16 / 69
異世界食材で親子丼!⑩
しおりを挟む
「彼は一体何をしているんだ?」
多くの見物客のうち、猫耳を持った獣人族の男が怪訝そうに首をかしげた。
「さぁ……。でも、紅鳥と悪の実を使った料理を作っているそうよ」
そんな獣人族の男の問いに答えたのは俺と変わらない人間の女性のようだった。
「へぇ。何だってあんなものを。悪魔の肉だろうに。家畜か何かにでも食わせるのか?」
「でも……とても美味しそうな匂いなのよ」
「確かに……な」
次第に見物人たちが騒がしくなり始めてきた。
彼らは普段、鶏肉や卵について詳しい知識がない。噂というものはいつの時代も尾ひれがついて回っていくものだ。
最初にこれら二つを食べて、食あたりを起こしてしまった者をつくづく残念に思う。
なんせ彼らは――。
「……いい匂い。美味しそう……!!」
「ふわぁ……甘い香りだぁ……」
――こんなにも美味い料理に出会う機会を逃してしまったのだから。
俺は鍋の中にお玉を突っ込んだ。
すでに丼二皿の上には先ほどレンチンした白米が乗せられている。
その上に、お玉で具をふわりと乗せていく。
白米にころりと転がっていく鶏肉からは肉と肉の隙間から絶え間なく肉汁と白い湯気が立ちこめる。
そんな肉汁も、そして旨味の匂いが凝縮した湯気を逃がさないようにと、ふんわりとした黄金色の卵が上からすべての旨味を逃がさないようにブロックしている。
その上で、卵自体から発せられる甘く濃厚な香りはルーナやグレインさんはおろか、見物客の食欲さえ強烈に刺激していく。
「ってわけで、ルーナ。どうする?」
俺はお玉を鍋の中に放り込んで息をついた。
もう鍋の中には親子丼の具は一つもない。今目の前にあるこの二皿が、この場で提供できる親子丼だ。
「た、食べてみても……いいのでしょうか?」
「……っつーか今回そのために作ったもんだからな。あと一つはグレインさんと、その奥さんの分。一つしかないけど分けて食べてもらえれば幸いですよ」
俺は一つの丼をルーナに。そしてもう一つをグレイン夫妻に手渡した。
ここで、俺は引き出しの中においてあったスプーンを四つ取り出して二つをグレイン夫妻に渡し、一つをルーナに渡した後に彼女に耳打ちをする。
そんな彼女のふるふると、ワクワクが抑えきれない獣耳に何かを伝えるというのは非常に心苦しいものがあるが……。
「とりあえず、俺も一口食ってみていいか?」
「は、はい……も、もちろんでふ……っ!」
そういえば獣人族ってのはただでさえ燃費が悪かったんだっけな。
ここまで重いキッチンを運んできてくれたルーナだ。本当は今すぐにでも食べたいのだろう。
「どうぞ、食べてみてください、グレインさん。それが、世間が毛嫌いしている紅鳥と、悪の実の最も有効な食べ方の一つです」
俺が手で食事を促すと、怪訝そうな表情をした看板娘の奥さんとグレインさんは同時にスプーンを手に取った。
龍人族に特徴的な一対の白銀の角と角張った鼻でくんくんと親子丼の香りを堪能している。
「んじゃ、いただきますっと――」
俺も味見くらいしかしてなかったからな。
一つの丼を囲んでルーナと俺が、そしてグレインさんと奥さんが一斉に紅鳥を、悪の実を、米と一緒に口の中に駆け込んだ。
すると、口の中に飛び込んでくる仄かで濃厚、そして甘みを増した卵の旨味。こきゅり、こきゅりと口の中でジューシーな肉汁をはじけ飛ばす鶏肉。そしてこれら食の素材と完璧なまでにマッチしたダシの味。最後にそれらの旨味効果を相乗させる米。
すべての旨味がかけ算されたような最高級の心地よさが俺の体全身を包んでいく!
ここに来てから、少しの時間しか経っていない。
だが、その間で俺は一年分ほどの体験をしてしまっている。
本当に獣耳少女が存在した。魔法なんて概念すら存在する。そして、日本とは圧倒的にかけ離れた食水準と食文化。
そんな異文化の中で俺は今、異世界の食材を使って日本の伝統家庭料理――親子丼を作り上げたのだ。
そのすべての思いが、口の中ではじけ、喉を通ってすとんと落ちていく。
ほどよい旨味と、温かさが俺を優しく包んでいく。
卵の甘み、肉の旨み、玉葱の食感、ダシの風味、そしてそれらが絡み合った極上の米が喉を通っていく。
「――ふはぁ」
自然と口から出た白い吐息は空中へと静かに消え去っていった。
ふと、隣を見てみると……。
「ふはぁ……ふわぁ……お、美味しいです……最高です……無敵ですッ!」
ガツガツガツガツガツガツもぐもぐもぐもぐ。
「ふわぁ……ふんぅ……」
ガツガツガツガ――。
なんか一心不乱に食っていた。
先ほどまで悪魔の実だの悪魔の肉だといっていた、あのルーナが。
もはや脇目も振らずに食っている。
「る、ルーナさーん……もう一口分けてもらえると、嬉し――」
「ふしゅーっ! ふしゅーっ!」
「……さーせん」
何この子理性すら吹っ飛んでんだけど。
野生児かよ。
スプーンで親子丼を取り寄せようとしただけで牙を剥き出された。
まぁいいや。なんか可愛いし。
ガツガツと一心不乱に親子丼を頬張り、ほっぺに米粒をつけるという古典的かわいさを見せつけつつ尻尾とふさふさの耳をふるふると振っていたルーナ。
そんな小さなケモミミ娘を眺めていると、隣ではグレインさんが少し考えた様子でその大きな口をゆっくりと開いた。
「――なぜだ」
グレインさんは、親子丼を見てつぶやいた。
「私たち龍人族は、悪の実や紅鳥を常食していた。だが、それは我々に強い免疫があってのことで人間たちにはそれは通じなかった。彼らは、悪の実を食べると腹を下し、その産みの親である紅鳥すらも口にしようとはしなかった」
苦々しいその表情からは、嬉しいような、切ないような――そんな感情さえ感じ取れた。
「なるほど……龍人族のなかでは、悪の実をこのように使うなど、考えたこともなかったな」
「……ていうかどうやって食ってたんですか、今まで」
「そのままだ」
「殻のまま!?」
衝撃の真実だ。いや、そりゃ殻と一緒に食うのはなぁ……それはなぁ……。
「なるほど、君には負けたよ」
俺が悪の実を――卵を見つめる中で、グレインさんはあたりを見回した。
すると、そこには目を輝かせてこちらを凝視する見物人の姿があった。
「な、なぁ、兄ちゃん! おんなじもん、もう少し作れないか!?」
「……はい?」
「わ、私たちもあの子が食べるのを見てたら、ちょっと食べたくなっちゃって……」
「俺にも一つくれ! 頼む! この通りだ!」
そんな人々の嘆願を受けて、「私からも、お願いできないだろうか」と。グレインさんが頭をぺこりと下げた。
……ま、こういうときくらいはいいだろうよ。
「分かりました! 今からここにいる人たち……できるだけ全員に行き渡るように手配します! ルーナ、ちょっと飯炊くの手伝ってくれ」
「ひゃいっ! へほわはひはは はへへふんへふへぼ!? けほっけほっ」
「……また食わしてやるからとりあえず置け。落ち着け……」
北方都市ルクシア、その一料理屋。
その前には今日、たくさんの人だかり。そして精力的に働く力持ちのルーナ、そして笑顔で厨房から紅鳥と悪の実を持ち運んで調理を手伝う龍人族のグレインさん、それを補佐する奥さんの姿があったのだった――。
多くの見物客のうち、猫耳を持った獣人族の男が怪訝そうに首をかしげた。
「さぁ……。でも、紅鳥と悪の実を使った料理を作っているそうよ」
そんな獣人族の男の問いに答えたのは俺と変わらない人間の女性のようだった。
「へぇ。何だってあんなものを。悪魔の肉だろうに。家畜か何かにでも食わせるのか?」
「でも……とても美味しそうな匂いなのよ」
「確かに……な」
次第に見物人たちが騒がしくなり始めてきた。
彼らは普段、鶏肉や卵について詳しい知識がない。噂というものはいつの時代も尾ひれがついて回っていくものだ。
最初にこれら二つを食べて、食あたりを起こしてしまった者をつくづく残念に思う。
なんせ彼らは――。
「……いい匂い。美味しそう……!!」
「ふわぁ……甘い香りだぁ……」
――こんなにも美味い料理に出会う機会を逃してしまったのだから。
俺は鍋の中にお玉を突っ込んだ。
すでに丼二皿の上には先ほどレンチンした白米が乗せられている。
その上に、お玉で具をふわりと乗せていく。
白米にころりと転がっていく鶏肉からは肉と肉の隙間から絶え間なく肉汁と白い湯気が立ちこめる。
そんな肉汁も、そして旨味の匂いが凝縮した湯気を逃がさないようにと、ふんわりとした黄金色の卵が上からすべての旨味を逃がさないようにブロックしている。
その上で、卵自体から発せられる甘く濃厚な香りはルーナやグレインさんはおろか、見物客の食欲さえ強烈に刺激していく。
「ってわけで、ルーナ。どうする?」
俺はお玉を鍋の中に放り込んで息をついた。
もう鍋の中には親子丼の具は一つもない。今目の前にあるこの二皿が、この場で提供できる親子丼だ。
「た、食べてみても……いいのでしょうか?」
「……っつーか今回そのために作ったもんだからな。あと一つはグレインさんと、その奥さんの分。一つしかないけど分けて食べてもらえれば幸いですよ」
俺は一つの丼をルーナに。そしてもう一つをグレイン夫妻に手渡した。
ここで、俺は引き出しの中においてあったスプーンを四つ取り出して二つをグレイン夫妻に渡し、一つをルーナに渡した後に彼女に耳打ちをする。
そんな彼女のふるふると、ワクワクが抑えきれない獣耳に何かを伝えるというのは非常に心苦しいものがあるが……。
「とりあえず、俺も一口食ってみていいか?」
「は、はい……も、もちろんでふ……っ!」
そういえば獣人族ってのはただでさえ燃費が悪かったんだっけな。
ここまで重いキッチンを運んできてくれたルーナだ。本当は今すぐにでも食べたいのだろう。
「どうぞ、食べてみてください、グレインさん。それが、世間が毛嫌いしている紅鳥と、悪の実の最も有効な食べ方の一つです」
俺が手で食事を促すと、怪訝そうな表情をした看板娘の奥さんとグレインさんは同時にスプーンを手に取った。
龍人族に特徴的な一対の白銀の角と角張った鼻でくんくんと親子丼の香りを堪能している。
「んじゃ、いただきますっと――」
俺も味見くらいしかしてなかったからな。
一つの丼を囲んでルーナと俺が、そしてグレインさんと奥さんが一斉に紅鳥を、悪の実を、米と一緒に口の中に駆け込んだ。
すると、口の中に飛び込んでくる仄かで濃厚、そして甘みを増した卵の旨味。こきゅり、こきゅりと口の中でジューシーな肉汁をはじけ飛ばす鶏肉。そしてこれら食の素材と完璧なまでにマッチしたダシの味。最後にそれらの旨味効果を相乗させる米。
すべての旨味がかけ算されたような最高級の心地よさが俺の体全身を包んでいく!
ここに来てから、少しの時間しか経っていない。
だが、その間で俺は一年分ほどの体験をしてしまっている。
本当に獣耳少女が存在した。魔法なんて概念すら存在する。そして、日本とは圧倒的にかけ離れた食水準と食文化。
そんな異文化の中で俺は今、異世界の食材を使って日本の伝統家庭料理――親子丼を作り上げたのだ。
そのすべての思いが、口の中ではじけ、喉を通ってすとんと落ちていく。
ほどよい旨味と、温かさが俺を優しく包んでいく。
卵の甘み、肉の旨み、玉葱の食感、ダシの風味、そしてそれらが絡み合った極上の米が喉を通っていく。
「――ふはぁ」
自然と口から出た白い吐息は空中へと静かに消え去っていった。
ふと、隣を見てみると……。
「ふはぁ……ふわぁ……お、美味しいです……最高です……無敵ですッ!」
ガツガツガツガツガツガツもぐもぐもぐもぐ。
「ふわぁ……ふんぅ……」
ガツガツガツガ――。
なんか一心不乱に食っていた。
先ほどまで悪魔の実だの悪魔の肉だといっていた、あのルーナが。
もはや脇目も振らずに食っている。
「る、ルーナさーん……もう一口分けてもらえると、嬉し――」
「ふしゅーっ! ふしゅーっ!」
「……さーせん」
何この子理性すら吹っ飛んでんだけど。
野生児かよ。
スプーンで親子丼を取り寄せようとしただけで牙を剥き出された。
まぁいいや。なんか可愛いし。
ガツガツと一心不乱に親子丼を頬張り、ほっぺに米粒をつけるという古典的かわいさを見せつけつつ尻尾とふさふさの耳をふるふると振っていたルーナ。
そんな小さなケモミミ娘を眺めていると、隣ではグレインさんが少し考えた様子でその大きな口をゆっくりと開いた。
「――なぜだ」
グレインさんは、親子丼を見てつぶやいた。
「私たち龍人族は、悪の実や紅鳥を常食していた。だが、それは我々に強い免疫があってのことで人間たちにはそれは通じなかった。彼らは、悪の実を食べると腹を下し、その産みの親である紅鳥すらも口にしようとはしなかった」
苦々しいその表情からは、嬉しいような、切ないような――そんな感情さえ感じ取れた。
「なるほど……龍人族のなかでは、悪の実をこのように使うなど、考えたこともなかったな」
「……ていうかどうやって食ってたんですか、今まで」
「そのままだ」
「殻のまま!?」
衝撃の真実だ。いや、そりゃ殻と一緒に食うのはなぁ……それはなぁ……。
「なるほど、君には負けたよ」
俺が悪の実を――卵を見つめる中で、グレインさんはあたりを見回した。
すると、そこには目を輝かせてこちらを凝視する見物人の姿があった。
「な、なぁ、兄ちゃん! おんなじもん、もう少し作れないか!?」
「……はい?」
「わ、私たちもあの子が食べるのを見てたら、ちょっと食べたくなっちゃって……」
「俺にも一つくれ! 頼む! この通りだ!」
そんな人々の嘆願を受けて、「私からも、お願いできないだろうか」と。グレインさんが頭をぺこりと下げた。
……ま、こういうときくらいはいいだろうよ。
「分かりました! 今からここにいる人たち……できるだけ全員に行き渡るように手配します! ルーナ、ちょっと飯炊くの手伝ってくれ」
「ひゃいっ! へほわはひはは はへへふんへふへぼ!? けほっけほっ」
「……また食わしてやるからとりあえず置け。落ち着け……」
北方都市ルクシア、その一料理屋。
その前には今日、たくさんの人だかり。そして精力的に働く力持ちのルーナ、そして笑顔で厨房から紅鳥と悪の実を持ち運んで調理を手伝う龍人族のグレインさん、それを補佐する奥さんの姿があったのだった――。
0
あなたにおすすめの小説
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる