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キッド
悪役令嬢曰く、本を読むとモテるらしい(2)
しおりを挟む片付け途中の書類の邪魔にならないようにカップを置く。湯気が揺れる紅茶はとても美味しそうだ。だがその前に堪能したい。せっかく相手から巣にやってきたのだから、今彼女を捕らえず、いつどこで捕えるというのか。
キスをする。唇を合わせる。しかし、自分は巣を張る側で、囚われ側ではない。だからクレアは——息を荒くし、ベッドに座り込んだテリーから離れた。
「ダーリンが来てくれて嬉しいけれど、今は大事な仕事中なの。ごめんね」
きょとんとするテリーの額にキスをして、机に向かう。さあ、書類仕事の再開だ~!
「クレア」
「ん?」
「これを見なさい」
振り返ると、そこには本を開くテリーの姿。……うん。
「なんだ?」
「頭良さそうでしょ?」
「ダーリン……とうとう自分の頭の悪さを自覚したのね!?」
「うるせえ! お黙り! あなたと比べたら確かに頭は劣るけど……ってそうじゃなくて!!」
「あん?」
「ごらんなさい!」
テリーが本のページを開いた。……うん。
「ダーリン。貴様はさっきから何をしているんだ? あたくし、さっぱり意味がわからないの」
「そうよ。恋も愛も意味がわからないのよ。だから人は恋愛に堕ちていくのよ」
「また意味のわからない大人の番組を見て影響されたな? ダーリンはすぐ情報に翻弄されるから」
「翻弄じゃない! 観察結果! 研究結果だから!」
「研究結果だと? 本を持ってる姿をあたくしに見せつけて何をしたいというのだ?」
「クレア」
テリーが——にやりと笑った。
「本を読む女はね——モテるのよ」
——クレアは思った。——ああ、あたくしのダーリンは——本当に——とんだバカで——愛おしい。
「ほら、見惚れていいわよ。あたしが本を読む姿。どうだ。可愛いでしょ。おしとやかに座って、今にも抱きしめたくなるでしょ? 浮気してる暇なんかないわよ」
(ああ、ああ、ダーリン。嬉しいわ。あたくしが仕掛けた罠を、きちんと回収してくれて)
「あたしがのこのこやってきたと思ってるんでしょうけどね、クレア、あたしはね、優しいから大人しくしてるけど、これでも結構怒ってるのよ」
(ルビィには甘いし、ソフィアにはいつ手を出されてもおかしくないのに警戒心ゼロ。メニーに関してはより厄介。別に嫌いじゃないよ? あたくしはメニーが大好きだ。大好きな妹分だ。だけどね、メニー、どうかしら? 人の恋人に、魔力の匂いを残すというのは。簡単に消えてくれないではないか)
「前回のデートのこと、あたしはまだ許してないわよ」
(嫉妬させてるのは貴様じゃないか)
「ナンパ男に色目使いやがって」
(あたくしが我儘で傲慢で横暴で、欲しいと思ったものは全て手に入れないと気が済まないことを、貴様はよく知っているではないか。テリー・ベックス)
「そっちがその気ならこっちにも考えがあるわよ。ほら、クレア、あたしが本を読んだら、男たちがこぞってあたしに愛を囁きだすわよ。恋の詩を奏でだすわよ。おら、どうすんのよ」
「ダーリン、本を読むふりをしたところで、自分がモテると思ってるの? ははっ」
「空笑うな! モテるし!! メニーがモテてたもん! あたし見てたもん!! モテるんだもん!! モッテモテの、モテ子ちゃんだから! これからはあたしのことを、マドンナモテ子のテリーちゃんと呼ぶのね!」
「もぉー」
全く急ぎじゃない仕事の書類を放って、ベッドへ移動する。テリーが動かず、離れず——構ってという目で見つめてくるから。
「ほら、ダーリン、見てて」
テリーの顎を優しく掴み、さっきの続き。腰を掴み、唇を合わせる。リップ音が鳴った。舌が動く音が鳴った。相手が唇を拙く合わせてきた。ああ、やっぱり、
「下手くそ」
「……笑わないで」
「ああ、すまない。ついな、つい」
「ついで愛しい恋人を笑うの? じゃああたしも、慣れないことで戸惑ってるハニーを笑い飛ばしていいわけ?」
「そう怒るな」
「された側になったらわかるわよ。キッドはいいわよ。そういう奴だし、理解してる。ただ、クレアは違うでしょ。あたし以外を見るって、どういう神経してるわけ? 浮気は許さないけど、自分はいいってこと? それならあたしもしてやろうかしら?」
「出来もしないことを出来る前提で言うな」
「できるもん! 本持ったら、わいてくるから! 男が、野獣が、ハイエナが! もうね! 一発だから!」
「はいはい」
優しく抱きしめてあげると、テリーが大人しくなる。
「あたくしにはダーリンだけだと言ってるのに」
「どうだか」
「ダーリンったら本当に」
憎たらしいほど愛おしい。
「……クレア?」
無言で抱きしめてくるクレアに、テリーがきょとんと瞬きした。
「……お、こった?」
少し、弱気な声が出る。
「で、でも、あなたが悪いのよ。クレアのままであたし以外を見るから。……キッドは別だけど、別に、キッドは、……」
クレアは静かに呼吸する。テリーはクレアの顔を覗こうと、胸を押してみる。
「ね、ねえ、……ハニー?」
駄目だ。今、離れるわけにはいかない。
「クレア?」
独占欲にまみれたこの笑顔を、テリーに見せるわけにはいかない。
「ダーリン」
「っ」
耳に囁けば、テリーの肩がビクッ、と揺れた。ああ、これはまずい。メニーの匂いは自分の魔力で追い払ってるはずなのに、中に潜んでいたテリー自身の甘い匂いに誘惑される。
「クレア」
「目閉じて」
「パイ」
「ん?」
「アップルパイ……じいやが——作ってる、から」
「そうか。……では、後から行こうか」
ゆっくりと、テリーをベッドに倒していく。
「だ、だから、下に、じいや」
「目閉じて」
「クレア」
「大丈夫」
テリーのリボンを解いて、瞼の上に巻いた。
「ちょ、クレア、これ」
「大丈夫」
「趣味、悪い——って」
「ダーリンが一番わかってるじゃない」
首筋にキスをすると、テリーの体が揺れる。ああ、たまらない。
「クレア、見えない、から……」
「大丈夫。いっぱい囁くから」
「わ、ちょ……急に、息……」
興奮がぞくぞくと背筋を駆け上がり、クレアが落ち着きのない手つきで自らのボタンを外し始めた。その間もスキンシップは忘れてはならない。テリーが寂しくなってしまうではないか。
「いっぱい、構ってあげる。——ダーリン……♡」
クレアの唇が、テリーの頬に押しつけられた。
(*'ω'*)
荒い呼吸が繰り返される。
クレアが目の前にいる愛しい恋人を見下ろした。両手はリボンで縛られ、頭の上に固定されている。身につけていたドレスは既に地面に落とされ、レース付きのキャミソールと、可愛らしいかぼちゃパンツが妙に嗜虐心を刺激してきた。
クレアが書類に使ってた羽根ペンを掴み、羽毛部分を優しくテリーの頬に滑らせた。突然の感触にテリーが驚きの声を上げ、また静かに呼吸し、聞いた。
「……羽根?」
「そう、気持ちいいでしょ?」
「くすぐったいんだけど」
首筋を羽毛でなでる。
「ちょ、クレア」
脇を羽毛でなでる。
「や、ちょ、んふ、ふふ! も、こら!」
キャミソールをめくって、羽毛でお腹をなでる。
「ん……」
顎の下までめくる。――可愛い乳房が硬くした先端を震わせ、まさに早く触ってくれと誘惑しているように現れた。思わず、クレアが固唾を飲むほどに。
「……ん……」
「ダーリン」
「ひゃっ」
「今、どんな状況だと思う?」
「や、い、息……!」
「両手縛られて、目隠しされて、何も出来ないはずなのに、ダーリン……興奮してるの?」
強く主張された先端を、羽毛でなでてみる。
「ぅあ……」
「声我慢しなくていいよ」
「んなこと……言ったって……」
「大丈夫。どうせじいやなんか耳遠いんだから聞こえないって」
「それは、じいじを甘く見すぎ……ひゃっ!」
羽毛で撫でてない方を指の腹で転がしたら、テリーが可愛い声をあげたではないか。これは見過ごせない。
「テリー、これ気持ちいいの?」
「ひぅ……きゅ、急に、触ってきた、から……!」
「乳首ビクビクしてる。ああ、ダーリンったら、こういう時は素直さが大事って、いつも言ってるのに」
「み、見えないから、びっくりしただけ……」
羽毛がこちょこちょと先端をくすぐりだす。
「や……くすぐっ……たい……」
先端の上で、羽毛が動く。
「クレア……くすぐっ……たい……ってば……これ……ちょ……も……」
乳首はぷっくりと硬く主張し続ける。
「はぁーーーー……♡♡ ぅーーー……♡♡」
「ダーリン、気持ちいい?」
「わか……ない……♡」
「くりくりする?」
指の腹でグリグリ回すと、テリーの背筋がビクビクと震えた。
「あっ、やっ、あっ!」
「これは?」
「何っ」
クレアの口がテリーの乳首に吸い付いた。
「んっ♡!?」
思わずテリーが声を上げた。口の中で舌が動き出し、テリーのぷっくり乳首を舐めまくる。そしてもう一方の乳首は、羽毛で優しく撫でられている。もちろんテリーは両手が縛られてるので、彼女を止めることは出来ない。大人しく、両方からくる刺激に耐えるしかないのだ。
「んぅうぅうううう♡♡♡!! ふぅぅううう♡♡!」
「ターリン、らまんしらいれ」
「あっ、や、喋りながら、やらっ♡!」
「れろれろれろれろ♡♡♡」
「あーーーー♡♡! あぅっ……あーーー♡♡♡♡」
テリーの体のビクつきや、呼吸や、声が刺激となってクレアが余計に乳首にむしゃぶりつき、羽根ペンのペン先を――陰部に向けて、く、と押し付けてみた。
「あっ」
テリーが呆気なく果てた。
「……っっ……♡♡ ……っ……♡!!」
眉を下げ、声を堪え、しかし堪えられない体がビクビクッ!と痙攣する姿は、毎回、なんと美しいことだろう。これがたまらないのだ。
クレアの手がテリーのかぼちゃパンツに伸びた。穿かせたまま手を中に入れ、もう濡れた陰部を指で触れる。
「っ♡!」
「ダーリンったら、本当に可愛い人」
指が前後に動く。
「こんな可愛いパンツ穿いてるくせに、中はぐっちゃぐちゃ♡」
「あっ……♡ うっ……♡ んっ……♡」
「わかる?」
濡れたクリトリスが硬くなっている。
「音聞こえる?」
「やら……♡ これ……♡」
「集中して」
指が動くたびに淫らな水音が響き、また溢れ、テリーの腰がビクッ!と痙攣した。
「っ♡!!」
「ん」
触れただけで絶頂してしまう彼女にキスをして、痙攣がなくなるまで優しく優しく体を撫でる。そしてテリーが落ち着いてきたら、また指を動かす。今度は中に入れてみようかな。あ、すんなり入った。
「あっ♡」
また絶頂した。動かしてみた。
「ぃやっ♡ あっ♡ んっ♡!」
クレアが笑みを浮かべ、テリーの耳元で囁く。
「ダーリンったら、すぐイっちゃうんだから」
「うっ♡ ふぇっ♡ あっ♡」
「お指気持ちいい?」
「あっ、また、やら、クレア、あっ♡」
「下着、穿いて帰れないね♡」
「~~っっ……♡」
体がビクついた。何度目かの絶頂で、意識が朦朧としている。テリーの体が震える。クレアの指が肌に触れるだけで反応してしまうほど、敏感になっている。
「ふぅ」
クレアの吐息が聞こえた。テリーの胸がきゅんと鳴った。目元のリボンを外された。瞼を挙げれば――頬を赤く染め、ギラギラ光る青い目で見てくるクリスタルがいて――自分で重々おかしいと思うのだが――これがたまらなくときめいてしまうのだ。
「ダーリン……♡」
「んむ」
「はぁ……ダーリンの唇、柔らかくて……大好き……♡」
(クレア……好き……♡)
「テリー……♡」
唇が濡れる。舌が絡み合う。腕のリボンも取れたら、テリーがクレアを抱きしめ、頬に触れ、また乱れたキスをし合う。髪の毛に触れ、首に触れ、手が、クレアの陰部に導かれた。
「あっ♡」
中指が触れるそこは、硬くなってるのがわかる。テリーから動かしてみる。
「ん……そう。ダーリン……上手になったね……♡」
優しく触れば触るほど、クレアの表情がさらに歪み、乱れてくる。ああ、これは確かに目隠しをしている相手に楽しいかもしれない。
「ん、ありがとう……♡ もういいよ……♡」
「え? でもまだイッてな……」
「それは大丈夫」
クレアがテリーの足を大きく開かせた。
「イクのはダーリンって決めてるの」
互いのクリトリスを合わせ、擦り付けるように動かす。癖になるその感触には、凄まじい快楽が走る。
「ダーリン、もぉ、またイッちゃったの?」
「……っ……♡」
「はぁ……♡ イクダーリン……可愛い……♡」
「……ぁっ……♡」
「あ、またイッた♡」
「あっ♡」
「早いね♡」
「あーーー……♡」
「声、聞かせて? ダーリン」
「あっ♡!?」
腰を動かすと刺激が強くなる。
「あっ♡! はっ♡! クレ、ア、はやっ、はや……~~っ……♡♡」
「イッちゃったね。じゃあ次はゆっくり動かす?」
「……あっ……それ……やらっ……ぁっ……あっ……あっっ♡♡!」
「ダーリンったら、すぐイクんだから」
「や、乳首、触るの、らめ……♡!」
「羽根は?」
「やら! それ! やっ……ぁ……ああーーー♡♡♡♡」
「羽根気持ちいいの? もっと無でようか?」
「うっ♡ ふぅ♡ んん~~♡♡!!」
「はぁ……ダーリン……可愛い……ダーリン……」
誰にも渡さない。
「ダーリン……イきそ……♡」
「はぁ……クレア……♡」
「はっ……ダーリンの匂い……大好き……♡」
腰の揺れが激しくなっていく。まるで、獣のように。
「あっ……♡ あっ……♡ クレア……♡」
「ダーリン、早く、キス、キスして……♡」
「ん……♡」
「イク……♡ ダーリン……んぅ……♡」
クレアがテリーと唇を合わせると同時に絶頂が訪れた。クレアの体が激しく痙攣し、その瞬間だけ、王子も姫も関係なく、一人の生命体として快楽の解放がやってくる。クレアが脱力した。テリーに被さる。テリーが優しくクレアの背中を撫でる。
「クレア……」
吐息混じりなその声に――クレアの性欲が復活した。
「はぁ♡! ダーリン♡! もっと♡! ね、もっとしよ♡!」
「ちょ、クレア! も、もうしたから……!」
「はぁ♡! ダーリン♡! 好き♡! ははっ♡! 好き♡!」
「あっ♡ はげっ♡ しっ♡ ってば♡ あっ♡ あっ♡!」
「もっと、ダーリン♡ もっと♡!」
「も、イッてる! イッてるから! もぉ! もぉ無理ぃ……♡!」
激しくベッドが揺れる音は、一階まで響いている。知らない顔をしたビリーは、出来上がったアップルパイを均等に分け始めた。
(*'ω'*)
ベッドの上で、クレアが本を読む。【モテる淑女になる100のテクニック】
(ただのマナー本……)
礼儀正しくしましょう、親しき仲にも礼儀ありを心掛けましょう、エトセトラ。
(まぁ、テリーには必要かもな。誰かと付き合ってる時に、一対一で会わない、とか!!)
活字を読んでいると、横から視線を感じた。魔力で確認してみると、テリーがじっとこちらを見ているようだ。ほう、なんだなんだ? まだ構ってほしいのか? やれやれ、仕方ない。いっぱい構ってやらなくては。……ぐふふ♡
クレアがテリーに振り向き、首を傾げる。
「貴様、こんな本を読んで面白いか? 最低限のマナーばかりではないか」
「そうね。確かに本を読んでるあなたを見るのは面白い」
「本を読んでる、あたくしがか?」
「メニーのモテる理由がわかった気がする」
テリーがそっと起き上がり、クレアの頬にキスをした。……これは不意打ちすぎないか?
「活字を追ってるあなたも素敵。ハニー」
「ダーリンが読書している姿を見るのはまた今度にするわ。だってこの本、貴様向けではないもの」
「モテるためのテクニック本よ。これであたしもモテモテだわ」
「あたくし以外にモテるの?」
「女は常にチヤホヤされたい生き物よ」
「あたくしがいくらでもチヤホヤしてあげる」
「キッドになって?」
「今やってみせようか?」
「本気で拒むわ」
「つれない奴め」
本を閉じ、裸のテリーに抱きつく。はぁ、温かい。この温もりはあたくしのもの。
「クレア」
「もう少し待て。アップルパイは逃げない」
「じいじ、聞いてないかしら」
「……大丈夫じゃないか?」
「だといいけど」
(上に上がってこない感じ、聞こえてるんだろうけど気を遣ってくれてるんだろう。じいや、あとで褒美をやろう)
「クレア」
「ダーリン、キスして」
「ん」
「もっと」
「散々したじゃない」
「足りないからもっと。モテたいのだろう? さぁ、ハイエナが寄らないよう、沢山匂いをつけておかなくては」
クスッと笑い、さらに付け足す。
「ダーリンも匂いをつけておかないと、あたくし、どこかに行っちゃうかも」
「大丈夫よ。どこかに行ったら見つけ出して監禁するまでだわ」
「えぇ!? 何それ!? 監禁プレイ!? ダーリンったら、あたくしの癖に刺さることを次々と……!」
黙らすため、テリーがクレアと唇を合わせた。そしてそのまま、もう一度ベッドへと沈んでいき、その後、本が開かれることはなかった。
悪役令嬢曰く、本を読むとモテるらしい END
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