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第一章 死ぬにしたって、これは無いだろ!
第十一話
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駄目だ、完全にフリーズしてやがる。
おかしいなぁ、もしかして俺転生した拍子に氷魔法でも修得しちゃった?
魔法科高校で優等生始めろっていう神様からのミッションですか? 事あるごとに「流石です、ジルラッド氏……!」とか言いつつ組み分け帽子被ってアズ〇バン収監RTAしろってことですかね。
「おーい、あのー、もしもーし……? ジルラッド、くん?」
へんじがない。ただのしかばねのようだ。
……いや俺そんなおかしなこと言ってねえべや!!
記憶喪失者が自分の記憶取り戻したいって思うことの何がそんなに衝撃だったというんだ。
何もラ⚪︎ュタ探すとかツチノコ探すとかそんな大それた話したわけじゃねぇだろ、まあ俺にとっちゃ同じようなもんだけども!!
「兄上、その、無理は、しなくても……」
「はい?」
「あ、いや、その……すみません、おかしなことを言っているのは自分でも分かっているのです……やはり、何でもありません。弟は兄上のことを応援しています」
「A〇ジャパン?」
「はい?」
「イヤアノナンデモナイッススマセン」
危ない危ない、この場に逆ハー狙い夢女転生者ヒロインがいたら同じ転生者だとバレて殺されるところだったぜ……!
と言うか、やっぱり、なんだ。ジルラッド氏、そんなに嬉しくなさそう。
昏睡状態の兄のこと養ったり壁ドンしたりキスしたりするくらい好きなのに、記憶を取り戻して元の兄上に戻ってほしいとか思わないもんなのかな。
より一層ベルラッドという存在が分からなくなってきた。ワンチャン、ラピュ⚪︎を探す旅より厳しそうだぞ、この自分探し。
「俺が記憶を取り戻すことによって、君に困ることがあるなら考え直すけど……」
「いえ!! 僕が困ることなど何もないのです。ですが……もし、もしですよ、兄上が現状に満足でいらっしゃるのなら、敢えて、昔のことを思い出す必要はないのでは、と」
いやー、まあ、少なくとも現状には満足してないかな。寄生虫は嫌だ、寄生虫は嫌だ、寄生虫は嫌だ……!
このままじゃあ俺は自分が生き続けることを許容できなくなる。
「君は元の兄貴に戻ってほしいとか思わないの?」
「兄上がしたいようになさるなら、僕から言うことは何もありません。兄上が記憶を取り戻したいと仰るなら、勿論、僕にできることは何でもいたします」
きっと、その言葉もジルラッド氏の本心なんだろう。でも、なんだかぎこちない。
やっぱり、出来れば、記憶を取り戻してほしくないってことなんだろうか。
ベルラッドに戻ってもらっては困るのか?
ジルラッド氏は、こんなにベルラッドのことが好きなのに。
とにかく、ベルラッドという人物について分からないことが多すぎる。
今の俺を取り巻く状況を鑑みるに、小説で描かれた悪役ベルラッド像は何も参考にならないらしいし。
何せ、主人公には憎悪されるどころか、余りある好意を向けられてる。
少なくとも、小説と同じような人物像ならば、恨まれこそすれ好かれることなんて絶対にありえない。
「じゃあさ、教えてほしい。こんなことになる前、君から見て、ベルラッドってどんなやつだった? ……一体何があって、こんなことになったんだ?」
スゥ、と息を吸う音だけが返って来る。
いろんな感情がせめぎ合った結果、一周回ってまっさらになっちゃった、みたいな顔色のジルラッド氏が、俺の目をジ、と見つめてくる。
沢山の葛藤が渦巻いて、まるで迷子の少年みたいにあどけない瞳だ。
その精悍な顔からその表情が出てくるのは反則だと思う。俺の内なるオカンが心象世界に大勢ログインして暴れまわってるんだが。
ああ、俺の中にも“在った”んだな、母性。
なんの話だよ。
「……ごめん、なんというか……無神経? だったかな。そもそも、今の今まで、それらしいこと一つも俺の耳に入ってないんだから、言いづらい事なんだよな。勢いで聞いちゃって申し訳ない」
まあ、俺自身のことのはずなのに、俺には何も伝わってないってのも問題な気がするけど。
一応、昏睡から目覚めたばかりの病み上がりってことで、変に刺激を与えない方が良いっていう配慮なのかもしれないしな。
俺にとっちゃベルラッドの事情なんて他人事なんだし、ショックを受けるも何もないわけで、教えてもらった方が有難いんだけども。
「兄上が、そんなことをおっしゃる必要はないです。兄上に何も教えてこなかったのは、いわば僕のエゴですから、兄上が知りたいという気持ちを邪魔する理由にはなりません」
「じゃあ、君のエゴが邪魔をしない程度に当たり障りのない事だけでいいからさ」
「……はい。でも、くれぐれも、お願いします。昔の自分と今の自分を御比べになどなさらないでください。どちらが良いか、なんてこと、僕は思わない。考えたくもないのです。わがままを言って申し訳ありませんが、約束していただけませんか」
「君ってやつはさぁ、どこまで優しければ気が済むんだか……まあ、努力するよ」
約束はできないけどね。
でも、大丈夫だよ、ジルラッド氏。
比べるまでもなく、俺が君の兄の身体に居座ってる今の状態は間違いだから、心配には及ばないんだぜ。
おかしいなぁ、もしかして俺転生した拍子に氷魔法でも修得しちゃった?
魔法科高校で優等生始めろっていう神様からのミッションですか? 事あるごとに「流石です、ジルラッド氏……!」とか言いつつ組み分け帽子被ってアズ〇バン収監RTAしろってことですかね。
「おーい、あのー、もしもーし……? ジルラッド、くん?」
へんじがない。ただのしかばねのようだ。
……いや俺そんなおかしなこと言ってねえべや!!
記憶喪失者が自分の記憶取り戻したいって思うことの何がそんなに衝撃だったというんだ。
何もラ⚪︎ュタ探すとかツチノコ探すとかそんな大それた話したわけじゃねぇだろ、まあ俺にとっちゃ同じようなもんだけども!!
「兄上、その、無理は、しなくても……」
「はい?」
「あ、いや、その……すみません、おかしなことを言っているのは自分でも分かっているのです……やはり、何でもありません。弟は兄上のことを応援しています」
「A〇ジャパン?」
「はい?」
「イヤアノナンデモナイッススマセン」
危ない危ない、この場に逆ハー狙い夢女転生者ヒロインがいたら同じ転生者だとバレて殺されるところだったぜ……!
と言うか、やっぱり、なんだ。ジルラッド氏、そんなに嬉しくなさそう。
昏睡状態の兄のこと養ったり壁ドンしたりキスしたりするくらい好きなのに、記憶を取り戻して元の兄上に戻ってほしいとか思わないもんなのかな。
より一層ベルラッドという存在が分からなくなってきた。ワンチャン、ラピュ⚪︎を探す旅より厳しそうだぞ、この自分探し。
「俺が記憶を取り戻すことによって、君に困ることがあるなら考え直すけど……」
「いえ!! 僕が困ることなど何もないのです。ですが……もし、もしですよ、兄上が現状に満足でいらっしゃるのなら、敢えて、昔のことを思い出す必要はないのでは、と」
いやー、まあ、少なくとも現状には満足してないかな。寄生虫は嫌だ、寄生虫は嫌だ、寄生虫は嫌だ……!
このままじゃあ俺は自分が生き続けることを許容できなくなる。
「君は元の兄貴に戻ってほしいとか思わないの?」
「兄上がしたいようになさるなら、僕から言うことは何もありません。兄上が記憶を取り戻したいと仰るなら、勿論、僕にできることは何でもいたします」
きっと、その言葉もジルラッド氏の本心なんだろう。でも、なんだかぎこちない。
やっぱり、出来れば、記憶を取り戻してほしくないってことなんだろうか。
ベルラッドに戻ってもらっては困るのか?
ジルラッド氏は、こんなにベルラッドのことが好きなのに。
とにかく、ベルラッドという人物について分からないことが多すぎる。
今の俺を取り巻く状況を鑑みるに、小説で描かれた悪役ベルラッド像は何も参考にならないらしいし。
何せ、主人公には憎悪されるどころか、余りある好意を向けられてる。
少なくとも、小説と同じような人物像ならば、恨まれこそすれ好かれることなんて絶対にありえない。
「じゃあさ、教えてほしい。こんなことになる前、君から見て、ベルラッドってどんなやつだった? ……一体何があって、こんなことになったんだ?」
スゥ、と息を吸う音だけが返って来る。
いろんな感情がせめぎ合った結果、一周回ってまっさらになっちゃった、みたいな顔色のジルラッド氏が、俺の目をジ、と見つめてくる。
沢山の葛藤が渦巻いて、まるで迷子の少年みたいにあどけない瞳だ。
その精悍な顔からその表情が出てくるのは反則だと思う。俺の内なるオカンが心象世界に大勢ログインして暴れまわってるんだが。
ああ、俺の中にも“在った”んだな、母性。
なんの話だよ。
「……ごめん、なんというか……無神経? だったかな。そもそも、今の今まで、それらしいこと一つも俺の耳に入ってないんだから、言いづらい事なんだよな。勢いで聞いちゃって申し訳ない」
まあ、俺自身のことのはずなのに、俺には何も伝わってないってのも問題な気がするけど。
一応、昏睡から目覚めたばかりの病み上がりってことで、変に刺激を与えない方が良いっていう配慮なのかもしれないしな。
俺にとっちゃベルラッドの事情なんて他人事なんだし、ショックを受けるも何もないわけで、教えてもらった方が有難いんだけども。
「兄上が、そんなことをおっしゃる必要はないです。兄上に何も教えてこなかったのは、いわば僕のエゴですから、兄上が知りたいという気持ちを邪魔する理由にはなりません」
「じゃあ、君のエゴが邪魔をしない程度に当たり障りのない事だけでいいからさ」
「……はい。でも、くれぐれも、お願いします。昔の自分と今の自分を御比べになどなさらないでください。どちらが良いか、なんてこと、僕は思わない。考えたくもないのです。わがままを言って申し訳ありませんが、約束していただけませんか」
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