VRMMOでNPCの幼女を餌付けしてお姉ちゃんプレイしてたら求婚されました!?

みみっく

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ルナの宿題と緊急クエスト

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「あのね?おねぇちゃんは寝坊助なルナを起こしに来てくれた天使さんなのっ!!」

私の天使が私を天使だと言う
…最初は今朝の話なのかと思った

けど違った

ルナとお揃いの衣装に着替え、次に移動した先はルナが現在寝泊まりしている医療棟

ルナの宿題とは、長く辛いリハビリの事だったのだ

そこで齎されたルナの…春奈と春香さんと樹さんの真実は私の予想を遥かに超えたものだった

二年前、春香さんと春奈は交通事故に遭い春香さんは帰らぬ人に
春奈は春香さんが咄嗟に庇ったものの、植物状態となってしまったのだ

しかし、樹さんは諦めなかった

医学と理学の博士号を引っ提げてアトラスワールドの製作会社であるATLASに論文やコネを総動員して身売りし、夢を見ているだけの状態の春奈にアクセスを試みたのである

その結果、アトラス・ワールドのβ版の頃には既に春奈の意識をゲーム内にて覚醒させる事に成功していた

それから何度か現実での覚醒の兆しを見せるものの、春奈は目を覚さないままサービス開始となり

私との出会いを経て、現実世界で覚醒するのだった

「おねぇちゃんと冒険するには一回起きないとダメってわかってたの、ルナとぉっても楽しみだったから起きる事ができたの!!」

私の目の前で天使ハルナが笑っている、この子本当に天界から来てたのか(納得)

「本来なら起きないでもキャラメイク出来るし、そうなると予想されていたんだけどね?僕は春奈が起きる事を確信してたから目を覚ます瞬間に立ち会う事が出来たんだ」

樹さんはその時を思い出しているのだろう、眼鏡の奥の目がうるうるしている

「それでね!?パパともお喋りしたかったけど、おねぇちゃんが待ってる!って頑張って伝えたらね?ママに会えたの!!」

ハルナったら興奮して…
超可愛いんだからもう!!

「僕は案外よくばりなもんでね?春香も諦めるつもりはなかったんだ、僕と一緒に来てくれた面々に共通の知り合いや僕の知らない春香を知っている人がいたから細かいところまでデータを打ち込んで行ったんだ」

春香さん、本当に愛されていたんだねぇ…

「そして君、燈ちゃんがキャラメイクを始めた時に春香がAIらしからぬ反応を見せ始めたんだ。僕はそこに春香の息吹を感じたよ!妻は生前ちょっとひょうきんなところもあったしね!」

樹さんの目は子供みたいにキラキラしてて
…ちょっと可愛かった

しかし二人から話を聞いている間中が発生しまくっているんだけどなんだろう?修道服の素材かな?

「私、ハルナと初めてあった時妙に納得しましたもん!あんなに優れたキャラデザをキャラメイクのみでしか見られないなんて世界の損失とさえ思いましたね」

「わかってくれるかい?」

「勿論!だからハルナと逢ったときには心の底から運営ぐっじょぶ!!って思ったもんですよ…まさか真実がこんなになってるとは夢にも思いませんでしたが」

「それでね?いっぱいママに甘えたあとにバイバイしたの!ママに会えたのもバイバイできたのもぜーんぶおねぇちゃん天使さんのおかげなの!」

ハルナは一生懸命に伝えすぎて軽く息切れを起こしていた
もう無邪気さが半端ない、天使!

「と、目の前の天使が申しております」

嬉しいのと恥ずかしいので茶化す

「僕も本気でそう思ってるよ?春奈と燈ちゃんは天使だ!」

ぅぉう、でっ!がっ!ふ、ふ、ふじこー!!

「遅いから聞き耳立ててたら何若い子口説いてんのよこの朴念仁!いいぞもっとやれ!!」

樹さんの強烈なカウンターに何も考えられなくなっていると透き通るような白い肌の…いや、もはや病的とも言える蒼白い美女が勢いよく怒鳴り込んできた

ハルナが近づいてきて私の胸の中におさまると小声で告げる

「おねぇちゃん?パパはね、女の人が眼鏡を外す時が好きなんだって!前にゴリラさんとお話してた!だからおねぇちゃん、頑張ってね!」

随分と俗に塗れたケモノですね
多分あのパンダの親じゃなかろうか?

眼鏡を外す仕草ね…
わかりますとも!ここは来るべき握手に備えて握力も鍛えるべきか!?

しかしまぁアレだね!安物はイカン!って事がわかりました

同じ素材の服を着けてるルナと一塊りになると増しましたもん

「ルナ?あのの美人さんはパパさんのお友達なのかな?」

静電気の電圧が上がっていく気がする

「パパのおささなじみ?おささななじみ?…おさしみ!って言ってた!」

凄い、天使のチカラは静電気すらかき消すんだね…

おさしみだとちょっといい気分で美味しく食べちゃうツマじゃない何かで不埒度はうなぎ登りだけどなァ!

しかも私のパパさん(予定)にベタベタガミガミと…これは一言言うしかあるまい!

「あっ!ランプちゃん!!闘技大会お疲れ様♪観てたわよー!凄かったわねー!私はここで開発をしている篠原 芽衣っていうの、仲良くして欲しいな?」

近づいた途端に先制されてしまった!
眼鏡の奥に大きな瞳とボリュームのある睫毛
ラクダ女狐だなこの人!フシャアーー!!

「ねぇ、ランプちゃんがなんか子猫みたいで超可愛いんだけど威嚇されてない?私?(小声)」

「そんなの僕にわかる筈ないじゃ無いか、でも可愛いのは認める(小声)」

なんか二人でコソコソやりおってからに!!
くそぅ!お似合いですぞぉ!!

これはもう言ってもいいよね、見た時からずっと思ってたんだ!

「メギッ…芽衣さん!!」

「はっ、はいぃぃ!!」

「こんなに…こんなにも美人なのにその格好とボサボサの髪!便所スリッパなんてもはやワザとマイナス面踏みに行ってるとしか思えませんよ!?」

「ひぃぃ!」

「私思うんです…美しい人はちゃんとした手入れを行って周りの人に美を提供する義務があると!」

「そ、それを言ったらランプちゃんだって…」

「シャラァップ!」

「イエスマム!」

「芽衣さんはなんですか!黒毛和牛の高級なお肉なのに塩も胡椒もしない『いきなりお肉』じゃないですか!」

「「「「「ぶふぉ!!www」」」」」

なんか外で聞こえるけど今はスルーだ

「ミンチにしてハンバーグとか簡単一手間でちゃんとした料理になるんだから、キチンとお手入れして下さいって事ですよ!」

仕事が忙しくてそれどころじゃ無いとかはわかるけど、アレは無いわー。私とハルナの母親になろうってんなら尚更だ、なんて事を考えてたら

「よく言ったわ!小娘!」

背後からおおよそ人生で言われると思って無かった声をかけられた。

「「「「「「ふっ副社長!」」」」」」

「お義姉さん…」

「ラクダさん!!」

振り返ると春香さんをゴージャスにした感じの美女が快活そうに笑っていた

え?ラクダこっち!?

「篠原ぁ?余裕を持って仕事出来るよう人員は増やして行ってるつもりだがなぁ…足りないのかい??」

「い、いえ!そんな事ないです!プログラマこの仕事してて定期休暇や定時帰宅出来ると思ってませんでしたから…」

「そぉかい♪安心したよ!じゃあその格好の説明もわかりやすくお願いしようかね?」

「お義姉さん、その辺でやめてあげて下さいよ…それよりいつの間に本社に戻られたんですか?今日は会合に出席した後直帰と記憶しているのですが」

パパさんったらお優しいこって!
安物の素材が肌に食い付きやがるぜぇ!

あ、芽衣さんが外の野次馬のぞき見達と合流…する前に蹴っ飛ばした
腰の入ったなかなか良い蹴りだ、服の皺をピンと伸ばして凛々しい佇まい…うむ、美女はこうでなくてはね

「我が社の救世主が来訪するとあっては逢わない訳にいかないでしょう?燈さんですよね?この度は妹と姪っ子を救ってくれてありがとう、私はここの副社長をしております 天野冬華あまのとうかと申します」

こちらを見て上品に頭をさげる
…さっき小娘とか言ってなかったっけ??

「小娘で構いませんよ?冬華さん♪」

「よし決めたこの子持ち帰る」

「だ、だめーー!!」

ルナが抱きついてテイクアウト阻止の構えだ
あぁ、地上の楽園…

「ちっ!!」

舌打ち!?いたいけな幼女にむかって大人気ねぇな!!?

「燈ちゃーん、聞いてよう!折角私が働きやすいように人員増やしたり食堂作ったりしてもね?誰も使用しやがらねぇの!忙しいからってデリバリーとかで済ませちゃうのよ?嫌んなっちゃうのも解るでしょお??」

「それはいけませんねぇ…」

冬華さんは経営者として一流なのだろう、そこに優秀な人材が集まって楽しく仕事をする結果、色々なものが蔑ろにされているように感じた

「解ってくれるわよね!?あー、やっぱアカリンだわ!北月家に入れなくても天野家ウチがあるから安心なさい!」

「いえ、私はハルナのおねぇちゃんなのです絶対に通して見せますので悪しからず」

「~~~~!最高じゃないの小娘ェ!」

あ、一周した
呼び名安定しないなーって思ってたけど思いの外すくなかったみたいだ

「さて、今回の件ですが…今日本社に居る人間って何人居るかわかりますか??」

「出勤簿と入室届見れば確実だけど…全部合わせて300名くらいかしら?とっても面白そうな顔してるんだけど企画聞かせてくれるわよね?」

冬華さんに企画とその許可を願い出るとあっさり受理された

側で聞いていたハルナもうきうきしている

ようし!

「緊急クエストですよ!」
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