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はじめての上級ダンジョン
第292話 兄達との再会
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橋を渡ってしばらくは 王都へ向かう為の馬車が あちこちからルパインを目指していたので 結構人通りというか馬車通りが多く、街道を歩いていた。
だけど南東に下るのではなく 真っすぐ国境壁になっている山を目指して歩いたので、途中からはヒトと出会わなくなっていった。
サマニア村とアンナープを結ぶ道のような 一応舗装された道はあるけど人はほとんど通らないよ みたいな道を お父さんと歩く。
勿論山沿いなので 休憩時間は 山に入ってお肉を調達する。
ちょっと小さいけどヒュージボア君が居たら しっかり皮を剥いで【クリーン】をしておく。帰ったらアランさんに売りつけよう。
「同じ人が少ない場所でも こっちは盗賊がいないね」
「人より魔獣が多い場所じゃからな。ここで魔獣とやり合えるなら 盗賊をやめて冒険者をしとるじゃろうな」
そりゃそうだ、サマニアからアンナープ、更にケピマルまでも 山沿いの長閑な道で盗賊にお会いしたことはなかったけど、あれはプレーサマ辺境伯領地だからという理由ではなかったようです。
そんな楽しい二人旅は ルパイン北部の橋を渡って10日目、ようやく目的の町ゲルシイに到着しました。
「お兄ちゃんたちとはこの町で待ち合わせだけど、いつ頃到着するとか分からないよね?
思ったより早い気がするけど、まだ他所の町にいるかな」
「どうじゃろうな、まあ手紙か伝言があると思うから ギルドに行くか」
そうだね、とりあえずまずはギルドだ。
ここまでの旅で解体ナイフと双短剣も結構使ったから ギルドの後は武器屋さんにも行かないとだね。
二人でギルドの扉を潜れば 中途半端な時間だからか 閑散としている。
まあ この町もダンジョンメインだもんね。
図書館は明日かな。
「銀ランクパーティー〔ヨザルの絆〕じゃ、〔サマニアンズ〕からの伝言か手紙が届いてないじゃろうか」
「お待ちください。〔ヨザルの絆〕ですね、こちら〔サマニアンズ〕からの手紙となります」
お父さんがギルドカードを見せれば 然程待たずに封筒が渡される。
受領書だと渡された紙にサインをしたら良いみたい。この手紙のシステムは凄いよね。前も思ったけど 手紙なんて大量なのにどうやってこんな速度で探し出してんだろうかと思う。
ギルドのテーブルスペースで手紙を読めば 一昨日到着してたみたい。宿泊中のお宿の名前があったので早速向かった。
コンコンコン
「は~い」
ガチャリ
「お兄ちゃん ひさしぶんぎゅ~~~」
お宿に入ったら 女将さんが居たので お兄ちゃんたちの部屋を聞いた。ついでに開いてた近くのお部屋をお願いして 直ぐにお部屋に来たんだけど。
扉を開けてくれたルンガお兄ちゃんに無言で抱きしめられてます。
お兄ちゃん、ちょっと顔が潰れちゃう。
ペチペチ腕を叩いて お助け下さい。
「ルンガ、ヴィオが潰れちゃう、ヴィオおいで」
「ん、ヴィオ久しぶりだな」
「うん、ルンガお兄ちゃんも久しぶりだね、トンガお兄ちゃんも久しぶり、元気だった?」
「勿論だよ、ヴィオも王都は楽しかった?」
「うん、とっても楽しかったよ。お父さんとね 学園の中も見学してきたんだよ。
クルトさんも久しぶり、マジックバックはどうだったの?」
「おう、まあ1個は良いのが出たんだけどな、2個が時間遅延で大きさがイマイチだったんだよな。
まあ食材系を持ち歩くのにとりあえず使ってるけど、もっといいのが出たら売るつもりだ」
おお、という事は3つ出たんだね。
中身がバラバラとは 中々ガチャ運が必要そうな感じだね。
「というか 随分早くない?今月の半ばに出るって言ってなかった?
予定より早めに出てきたの?」
お兄ちゃんたちとのハグをしっかり堪能してから 室内のテーブルでお茶を飲みながら近況報告。
出たのは今月の3週目、土の週の木の日で間違いない。
「人通りの少ない道を走ったからなぁ」
「うん、プレーサマ領は5日で駆け抜けたよね。すっごい早かったよ。
けど、お隣に入ってから盗賊が多くって、ちょっと捕まえたりしたから寄り道しちゃったんだよね」
「い、5日? ていうか盗賊に会ったの? 大丈夫……じゃない筈が無いか。
まあ父さんがいるから 大丈夫だったんだろうけど 心配になるね」
トンガお兄ちゃんが溜息を吐きながら 私の頭を撫でてくる。
心配してくれてありがとう。
「今回の盗賊退治は 儂は何もしとらんぞ。そうじゃな、運ぶための荷車を作ったぐらいか?」
「「「は?」」」
お父さんの発言に お兄ちゃんたちが固まる。ふふっ、久しぶりに見るね この反応。
どういうことかと聞かれたので 闇魔法の練習の事、盗賊を捕まえた時の方法などを伝えたら 盛大に溜息を吐かれました。
「王都に行って やばさが益々増してんじゃねーか」
クルトさん失礼な。益々って何ですか、益々って!
「けど、そっか じゃあ全属性をバッチリ使えるようになったんだね。
けど闇属性なんて使う時ある?」
「基本的には使っちゃダメなのが多いんだけど、悪い人は使うでしょう?
どんな魔法か分かってないと 使われた時に対応できないと思ったから習ったの。
けど、暗闇でもよく見える【ナイトビジョン】とか 気配を消してくれる【ハイド】とかは使い勝手が良いと思うよ。
お父さんと走る時も 【ハイド】をかけて走ってたから 多分人からは見えてないしね」
暗視は夜のトイレに最適な魔法だし 隠蔽はウインドダッシュを見られないためには必須だからね。
この二つは毎日使っていたおかげで 完全無詠唱でも使えるようになってる。
お兄ちゃん達はお父さんと一緒で 闇魔法の適正は全くないようだ。
他の属性と違って 使ってたら使えるようになることがないのが聖と闇なのだそうだ。
ドゥーア先生のところの使用人たちが回復魔法を使えるようになったのは 聖魔法ではないからだとドゥーア先生は結論付けていた。
実際 ギルドの登録で使うあの機械を使って回復魔法が使えるようになった人たちに実験をしてもらったらしい。
結果は聖が増えた人は殆ど居なかったと言うこと。
増えた人は元々少しだけ使えた人だったというから サブマスと同じで 得意属性となるほどではなかったけど適性はあってという事だろう。それが今回多く使うようになって 得意属性になるレベルまで上達したと判断されたみたい。
魔力操作訓練で使っていた属性魔法は 得意に上がっていた人が多かったという実験結果が出たと手紙が届いていたのだ。
先生の考えによれば 私の使っている回復は無属性魔法だと思うとの事。
聖属性の魔力を込めた場合の方がきっと効果は高いだろうけど 無属性でも治るというのは新たな発見だという事で もう少し実証実験を繰り返したいので 来年の発表は延期されそうだとも追記されてた。
だけど南東に下るのではなく 真っすぐ国境壁になっている山を目指して歩いたので、途中からはヒトと出会わなくなっていった。
サマニア村とアンナープを結ぶ道のような 一応舗装された道はあるけど人はほとんど通らないよ みたいな道を お父さんと歩く。
勿論山沿いなので 休憩時間は 山に入ってお肉を調達する。
ちょっと小さいけどヒュージボア君が居たら しっかり皮を剥いで【クリーン】をしておく。帰ったらアランさんに売りつけよう。
「同じ人が少ない場所でも こっちは盗賊がいないね」
「人より魔獣が多い場所じゃからな。ここで魔獣とやり合えるなら 盗賊をやめて冒険者をしとるじゃろうな」
そりゃそうだ、サマニアからアンナープ、更にケピマルまでも 山沿いの長閑な道で盗賊にお会いしたことはなかったけど、あれはプレーサマ辺境伯領地だからという理由ではなかったようです。
そんな楽しい二人旅は ルパイン北部の橋を渡って10日目、ようやく目的の町ゲルシイに到着しました。
「お兄ちゃんたちとはこの町で待ち合わせだけど、いつ頃到着するとか分からないよね?
思ったより早い気がするけど、まだ他所の町にいるかな」
「どうじゃろうな、まあ手紙か伝言があると思うから ギルドに行くか」
そうだね、とりあえずまずはギルドだ。
ここまでの旅で解体ナイフと双短剣も結構使ったから ギルドの後は武器屋さんにも行かないとだね。
二人でギルドの扉を潜れば 中途半端な時間だからか 閑散としている。
まあ この町もダンジョンメインだもんね。
図書館は明日かな。
「銀ランクパーティー〔ヨザルの絆〕じゃ、〔サマニアンズ〕からの伝言か手紙が届いてないじゃろうか」
「お待ちください。〔ヨザルの絆〕ですね、こちら〔サマニアンズ〕からの手紙となります」
お父さんがギルドカードを見せれば 然程待たずに封筒が渡される。
受領書だと渡された紙にサインをしたら良いみたい。この手紙のシステムは凄いよね。前も思ったけど 手紙なんて大量なのにどうやってこんな速度で探し出してんだろうかと思う。
ギルドのテーブルスペースで手紙を読めば 一昨日到着してたみたい。宿泊中のお宿の名前があったので早速向かった。
コンコンコン
「は~い」
ガチャリ
「お兄ちゃん ひさしぶんぎゅ~~~」
お宿に入ったら 女将さんが居たので お兄ちゃんたちの部屋を聞いた。ついでに開いてた近くのお部屋をお願いして 直ぐにお部屋に来たんだけど。
扉を開けてくれたルンガお兄ちゃんに無言で抱きしめられてます。
お兄ちゃん、ちょっと顔が潰れちゃう。
ペチペチ腕を叩いて お助け下さい。
「ルンガ、ヴィオが潰れちゃう、ヴィオおいで」
「ん、ヴィオ久しぶりだな」
「うん、ルンガお兄ちゃんも久しぶりだね、トンガお兄ちゃんも久しぶり、元気だった?」
「勿論だよ、ヴィオも王都は楽しかった?」
「うん、とっても楽しかったよ。お父さんとね 学園の中も見学してきたんだよ。
クルトさんも久しぶり、マジックバックはどうだったの?」
「おう、まあ1個は良いのが出たんだけどな、2個が時間遅延で大きさがイマイチだったんだよな。
まあ食材系を持ち歩くのにとりあえず使ってるけど、もっといいのが出たら売るつもりだ」
おお、という事は3つ出たんだね。
中身がバラバラとは 中々ガチャ運が必要そうな感じだね。
「というか 随分早くない?今月の半ばに出るって言ってなかった?
予定より早めに出てきたの?」
お兄ちゃんたちとのハグをしっかり堪能してから 室内のテーブルでお茶を飲みながら近況報告。
出たのは今月の3週目、土の週の木の日で間違いない。
「人通りの少ない道を走ったからなぁ」
「うん、プレーサマ領は5日で駆け抜けたよね。すっごい早かったよ。
けど、お隣に入ってから盗賊が多くって、ちょっと捕まえたりしたから寄り道しちゃったんだよね」
「い、5日? ていうか盗賊に会ったの? 大丈夫……じゃない筈が無いか。
まあ父さんがいるから 大丈夫だったんだろうけど 心配になるね」
トンガお兄ちゃんが溜息を吐きながら 私の頭を撫でてくる。
心配してくれてありがとう。
「今回の盗賊退治は 儂は何もしとらんぞ。そうじゃな、運ぶための荷車を作ったぐらいか?」
「「「は?」」」
お父さんの発言に お兄ちゃんたちが固まる。ふふっ、久しぶりに見るね この反応。
どういうことかと聞かれたので 闇魔法の練習の事、盗賊を捕まえた時の方法などを伝えたら 盛大に溜息を吐かれました。
「王都に行って やばさが益々増してんじゃねーか」
クルトさん失礼な。益々って何ですか、益々って!
「けど、そっか じゃあ全属性をバッチリ使えるようになったんだね。
けど闇属性なんて使う時ある?」
「基本的には使っちゃダメなのが多いんだけど、悪い人は使うでしょう?
どんな魔法か分かってないと 使われた時に対応できないと思ったから習ったの。
けど、暗闇でもよく見える【ナイトビジョン】とか 気配を消してくれる【ハイド】とかは使い勝手が良いと思うよ。
お父さんと走る時も 【ハイド】をかけて走ってたから 多分人からは見えてないしね」
暗視は夜のトイレに最適な魔法だし 隠蔽はウインドダッシュを見られないためには必須だからね。
この二つは毎日使っていたおかげで 完全無詠唱でも使えるようになってる。
お兄ちゃん達はお父さんと一緒で 闇魔法の適正は全くないようだ。
他の属性と違って 使ってたら使えるようになることがないのが聖と闇なのだそうだ。
ドゥーア先生のところの使用人たちが回復魔法を使えるようになったのは 聖魔法ではないからだとドゥーア先生は結論付けていた。
実際 ギルドの登録で使うあの機械を使って回復魔法が使えるようになった人たちに実験をしてもらったらしい。
結果は聖が増えた人は殆ど居なかったと言うこと。
増えた人は元々少しだけ使えた人だったというから サブマスと同じで 得意属性となるほどではなかったけど適性はあってという事だろう。それが今回多く使うようになって 得意属性になるレベルまで上達したと判断されたみたい。
魔力操作訓練で使っていた属性魔法は 得意に上がっていた人が多かったという実験結果が出たと手紙が届いていたのだ。
先生の考えによれば 私の使っている回復は無属性魔法だと思うとの事。
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