14 / 76
プロローグ
温泉大好き薫子さん
しおりを挟む
夕食の後片付けをして、すぐに寝ることにした。
やっぱり睡眠時間はなるべくしっかり取ったほうがいいかなって。
まぁその前に、葉っぱで歯を磨いたり、澪と雫は体を拭いたりとするわけだけど。
夜の見張りはどうしようかと思ったけど、ちゃんと全員寝ることにした。
少し心配ではあるけど、俺は猫になったせいか気配に敏感になったから、何か気配があれば目が覚めるだろうし、俺よりも鋭そうな百段もいる。
たぶん大丈夫だろう。
何かあれば薫子さんが教えてくれるとも言っていたし。
澪と雫は横になるとすぐに眠りについたみたいだ。
やっぱり疲れてるんだなぁ。
そりゃそうだ。
普通にしてるように見えても、国に追われてるんだからストレスは相当あるだろうし。
俺は女神像を咥えてそっとその場から離れた。
『薫子さん』
『ジズー、お疲れ様でした』
『ありがとう。
まずは一日目、無事に終わりそうだよ』
『それにしても、いきなりデリシャスミートを狩るなんてねー。
私ほんとにびっくりしたよ』
『あれはねー、典型的なビギナーズラックだろうね。
あ、そうだ。
気になったんだけどさ、俺って魔法使えるの?』
『ガイアの生き物は基本的にみんな魔力を持ってるから、簡単な魔法なら誰でも使えるようにはなるよ。
どしたの?魔法使いたくなったの?』
『澪と雫が地球に帰ったあとのこと考えたらさ、使えないとまずいかなーって。
火くらい起こせないと食事面ですごく不便というか大変というか』
『なるほど、確かにそうだね。
それなら澪と雫に教わったらいいんじゃない?
二人とも地球からガイアに来て魔法を使えるようになってるだし、一番参考になると思うよ』
『そっか、じゃあそうしようかな』
『まぁ、私は世界樹周辺なら降りれるから、二人を地球に送ったあとそこで教えることもできるから。
焦らずのんびりやるといいよー』
『あー、それもアリか。
薫子さんは世界樹周辺だけしか降りてこれないの?』
『だけってわけじゃないんだけどね。
神木で作った私の像の周辺にも降りれるんだけど、ガイアに数箇所しかないかなー』
『へぇー、どこにあるの?』
『……。
全部温泉地です……』
『えっと、えっ?
何か特別な用事とか緊急時とか、そういうんじゃなくて温泉に入るために神木の像を置いてるの?』
『温泉に入ってはいけないなんて決まりないし、別に問題ないし!
てか温泉があるのに入らないとか、意味がわからないし!』
『あ、はいすいません。
え、てかもしかして毎日温泉入ってるとか?』
『毎日っていう概念が私のいる場所とガイア、ひいては地球と違うかもしれないし。
まずはそこから議論して頂いて……』
『あ、もういいです。
まさか毎日ガイアに降りてるとは思わなかったなー』
『私が管理してる星ですしー。
私が自由に使うのは当然ですしー』
『はいはい、ちなみに温泉ってどこにあるの?
ニーゲン王国にもある?』
『え、なに覗きに来るの?
そんなこと宣言されても……』
『ちがうし!
単純に入りたいだけだし!』
『そんなに照れなくてもいいのに。
ニーゲン王国に一箇所あるかな。
王国南部の森の中。
まー、温泉の近くにジズーたちが来たら教えるよ』
『おー、ありがとう。
温泉楽しみだなぁ。
前世でも入ったことないんだよねー』
『そうなの?
じゃあぜひ入ってもらわないとね!』
それからもうしばらく雑談をしていたらあくびが出た。
『さすがに眠くなっちゃった。
今日はもう寝ようかな』
『あ、ごめん話しすぎちゃったね』
『ううん、気にしないで。
俺が話したかっただけだから』
『そっか、ありがと。(だからそういうことをさらっと言わないでよと……)
それじゃ、おやすみなさい』
『うん、おやすみー」
俺もなんだかんだで気疲れしてたのかもしれないなぁ。
みんなの所に戻って横になると、あっという間に眠りについた。
翌朝、日の出とともに目が覚めた。
百段たちはすでに起きていた。
「おはよう百段、桜、椿」
「ヒヒーン。(あぁ、遅いからそろそろ起こそうかと思っていたぞ)」
「「ヒヒーン。(おはようですわ)」」
「百段たちは朝が早いんだなぁ」
少ししたら澪と雫も起きてきて、昨日のように軽く果物を食べて出発した。
そして王都を出て三日目のお昼前、前方に街が見えてきた。
「おー、街が見えてきた」
「結構早く街に着いたなー。
桜たちのおかげだね。
そう言って桜の首を撫でる。
「そうだね~。
ありがと~椿ちゃ~ん!」
雫も椿を撫でる。
「百段もありがとね」
「ヒヒーン。(俺が望んだことだ、気にするな)」
「とりあえず……、街には行くんだよね?」
「うん、買いたい物あるからね」
「どうやって入るの?夜まで待ってこっそり入る?」
「うーん、ひとまず普通に入ってみようよ。
夜こっそり入っても指名手配が出てたら日中に買い物なんてできないしね。
どうせ指名手配が出てるとしたら、入り口でわかったほうが逃げやすいんじゃないかな」
「なるほど、そうだね。
百段たちがいるからその場合入り口のほうがいいか」
「私たちはこの服で門番の人には魔女と聖女だってバレると思うんだ~。
だから今回は緊急の任務で来たってことにしようよ~」
「おっけー」
「あ、俺はどうしよう……。
ここだと俺ってモンスター扱いなんだよね?」
「あー……、そっか。
じゃあ私の従魔ってことにしよう!
魔女といえば黒猫だしね!」
「それいいね~!
ジズーちゃんがしゃべらなくなったら澪ちゃんの魔力が弱くなってたりするんだよね!」
「借り物の能力だけど、ガイアにいる間はなくなると困るなー。
宅急便の子もすっごく苦労してたじゃん。
ジズー、しゃべれなくなっても気合でしゃべってよ?」
「言ってることがめちゃくちゃだ!
でも従魔ってことにするのはアリだね。
そうしよう」
しばらく歩いて街の入口に来た。
街に入るための列ができているので並ぶ。
するとなんだか周りから視線が集まってるような気がする。
ちょっとざわつき出したし、なんだろう?
「うーん、やっぱ黒髪は目立つなー」
「え?どういうこ――あ、そうか。
この国って黒髪は基本いないんだっけ」
「そうなんだよね~。
もうこの視線には慣れたけどね~」
「街に入れたら、明日一日使って髪を染めようか。
けっこう髪が痛むみたいだけど、この際しょうがないかな」
「う~ん……、そうだね。
ここは我慢だ~!」
「え、髪とか染めれるの?」
「さすがに日本のように手軽ではないけどね、一応ガイアにも脱色とか染色ってのはあるんだよ。
かなり時間かかるんだよ」
「へぇー、地球でも案外かなり昔から髪を染めたりとかあったのかな?」
「どうだろね~。
でもあったとしても不思議じゃないね~。
ガイアの脱色染色って別に魔法を使わなくてもできるからね~」
「はー、そうなんだ。
人はいつの時代もおしゃれに気をつかってたんだなぁ」
おしゃれを楽しむのはいいことだ。
俺は猫だけど、そのへん意識して生きていきたいなぁ。
前世はおしゃれどころじゃなかったし。
しっぽにアクセサリーのようなものつけるとか、手(前足)に腕輪みたいなのをつけるとか……。
変かな?
まぁ、やってみないとわかんないよな。
「魔女様!聖女様!」
おしゃれについていろいろ考えて並んでいたら前方から声がした。
「門番から魔女様と聖女様がいると聞いて来ました。
私はこの街の騎士団長のマッサルといいます。
本日はどのようなご用件でいらしたのですか?」
「団長さんでしたか、お勤めご苦労さまです。
私たちは任務で王国南部に行く途中です。
この街には二~三日滞在して出発しようと思ってます」
雫が聖女モードで対応している。
普段の雫を知ってると違和感でしかない。
「さようでございましたか。
お泊りはどちらに?」
「いろいろとやることもあるので、適当に宿でもとろうと思っています」
「かしこまりました。
もしなにかありましたらいつでもお声がけ下さい」
「ありがとうございます」
そしてそのまま門を通してくれた。
さすが魔女様聖女様、並ばずに入れるのね。
街の中に引き入れて捕らえるとかそういう作戦で演技している可能性もなくはないんだろうけど、この様子ならまだ指名手配とかは出てなさそうかな?
なにはともあれ、俺たちは無事に街に入ることができたのだった。
やっぱり睡眠時間はなるべくしっかり取ったほうがいいかなって。
まぁその前に、葉っぱで歯を磨いたり、澪と雫は体を拭いたりとするわけだけど。
夜の見張りはどうしようかと思ったけど、ちゃんと全員寝ることにした。
少し心配ではあるけど、俺は猫になったせいか気配に敏感になったから、何か気配があれば目が覚めるだろうし、俺よりも鋭そうな百段もいる。
たぶん大丈夫だろう。
何かあれば薫子さんが教えてくれるとも言っていたし。
澪と雫は横になるとすぐに眠りについたみたいだ。
やっぱり疲れてるんだなぁ。
そりゃそうだ。
普通にしてるように見えても、国に追われてるんだからストレスは相当あるだろうし。
俺は女神像を咥えてそっとその場から離れた。
『薫子さん』
『ジズー、お疲れ様でした』
『ありがとう。
まずは一日目、無事に終わりそうだよ』
『それにしても、いきなりデリシャスミートを狩るなんてねー。
私ほんとにびっくりしたよ』
『あれはねー、典型的なビギナーズラックだろうね。
あ、そうだ。
気になったんだけどさ、俺って魔法使えるの?』
『ガイアの生き物は基本的にみんな魔力を持ってるから、簡単な魔法なら誰でも使えるようにはなるよ。
どしたの?魔法使いたくなったの?』
『澪と雫が地球に帰ったあとのこと考えたらさ、使えないとまずいかなーって。
火くらい起こせないと食事面ですごく不便というか大変というか』
『なるほど、確かにそうだね。
それなら澪と雫に教わったらいいんじゃない?
二人とも地球からガイアに来て魔法を使えるようになってるだし、一番参考になると思うよ』
『そっか、じゃあそうしようかな』
『まぁ、私は世界樹周辺なら降りれるから、二人を地球に送ったあとそこで教えることもできるから。
焦らずのんびりやるといいよー』
『あー、それもアリか。
薫子さんは世界樹周辺だけしか降りてこれないの?』
『だけってわけじゃないんだけどね。
神木で作った私の像の周辺にも降りれるんだけど、ガイアに数箇所しかないかなー』
『へぇー、どこにあるの?』
『……。
全部温泉地です……』
『えっと、えっ?
何か特別な用事とか緊急時とか、そういうんじゃなくて温泉に入るために神木の像を置いてるの?』
『温泉に入ってはいけないなんて決まりないし、別に問題ないし!
てか温泉があるのに入らないとか、意味がわからないし!』
『あ、はいすいません。
え、てかもしかして毎日温泉入ってるとか?』
『毎日っていう概念が私のいる場所とガイア、ひいては地球と違うかもしれないし。
まずはそこから議論して頂いて……』
『あ、もういいです。
まさか毎日ガイアに降りてるとは思わなかったなー』
『私が管理してる星ですしー。
私が自由に使うのは当然ですしー』
『はいはい、ちなみに温泉ってどこにあるの?
ニーゲン王国にもある?』
『え、なに覗きに来るの?
そんなこと宣言されても……』
『ちがうし!
単純に入りたいだけだし!』
『そんなに照れなくてもいいのに。
ニーゲン王国に一箇所あるかな。
王国南部の森の中。
まー、温泉の近くにジズーたちが来たら教えるよ』
『おー、ありがとう。
温泉楽しみだなぁ。
前世でも入ったことないんだよねー』
『そうなの?
じゃあぜひ入ってもらわないとね!』
それからもうしばらく雑談をしていたらあくびが出た。
『さすがに眠くなっちゃった。
今日はもう寝ようかな』
『あ、ごめん話しすぎちゃったね』
『ううん、気にしないで。
俺が話したかっただけだから』
『そっか、ありがと。(だからそういうことをさらっと言わないでよと……)
それじゃ、おやすみなさい』
『うん、おやすみー」
俺もなんだかんだで気疲れしてたのかもしれないなぁ。
みんなの所に戻って横になると、あっという間に眠りについた。
翌朝、日の出とともに目が覚めた。
百段たちはすでに起きていた。
「おはよう百段、桜、椿」
「ヒヒーン。(あぁ、遅いからそろそろ起こそうかと思っていたぞ)」
「「ヒヒーン。(おはようですわ)」」
「百段たちは朝が早いんだなぁ」
少ししたら澪と雫も起きてきて、昨日のように軽く果物を食べて出発した。
そして王都を出て三日目のお昼前、前方に街が見えてきた。
「おー、街が見えてきた」
「結構早く街に着いたなー。
桜たちのおかげだね。
そう言って桜の首を撫でる。
「そうだね~。
ありがと~椿ちゃ~ん!」
雫も椿を撫でる。
「百段もありがとね」
「ヒヒーン。(俺が望んだことだ、気にするな)」
「とりあえず……、街には行くんだよね?」
「うん、買いたい物あるからね」
「どうやって入るの?夜まで待ってこっそり入る?」
「うーん、ひとまず普通に入ってみようよ。
夜こっそり入っても指名手配が出てたら日中に買い物なんてできないしね。
どうせ指名手配が出てるとしたら、入り口でわかったほうが逃げやすいんじゃないかな」
「なるほど、そうだね。
百段たちがいるからその場合入り口のほうがいいか」
「私たちはこの服で門番の人には魔女と聖女だってバレると思うんだ~。
だから今回は緊急の任務で来たってことにしようよ~」
「おっけー」
「あ、俺はどうしよう……。
ここだと俺ってモンスター扱いなんだよね?」
「あー……、そっか。
じゃあ私の従魔ってことにしよう!
魔女といえば黒猫だしね!」
「それいいね~!
ジズーちゃんがしゃべらなくなったら澪ちゃんの魔力が弱くなってたりするんだよね!」
「借り物の能力だけど、ガイアにいる間はなくなると困るなー。
宅急便の子もすっごく苦労してたじゃん。
ジズー、しゃべれなくなっても気合でしゃべってよ?」
「言ってることがめちゃくちゃだ!
でも従魔ってことにするのはアリだね。
そうしよう」
しばらく歩いて街の入口に来た。
街に入るための列ができているので並ぶ。
するとなんだか周りから視線が集まってるような気がする。
ちょっとざわつき出したし、なんだろう?
「うーん、やっぱ黒髪は目立つなー」
「え?どういうこ――あ、そうか。
この国って黒髪は基本いないんだっけ」
「そうなんだよね~。
もうこの視線には慣れたけどね~」
「街に入れたら、明日一日使って髪を染めようか。
けっこう髪が痛むみたいだけど、この際しょうがないかな」
「う~ん……、そうだね。
ここは我慢だ~!」
「え、髪とか染めれるの?」
「さすがに日本のように手軽ではないけどね、一応ガイアにも脱色とか染色ってのはあるんだよ。
かなり時間かかるんだよ」
「へぇー、地球でも案外かなり昔から髪を染めたりとかあったのかな?」
「どうだろね~。
でもあったとしても不思議じゃないね~。
ガイアの脱色染色って別に魔法を使わなくてもできるからね~」
「はー、そうなんだ。
人はいつの時代もおしゃれに気をつかってたんだなぁ」
おしゃれを楽しむのはいいことだ。
俺は猫だけど、そのへん意識して生きていきたいなぁ。
前世はおしゃれどころじゃなかったし。
しっぽにアクセサリーのようなものつけるとか、手(前足)に腕輪みたいなのをつけるとか……。
変かな?
まぁ、やってみないとわかんないよな。
「魔女様!聖女様!」
おしゃれについていろいろ考えて並んでいたら前方から声がした。
「門番から魔女様と聖女様がいると聞いて来ました。
私はこの街の騎士団長のマッサルといいます。
本日はどのようなご用件でいらしたのですか?」
「団長さんでしたか、お勤めご苦労さまです。
私たちは任務で王国南部に行く途中です。
この街には二~三日滞在して出発しようと思ってます」
雫が聖女モードで対応している。
普段の雫を知ってると違和感でしかない。
「さようでございましたか。
お泊りはどちらに?」
「いろいろとやることもあるので、適当に宿でもとろうと思っています」
「かしこまりました。
もしなにかありましたらいつでもお声がけ下さい」
「ありがとうございます」
そしてそのまま門を通してくれた。
さすが魔女様聖女様、並ばずに入れるのね。
街の中に引き入れて捕らえるとかそういう作戦で演技している可能性もなくはないんだろうけど、この様子ならまだ指名手配とかは出てなさそうかな?
なにはともあれ、俺たちは無事に街に入ることができたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
身寄りのない少女を引き取ったら有能すぎて困る(困らない)
長根 志遥
ファンタジー
命令を受けて自らを暗殺に来た、身寄りのない不思議な少女エミリスを引き取ることにした伯爵家四男のアティアス。
彼女は彼と旅に出るため魔法の練習を始めると、才能を一気に開花させる。
他人と違う容姿と、底なしの胃袋、そして絶大な魔力。メイドだった彼女は家事も万能。
超有能物件に見えて、実は時々へっぽこな彼女は、様々な事件に巻き込まれつつも彼の役に立とうと奮闘する。
そして、伯爵家領地を巡る争いの果てに、彼女は自分が何者なのかを知る――。
◆
「……って、そんなに堅苦しく書いても誰も読んでくれませんよ? アティアス様ー」
「あらすじってそういうもんだろ?」
「ダメです! ここはもっとシンプルに書かないと本編を読んでくれません!」
「じゃあ、エミーならどんな感じで書くんだ?」
「……そうですねぇ。これはアティアス様が私とイチャイチャしながら、事件を強引に力で解決していくってお話ですよ、みなさん」
「ストレートすぎだろ、それ……」
「分かりやすくていいじゃないですかー。不幸な生い立ちの私が幸せになるところを、是非是非読んでみてくださいね(はーと)」
◆HOTランキング最高2位、お気に入り1400↑ ありがとうございます!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る
六志麻あさ
ファンタジー
とある出来事をきっかけに仲間から戦力外通告を突きつけられ、パーティを追放された冒険者カイル。
だが、以前に善行を施した神様から『万物創生』のスキルをもらい、人生が一変する。
それは、便利な家具から大規模な土木工事、果てはモンスター退治用のチート武器までなんでも作ることができるスキルだった。
世界から見捨てられた『呪われた村』にたどり着いたカイルは、スキルを使って、美味しい料理や便利な道具、インフラ整備からモンスター撃退などを次々とこなす。
快適な楽園となっていく村で、カイルのスローライフが幕を開ける──。
●表紙画像は、ツギクル様のイラストプレゼント企画で阿倍野ちゃこ先生が描いてくださったヒロインのノエルです。大きな画像は1章4「呪われた村1」の末尾に載せてあります。(c)Tugikuru Corp. ※転載等はご遠慮ください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる