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助けて!
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門が閉じられてから3日が経った。
何度か陛下が訪れて居られると報告があったけれど、万が一陛下に疫病がかかっては不味いと思いお通しすることは出来ないでいた。
「高答応様が居れば力を貸してくれたかもしれないのに」
月鈴の呟きに茶器を持とうとしていた手を止めた。
「彼女は喜が1歳の時に後宮を出たんだ。居ない方を頼ることは出来ないよ」
「そうだけど」
頬を膨らませる月鈴に苦笑いを返す。
高答応は喜の1歳の祝いに際して行われた任期明けの女官達の里帰りの時に一緒に後宮から出てしまわれた。
前々から外に出たいと話していたからそれが叶ってとても嬉しそうだったのを覚えている。
その後の噂で、幼い頃からの許嫁が居たらしく後宮に入る時引き離されてしまったものの後宮を出てからその方と結ばれたと耳にした。
彼女もその許嫁の方も思いを胸に秘めながら長い時を待っていたと思うとなんとも言い難い気持ちになる。
高答応から貰った梅の枝は根を張り、今や冬になると美しい梅の花を咲かせてくれる。
彼女はあの時私に耐えろと教えてくれたけれど、きっとそれは自分自身にも向けた言葉だったのかもしれない。
けれど今はきっと、彼女もその梅の様に大切な方の隣で美しく咲き誇っている事だろう。
「月鈴は此処から出ていくつもりは無いのかい?良縁をまとめてあげることだって出来るんだよ?」
「私はずっと蘭玉の傍に居るわ」
「折角器量も良くて若いのにそれでいいの?私は月鈴に何も恩を返せていないのに」
「いいのよ。それに周りの男は皆不器量で嫌になるわ!楊龍様くらい器量が良ければ考えてあげてもいいのだけどね!」
「ふふ、月鈴ったら」
可笑しくて笑えば月鈴も笑い返してくれた。
私には彼女が居てくれるから此処に閉じ込められていても平気だと思える。
「喜の様子はどう?」
「元気に庭を駆け回って居られるわ」
「それなら良かった」
疫病の調査で中々かまってあげられずに可哀想な思いをさせているから心配だ。けれど、あの子は賢い子で、きっと私達の様子がおかしいとすぐに気がついたから無理にかまえとは言ってこない。
それが少しだけ不安でもあるけれど、今はそんなあの子に甘えるしかない。
「病にかかっているのは今の所、喜の屋敷の宮女と女官だけなの?」
「そうみたい。食べ物も全て新鮮な物を運ぶ様に指示しているし、服も清潔な物にしているわ。後は……」
「見に行ってみよう」
「……ええ、分かったわ」
私が疫病にかからないか心配しているのか不安そうな顔をする月鈴に大丈夫だよと伝えてあげる。
それに、ずっと此処に引き篭っていても解決は長引くだけだろうと分かっている。美嬪様も人を寄越してくれているもののこれといった成果は出ていない様だし。
月鈴と共に外に出ると喜の住まう屋敷へと向かって歩みを進めた。
何度か陛下が訪れて居られると報告があったけれど、万が一陛下に疫病がかかっては不味いと思いお通しすることは出来ないでいた。
「高答応様が居れば力を貸してくれたかもしれないのに」
月鈴の呟きに茶器を持とうとしていた手を止めた。
「彼女は喜が1歳の時に後宮を出たんだ。居ない方を頼ることは出来ないよ」
「そうだけど」
頬を膨らませる月鈴に苦笑いを返す。
高答応は喜の1歳の祝いに際して行われた任期明けの女官達の里帰りの時に一緒に後宮から出てしまわれた。
前々から外に出たいと話していたからそれが叶ってとても嬉しそうだったのを覚えている。
その後の噂で、幼い頃からの許嫁が居たらしく後宮に入る時引き離されてしまったものの後宮を出てからその方と結ばれたと耳にした。
彼女もその許嫁の方も思いを胸に秘めながら長い時を待っていたと思うとなんとも言い難い気持ちになる。
高答応から貰った梅の枝は根を張り、今や冬になると美しい梅の花を咲かせてくれる。
彼女はあの時私に耐えろと教えてくれたけれど、きっとそれは自分自身にも向けた言葉だったのかもしれない。
けれど今はきっと、彼女もその梅の様に大切な方の隣で美しく咲き誇っている事だろう。
「月鈴は此処から出ていくつもりは無いのかい?良縁をまとめてあげることだって出来るんだよ?」
「私はずっと蘭玉の傍に居るわ」
「折角器量も良くて若いのにそれでいいの?私は月鈴に何も恩を返せていないのに」
「いいのよ。それに周りの男は皆不器量で嫌になるわ!楊龍様くらい器量が良ければ考えてあげてもいいのだけどね!」
「ふふ、月鈴ったら」
可笑しくて笑えば月鈴も笑い返してくれた。
私には彼女が居てくれるから此処に閉じ込められていても平気だと思える。
「喜の様子はどう?」
「元気に庭を駆け回って居られるわ」
「それなら良かった」
疫病の調査で中々かまってあげられずに可哀想な思いをさせているから心配だ。けれど、あの子は賢い子で、きっと私達の様子がおかしいとすぐに気がついたから無理にかまえとは言ってこない。
それが少しだけ不安でもあるけれど、今はそんなあの子に甘えるしかない。
「病にかかっているのは今の所、喜の屋敷の宮女と女官だけなの?」
「そうみたい。食べ物も全て新鮮な物を運ぶ様に指示しているし、服も清潔な物にしているわ。後は……」
「見に行ってみよう」
「……ええ、分かったわ」
私が疫病にかからないか心配しているのか不安そうな顔をする月鈴に大丈夫だよと伝えてあげる。
それに、ずっと此処に引き篭っていても解決は長引くだけだろうと分かっている。美嬪様も人を寄越してくれているもののこれといった成果は出ていない様だし。
月鈴と共に外に出ると喜の住まう屋敷へと向かって歩みを進めた。
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