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第四章 海産物を求めて
アスモはこれでも魔神です
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パチッ!
唐突に目が覚めた。
窓の外を見ると、もうすぐ日が昇るかなという空の色だった。
かなり早く目が覚めちゃったな。
昨日の興奮がまだ残ってるような感覚。
そっかー、赤ちゃんかー。
すごいなー。
俺もいつかは子供ほしいなって思うけど、意識が人間のままだから猫相手にいたす気にはとてもなれない。
いずれはその境地に達する時が来るんだろうか?
恐ろしい……。
それ以前にガイアに猫はいないけど。
前世もだったけど、今生も子供には縁がなさそうだなぁ。
あ、でも養子っていう手もあるか。
いや、でも猫の養子になるような人なんていないよなぁ。
いやいや、獣人の子ならワンチャンあるかも?
って、何考えてんだか。
ミッシェルの妊娠にめっちゃ影響されてるなぁ。
子供を引き取るなんてとても責任重大なことだ。
軽々しくしていいとは思えない。
親になる覚悟も必要だし。
いや、だから何考えてんだと……。
どっちにしても、今は満足いく生活を確立させなきゃ話にならない。
今の世界樹での暮らしは、なんだかんだでまだまだ課題がたくさんある。
それなのに今まで放置してたのは、サッカー大会なんて勢いで開いたせいだ。
いや、大会をしたことは全然後悔してないけど、ちょっと順番を間違えてるなって思った。
反省。
とりあえず散歩でもして落ち着こう。
俺は頭を冷やすために窓から外に出た。
セーフティエリアを軽くブラブラして、日が昇ってきたら家に戻った。
少しは落ち着いた気がする。
家に戻ると、ちょうど澪たちが起きてきた。
さて、今日も一日がんばっていこう!
みんな揃っての朝食の時間、俺はふと気になったので聞いてみた。
「ねえ、ミッシェル。
妊娠したことをご両親には知らせたの?」
子供ができたのに連絡もしなかったら、地球だとトラブルになることもある。
こっちでの常識はわからないけど、孫ができたら普通は会いたいだろうし可愛がりたいだろうって思う。
「いえ、まだです。
手紙を書いたので出したいのですが、最寄りのドワーフ国の街まで連れて行ってもらえませんか?」
「そっか、手紙か。
なるほど。
わかった、あとで百段たちにお願いしてみるよ」
「あいつら連れて行ってくれるし?
桜と椿は、ジズーと澪と雫しか認めてないような感じだし、百段にいたってはジズーしか認めてないっしょ?」
「え、そんなことないでしょ?
今までも俺たち以外も乗せたことなかったっけ?」
あれ、どうだったっけ?
覚えてないや。
「でも、ちょっと森の外に行きたいって時なんかにお願いはしにくいわよね。
三人しか認めてないってのはわたくしでもわかるわよ」
「それもあるが、そもそもペガサスに気軽にお願いなんて畏れ多くてできんじゃろ」
「ですよね!
伝説のペガサスに、ちょっとそこまで乗せてって?なんて言えないですよね!」
「普通だったら、ペガサスなんて一生お目にかかれないですからね。
俺は初めて百段さんたちを見た時感動しましたよ」
パレオ、アレッサンドラ、アルフレート、ミッシェルの一般種族組にとっては、百段たちはそういう存在だったのか。
まぁ、百段なんかは気高い感じはするなぁ。
そういえばペガサスの数は少ないって百段が言っていたような気がしないでもない。
「誤解のないよう最初に言っておくがのぉ、妾はここでの暮らしに何の不満もない。
ただ、森の外に用がある時は非常に不便ではあるのぉ」
「そうよねー。
穏やかな暮らしだから忘れそうになるけど、ここって龍の巣なのよねー」
「少し前まではサッカーの練習をしにケモッセオに毎日行っておったから気にならんかったが、森の外に行こうと思ったら誰かに連れて行ってもらわないと一人じゃ無理じゃからのぉ」
そういえばそうだった。
俺もその点については早めになんとかする必要があるって思ってたんだけど、サッカー大会のせいですっかり忘れてたよ……。
「ごめん、それすごく大事なことだよね。
すっかり忘れてたよ……」
パレオとアレッサンドラに関してはともかく、アルフレートとミッシェルは俺たちがお願いしてここに来てもらったんだ。
できるだけ不便のないようにしなきゃいけないな。
「いえいえ、外に用事なんて基本的にありませんので。
工房だって黒猫商会の専属ですからね、外に仕事をもらいに行く必要もありません。
実際、ここに来てから外に用事ができたのは、今回が初めてなんですから」
「そっか。
でもまぁ、安全に森の外に出る方法はどっちにしても必要だよね」
「そうだね~。
サッカー大会も終わったし、そろそろ本格的に生活の問題点を解決していかないとだね~」
まぁ、俺たちに今後の予定なんて何もないし、できることからコツコツとやってくしかないかな。
「おかわりっ!」
話も落ち着いたところでバハムルがおかわりを所望した。
「いいねー、その圧倒的な無関心!」
「みんなの話は難しくてよくわからないのだ!」
そう言っておかわりを受け取り、モリモリと食べる。
ちなみに今ので五回目のおかわりだ。
こんなに小さなバハムルだけど、本当によく食べる。
さすがはドラゴンだ。
ドラゴン……。
そうか、ドラゴンだ。
ここは地球ではない、ドラゴンや天使などがいるファンタジーな世界だ。
科学が発達してない代わりに魔法がある世界。
魔法で遠くに安全に移動とかできないだろうか?
例えば転移の魔法とか。
転移の魔法って魔法具にできないかな?
ゲートというか扉型の物で、ドアを開けたら別の場所みたいな。
「ねえパレオ。
転移の魔法って魔法具にできないかな?」
「まぁ、誰もが一度は考えることだと思うわよ。
でもガイアには転移の魔法具はないの」
「作るのは無理ってこと?」
「魔法具ってのはね、魔法の仕組みを解析しなきゃいけないの。
でも、転移なんて使える人がいないから仕組みを調べられないの。
記録には、転移が使えたのは五百年前に魔族の国にいた魔神しかいなかったみたいよ」
「へぇー、そんなにレアな魔法なんだね。
その魔神、まだ生きて……って」
んんん?
そういえばうちにも魔神がいたっけ……。
「もぐもぐ……。
それってオレのことか?」
アスモが、大好きな卵焼きを頬張りながら聞いてきた。
一口で卵焼き五つ詰め込むなんてやりすぎだよアスモ。
「ってバカッ!
そういえばアスモって魔神じゃん!
ていうか転移使えるじゃん!」
なんですぐに気づかなかったんだろう!
俺ってマジでバカなのか!?
「そ、そういえばアスモ様は魔神だったわね……。
家でゴロゴロしてる姿ばかり見てるせいか、すっかり魔神だというのを忘れてたわ……」
魔族のパレオですら忘れてたなんてよっぽどだ。
この家で暮らすようになって、アスモからすっかり威厳がなくなってしまっている。
「使い手がいれば仕組みを調べられるんだよね?」
「ええ、でも仕組みを解明できるとは限らないわよ?」
「それはもちろんわかってる。
じゃあ正式に仕事として依頼したいんだけど、いいかな?」
「いいわよ、私としてもやりがいのある仕事だわ。
もし転移の魔法を解析できたら、私は歴史に名を残すことになる!」
おお、やる気に満ち溢れている。
頼もしい。
「じゃあアスモ、悪いんだけどパレオの仕事に付き合ってもらっていいかな?」
これがうまくいったら海産物の輸送問題も解決するよね!
テンション上がってきたー!
「ん?嫌だけど?」
「えっ!?」
テンションが上がって俺はすっかり忘れていた、
アスモの面倒くさがりははんぱじゃなかったと。
唐突に目が覚めた。
窓の外を見ると、もうすぐ日が昇るかなという空の色だった。
かなり早く目が覚めちゃったな。
昨日の興奮がまだ残ってるような感覚。
そっかー、赤ちゃんかー。
すごいなー。
俺もいつかは子供ほしいなって思うけど、意識が人間のままだから猫相手にいたす気にはとてもなれない。
いずれはその境地に達する時が来るんだろうか?
恐ろしい……。
それ以前にガイアに猫はいないけど。
前世もだったけど、今生も子供には縁がなさそうだなぁ。
あ、でも養子っていう手もあるか。
いや、でも猫の養子になるような人なんていないよなぁ。
いやいや、獣人の子ならワンチャンあるかも?
って、何考えてんだか。
ミッシェルの妊娠にめっちゃ影響されてるなぁ。
子供を引き取るなんてとても責任重大なことだ。
軽々しくしていいとは思えない。
親になる覚悟も必要だし。
いや、だから何考えてんだと……。
どっちにしても、今は満足いく生活を確立させなきゃ話にならない。
今の世界樹での暮らしは、なんだかんだでまだまだ課題がたくさんある。
それなのに今まで放置してたのは、サッカー大会なんて勢いで開いたせいだ。
いや、大会をしたことは全然後悔してないけど、ちょっと順番を間違えてるなって思った。
反省。
とりあえず散歩でもして落ち着こう。
俺は頭を冷やすために窓から外に出た。
セーフティエリアを軽くブラブラして、日が昇ってきたら家に戻った。
少しは落ち着いた気がする。
家に戻ると、ちょうど澪たちが起きてきた。
さて、今日も一日がんばっていこう!
みんな揃っての朝食の時間、俺はふと気になったので聞いてみた。
「ねえ、ミッシェル。
妊娠したことをご両親には知らせたの?」
子供ができたのに連絡もしなかったら、地球だとトラブルになることもある。
こっちでの常識はわからないけど、孫ができたら普通は会いたいだろうし可愛がりたいだろうって思う。
「いえ、まだです。
手紙を書いたので出したいのですが、最寄りのドワーフ国の街まで連れて行ってもらえませんか?」
「そっか、手紙か。
なるほど。
わかった、あとで百段たちにお願いしてみるよ」
「あいつら連れて行ってくれるし?
桜と椿は、ジズーと澪と雫しか認めてないような感じだし、百段にいたってはジズーしか認めてないっしょ?」
「え、そんなことないでしょ?
今までも俺たち以外も乗せたことなかったっけ?」
あれ、どうだったっけ?
覚えてないや。
「でも、ちょっと森の外に行きたいって時なんかにお願いはしにくいわよね。
三人しか認めてないってのはわたくしでもわかるわよ」
「それもあるが、そもそもペガサスに気軽にお願いなんて畏れ多くてできんじゃろ」
「ですよね!
伝説のペガサスに、ちょっとそこまで乗せてって?なんて言えないですよね!」
「普通だったら、ペガサスなんて一生お目にかかれないですからね。
俺は初めて百段さんたちを見た時感動しましたよ」
パレオ、アレッサンドラ、アルフレート、ミッシェルの一般種族組にとっては、百段たちはそういう存在だったのか。
まぁ、百段なんかは気高い感じはするなぁ。
そういえばペガサスの数は少ないって百段が言っていたような気がしないでもない。
「誤解のないよう最初に言っておくがのぉ、妾はここでの暮らしに何の不満もない。
ただ、森の外に用がある時は非常に不便ではあるのぉ」
「そうよねー。
穏やかな暮らしだから忘れそうになるけど、ここって龍の巣なのよねー」
「少し前まではサッカーの練習をしにケモッセオに毎日行っておったから気にならんかったが、森の外に行こうと思ったら誰かに連れて行ってもらわないと一人じゃ無理じゃからのぉ」
そういえばそうだった。
俺もその点については早めになんとかする必要があるって思ってたんだけど、サッカー大会のせいですっかり忘れてたよ……。
「ごめん、それすごく大事なことだよね。
すっかり忘れてたよ……」
パレオとアレッサンドラに関してはともかく、アルフレートとミッシェルは俺たちがお願いしてここに来てもらったんだ。
できるだけ不便のないようにしなきゃいけないな。
「いえいえ、外に用事なんて基本的にありませんので。
工房だって黒猫商会の専属ですからね、外に仕事をもらいに行く必要もありません。
実際、ここに来てから外に用事ができたのは、今回が初めてなんですから」
「そっか。
でもまぁ、安全に森の外に出る方法はどっちにしても必要だよね」
「そうだね~。
サッカー大会も終わったし、そろそろ本格的に生活の問題点を解決していかないとだね~」
まぁ、俺たちに今後の予定なんて何もないし、できることからコツコツとやってくしかないかな。
「おかわりっ!」
話も落ち着いたところでバハムルがおかわりを所望した。
「いいねー、その圧倒的な無関心!」
「みんなの話は難しくてよくわからないのだ!」
そう言っておかわりを受け取り、モリモリと食べる。
ちなみに今ので五回目のおかわりだ。
こんなに小さなバハムルだけど、本当によく食べる。
さすがはドラゴンだ。
ドラゴン……。
そうか、ドラゴンだ。
ここは地球ではない、ドラゴンや天使などがいるファンタジーな世界だ。
科学が発達してない代わりに魔法がある世界。
魔法で遠くに安全に移動とかできないだろうか?
例えば転移の魔法とか。
転移の魔法って魔法具にできないかな?
ゲートというか扉型の物で、ドアを開けたら別の場所みたいな。
「ねえパレオ。
転移の魔法って魔法具にできないかな?」
「まぁ、誰もが一度は考えることだと思うわよ。
でもガイアには転移の魔法具はないの」
「作るのは無理ってこと?」
「魔法具ってのはね、魔法の仕組みを解析しなきゃいけないの。
でも、転移なんて使える人がいないから仕組みを調べられないの。
記録には、転移が使えたのは五百年前に魔族の国にいた魔神しかいなかったみたいよ」
「へぇー、そんなにレアな魔法なんだね。
その魔神、まだ生きて……って」
んんん?
そういえばうちにも魔神がいたっけ……。
「もぐもぐ……。
それってオレのことか?」
アスモが、大好きな卵焼きを頬張りながら聞いてきた。
一口で卵焼き五つ詰め込むなんてやりすぎだよアスモ。
「ってバカッ!
そういえばアスモって魔神じゃん!
ていうか転移使えるじゃん!」
なんですぐに気づかなかったんだろう!
俺ってマジでバカなのか!?
「そ、そういえばアスモ様は魔神だったわね……。
家でゴロゴロしてる姿ばかり見てるせいか、すっかり魔神だというのを忘れてたわ……」
魔族のパレオですら忘れてたなんてよっぽどだ。
この家で暮らすようになって、アスモからすっかり威厳がなくなってしまっている。
「使い手がいれば仕組みを調べられるんだよね?」
「ええ、でも仕組みを解明できるとは限らないわよ?」
「それはもちろんわかってる。
じゃあ正式に仕事として依頼したいんだけど、いいかな?」
「いいわよ、私としてもやりがいのある仕事だわ。
もし転移の魔法を解析できたら、私は歴史に名を残すことになる!」
おお、やる気に満ち溢れている。
頼もしい。
「じゃあアスモ、悪いんだけどパレオの仕事に付き合ってもらっていいかな?」
これがうまくいったら海産物の輸送問題も解決するよね!
テンション上がってきたー!
「ん?嫌だけど?」
「えっ!?」
テンションが上がって俺はすっかり忘れていた、
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