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ゆーくんの隠し事
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「言いたい事は色々とあるのですが、一先ずなんでいきなりゆーくん呼びなんですか」
自分とミラクルさんが数値的にも質的にもかけ離れている事に落胆しつつ、とりあえずツッコミは入れておく
「ゆーくんが僕のことミラクルさんって呼んでくれたじゃないか!だからゆーくんはもうゆーくんだよ!」
上機嫌でミラクルさんが答える
よほど嬉しかったのだろうか?笑顔が眩しい…ってか実際ほんのり輝き始めている、確かそれ山の上とかでやるんじゃなかったっけ?
まぁ喜び様を見て悪い気はしないし、もうゆーくん呼びを辞めさせるのは難しそうだ
おじさんの癖にかわいいなこん畜生
「もうそれでいいですよ、ミラクルさん。
それより私のステータスってやっぱりおかしいですよね?他の人はミラクルさんみたいな感じなんですか?」
この確認は大事だ、おそらく地球からココに来た人は全員ミラクルさんには会っているだろう
さらにその殆どのステータスを見ているはずだ、見ないはずがない!データは多い方が良い
「そうだね、変わったスキルとかはよくあるけど基本能力自体がおかしいのは初めてだよ。
変わったスキルの場合もココにあるスキルで似たスキルが大元にあって完全ではないみたい」
なるほど、ココは異世界に行く前に定義を合わせる為の場所なのだろう、新しい世界で矛盾が発生しないように
…バグだらけですけど俺大丈夫なの??
「そ、それにしてもミラクルさんのステータス凄いですね!MPとか表示出来てないじゃないですか!」
ふと湧いた不安を払拭するようにミラクルさんに話を向けると何か空気と言うか笑顔の質が変わった
「そうなんだよね、割と最初の方からそこまで行ったんだけどこれ以上増えなくてこれが限界なんだろうなーと思ってたよ、今まではね?」
あ、やらかした
猛禽類の眼光に猛獣の気配を放つ絶対的強者を前にして素直にそう思った
「ゆーくん?君には何が見えているのかな??そうだね、とりあえず表示出来てないMPとやらを聞かせてはくれないかな?」
戦闘力は53万です…とか言ってた某冷凍庫さんみたいな雰囲気を出しながらお願いをしてくるミラクルさん、53万には一歩届かず51.2万なんだけどね
「あ、新しい世界に行く時ってどうなるんスかねー!?来た時みたくパッと消えたり出来ませんかねー!?」
なりふり構わず願望も入り混じった話題逸らしを決行する
本気度からみてこの情報は漏れていないようだ
「おや、ゆーくん隠し事かね?おじさん哀しいなぁ、まぁ新しい世界に行く時は扉が現れるから消える事は(出来)無いよ?」
ーまおうからはにげられない!ー
自分とミラクルさんが数値的にも質的にもかけ離れている事に落胆しつつ、とりあえずツッコミは入れておく
「ゆーくんが僕のことミラクルさんって呼んでくれたじゃないか!だからゆーくんはもうゆーくんだよ!」
上機嫌でミラクルさんが答える
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まぁ喜び様を見て悪い気はしないし、もうゆーくん呼びを辞めさせるのは難しそうだ
おじさんの癖にかわいいなこん畜生
「もうそれでいいですよ、ミラクルさん。
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さらにその殆どのステータスを見ているはずだ、見ないはずがない!データは多い方が良い
「そうだね、変わったスキルとかはよくあるけど基本能力自体がおかしいのは初めてだよ。
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なるほど、ココは異世界に行く前に定義を合わせる為の場所なのだろう、新しい世界で矛盾が発生しないように
…バグだらけですけど俺大丈夫なの??
「そ、それにしてもミラクルさんのステータス凄いですね!MPとか表示出来てないじゃないですか!」
ふと湧いた不安を払拭するようにミラクルさんに話を向けると何か空気と言うか笑顔の質が変わった
「そうなんだよね、割と最初の方からそこまで行ったんだけどこれ以上増えなくてこれが限界なんだろうなーと思ってたよ、今まではね?」
あ、やらかした
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「ゆーくん?君には何が見えているのかな??そうだね、とりあえず表示出来てないMPとやらを聞かせてはくれないかな?」
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