、ノエルの薬指へとはめられた。ネイトから誕生日にもらった指輪と共に薬指の上で輝いている。

「ノエルは尊敬する私のパートナーだ。病めるときも健やかなるときも一生を共にすることを誓う」
「ふふ、結婚式のやり直し?」
「できることならそうしたい」
「しようよ。二度目の結婚式」

 満開の笑みで同意すると、ネイトが今にも泣き出しそうなくらいくしゃくしゃの笑みを浮かべた。

「あぁ、とても楽しみだ」

 ネイトと過ごすうちに、彼が意外にも泣き虫なことを知った。
 そんなネイトのことを守ってあげたくなる。逆に守られることも多いだろう。
 でも手を取り合って夫夫で助け合っていける。
 それがノエルにとって理想の幸せのかたちだ。
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