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番外編
番外編①可愛いをつくる指先
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小鞠が理央の人形を欲しいと言い出した。
どうやら志貴も燕司も持っているのが羨ましくなったらしい。
「俺の…………人形?」
自分自身の姿を写し取ろうなんて思ってみた事も無くて、理央は目をぱちくりと瞬いた。
「あのね、ちょっと俯いて困ってるあなたがいいな。『どうしたの?』って聞いてあげたくなるような奴」
「いや、そう言われても――」
そもそも人形など友人に贈るようなものではない。
理央に頼んでくる人たちは、いろいろな想いを抱えている。けれど少なくとも、ただの友達に頼むような代物ではない。
「小鞠はやーらしいな」
にやん、と笑って志貴が口を挟んだ。
「ちょ、やらしいって何がですかっ!」
キャンキャンと小型犬みたいに吠え立てた小鞠に、燕司がからかい口を掛ける。
「困ってる奴が見たいだなんて、変態じみた性癖だね。まだ若いのに大丈夫?」
ん? とやけに色っぽい流し目をくれる燕司を見て、理央の胸がドキリと鳴る。
燕司はしっかりと男の人なのに、どこか中性的な優しさと艶をまとうこの人に、不意に見惚れてしまうことがある。
――洸に知られたらどんな目で見られるか。
恐ろしい視線を思い出して、理央は背筋を震わせた。
「小鞠も職人なんだから、自分で作ればいい」
奏太が憮然とした顔で言うと、小鞠は唇を尖らせた。
「僕に作れるのはお菓子だけだもん。食べたらなくなっちゃうじゃないか」
「なくなったら駄目なの?」
理央が不思議そうに尋ねた。
「駄目じゃ、ないけど……」
「俺は君の作るお菓子はキラキラして綺麗で、とっても夢があると思う」
「…………ありがとう」
小鞠ははにかみながら礼を言った。その反応が少し遅れた事に、理央は気付かなかった。
***
小鞠は自分の職業にも腕にも自信を持っている。
そんなものは駄菓子みたいな女子供の食べ物じゃないかとか、無くても困るものじゃないとか面白くない陰口も耳に入るがそんなのは全然平気だ。
砂糖菓子は芸術だ。香り高く、味わいに優れ、保存が利き、造形美に満ちている。元々可愛らしいものが好きだが、こんなに愛らしい存在が他にあるだろうか? いや無い。無いと、思っていた。理央と理央の作品を知るまでは。
最初は、格好いいけど不器用そうなお兄さん、くらいに思っていた。
でも彼の作った人形を見た時、これが天才というものかと愕然とした。
造形に人の魂が宿るのを見て、それが誰かの心を動かすのを見て、小鞠は殆ど打ちのめされたと言ってよい。
だのに、本人はちょっと褒められただけで赤くなって、ああ可愛い人だなと思った。
可愛いと思ったらもう負けだ。
小鞠はすっかり理央に魅せられてしまった。
「こまりは可愛いね」
「ありがとう」
年上の知人に言われてにこりと笑う。けど以前のようには喜べなかった。
僕なんてちっとも可愛くない。可愛いのは理央さんだ。理央さんは僕のコンフィズリーだ。
「ねえ、理央さん。マカロン食べない?」
「食べる」
目を輝かせて喜ぶ理央の好みは、柚子と塩キャラメル。
フランボワーズも好きだけど、あれを食べるとどこか緩んだ様子になるので嫌な予感がして出さないようにしている。
どうせ恋人との思い出でもあるんだろう。
恋人――そう。いつの間にか奏太と理央が恋人同士になっていた。
二人とも奥手っぽかったのに。特に理央なんていつまでも自覚しなさそうだったのに。全くもって面白くない。
「柚子の香りと皮の苦味が美味しい。こまり君の作る柚子味のマカロン、大好き」
「僕も大好きです」
理央さんが、と心の中で付け足す。
「君、甘くないものも作りなさいよ」
見た目は麗しいのに、中身はちっとも可愛くない志貴が言った。
小鞠は邪険に手を振って却下する。
「砂糖菓子職人に向かってなんて事を言うのさ! アイデンティティーに関わるわ」
「それくらいで無くなるものなら必要ないんだよ」
「何それらしい事言ってるんだよっ! 必要に決まってるでしょ。志貴さんのバカ!」
「んっだよ、可愛くねぇなぁ」
簡単に騙されない奴は好きじゃねぇ、と酷い台詞を言う志貴に小鞠はホッとする。
うん、僕は可愛くないんだ。実は全然可愛くない。その事に僕自身はとっくに気が付いていた。
やっぱり分かる人には分かるんだなぁ。きっとそのうち、世界中の人が気付くに違いない。
小鞠は憂鬱になって俯いた。
子供の頃から可愛い可愛いと大人に言われたけど、自分自身はちっともそう思えなかった。寧ろ可愛げのない性格だと思っていた。ただ背が低いからそんな気がするだけで、皆勘違いをしている。いつその事に気が付くかと、むしろ怯えていた。
けれど砂糖菓子に出会って、自分がその可愛いものを作り出せると知って、やっと自分の欠けた部分が埋まったような気がした。
僕は可愛くないけど、可愛いものを作り出せるから最強。それが僕の拠って立つ場所。
なのに神様を見付けてしまった。人の中に神様が宿るのを知ってしまった。しかも至極可愛らしい神様だ。僕はもう完敗して白旗を振るしかない。
「理央さん、僕に人形を作って下さい。可愛いあなたの、可愛い人形を作って下さい」
僕は熱心に希(こいねが)う。あなたが僕のものにならないなら、せめて映し身を下さい。代わりに見詰めるから。
「こまり君…………ごめんね。俺は自分で自分が分からないんだ。きっと上手く作れないよ」
一生懸命に考えた答えがそれなのだろう。真っ直ぐに見下ろされて、小鞠は苦笑して引き下がった。
これが他の人間だったら、駄々を捏ねて見せても良かったのだけど、相手は理央だから。
弱々しく見えて、決断した事は曲げない人だから。だから僕は諦めるしかない。
志貴の店で理央さんと別れて、奏太の整体院へ行く。菓子職人なんて煌びやかで楽そうな職業だとよく言われるけど、とんでもない。実際は重労働で、思い切り肉体労働者だ。
「こんちはー」
カランコロンカランと志貴の店に付いているのと同じカウベルを鳴らして店に入る。
待ち構えていた奏太に全身をバキバキと捻られ、終わってみれば身体はとてもすっきりしているのだけどやはり最中はちょっと痛い。
「ねえ、理央さんにもこんなに痛くするの?」
訊ねたら奏太が口元を緩めて笑った。
「まあ、盛大に悲鳴を上げているな」
恋人が相手でも手加減なしのところは流石だと思う。
彼は別に痛がる人を見て喜んでいる訳では無くて、寧ろ楽にしてあげたいから頑張ってしまうと分かっているんだけどね。
「理央さん、嫌がらないの?」
「ん……いや」
奏太はさり気なく誤魔化したつもりだろうけど、小鞠には分かった。そこに何か二人だけのやり取りがあるのだろう。それもあからさまにいちゃついたラブいやり取りが。
「ご馳走様ー」
平坦に言った小鞠に奏太が焦る。
奏太は物に動じないと思われているけど、小鞠から見たらとても素直で簡単に気持ちを動かせる。
だって理央さんの事だけは冷静でいられないんだもん。簡単だよ。分かりやす過ぎる。
「あ~あ、僕も恋がしたいなー」
「…………」
小鞠の呟きに何も言わない奏太は、彼の気持ちに気が付いている。
まあ、理央さん以外は皆知ってるよね。鈍いのは彼だけだもん。
でも彼が鈍くて良かった、と小鞠は小さく笑った。
そんな或る日、理央が小鞠に人形をくれた。それは理央ではなく、小鞠の姿をしていた。
「理央さん、これ……」
「うん、吃驚するくらい、大人っぽくなった。君が作るお菓子は可愛いけど、作ってる君は怖いくらい真剣で、厳しい目をしている。職人だなぁって、思ってた」
理央はとても真っ直ぐな目で言った。
「君はとても格好いい。消えゆく儚いものを、毎日真剣に作ってる。そんな君を、俺は尊敬する」
尊敬――そんなものが欲しかったわけじゃないのに。
でも、なぜだろう。涙が出そうになるほど、嬉しかった。
「僕……欠けてない?」
ぽつりと呟いた声に、理央が首を傾げた。
「欠ける? よく分からないけど、今の君を君自身が作った。俺にはそれがこう見える」
小鞠の人形は、真剣な顔で自分の手元を見ていた。そのまなざしが揺るぎなくて、小鞠の胸が熱くなる。
「僕ーー俺、嬉しいよ。ありがとう。大事にするね」
小鞠 は理央の作った自分自身の人形を抱き締めて力強く笑った。
その日から、小鞠 は自分の事を"俺"と言うようになった。
知人の男は似合わないと盛大に文句を言ったが、志貴や燕司は『いいんじゃない』と笑った。
そして小鞠は、今日も可愛いを作っている。
その指先から、まるで魔法みたいに、コンフィズリーを生み出している。
キラキラ、キラキラと。
それはまるで、魂の欠片のように、誰かの空白を埋めているのかもしれない。
どうやら志貴も燕司も持っているのが羨ましくなったらしい。
「俺の…………人形?」
自分自身の姿を写し取ろうなんて思ってみた事も無くて、理央は目をぱちくりと瞬いた。
「あのね、ちょっと俯いて困ってるあなたがいいな。『どうしたの?』って聞いてあげたくなるような奴」
「いや、そう言われても――」
そもそも人形など友人に贈るようなものではない。
理央に頼んでくる人たちは、いろいろな想いを抱えている。けれど少なくとも、ただの友達に頼むような代物ではない。
「小鞠はやーらしいな」
にやん、と笑って志貴が口を挟んだ。
「ちょ、やらしいって何がですかっ!」
キャンキャンと小型犬みたいに吠え立てた小鞠に、燕司がからかい口を掛ける。
「困ってる奴が見たいだなんて、変態じみた性癖だね。まだ若いのに大丈夫?」
ん? とやけに色っぽい流し目をくれる燕司を見て、理央の胸がドキリと鳴る。
燕司はしっかりと男の人なのに、どこか中性的な優しさと艶をまとうこの人に、不意に見惚れてしまうことがある。
――洸に知られたらどんな目で見られるか。
恐ろしい視線を思い出して、理央は背筋を震わせた。
「小鞠も職人なんだから、自分で作ればいい」
奏太が憮然とした顔で言うと、小鞠は唇を尖らせた。
「僕に作れるのはお菓子だけだもん。食べたらなくなっちゃうじゃないか」
「なくなったら駄目なの?」
理央が不思議そうに尋ねた。
「駄目じゃ、ないけど……」
「俺は君の作るお菓子はキラキラして綺麗で、とっても夢があると思う」
「…………ありがとう」
小鞠ははにかみながら礼を言った。その反応が少し遅れた事に、理央は気付かなかった。
***
小鞠は自分の職業にも腕にも自信を持っている。
そんなものは駄菓子みたいな女子供の食べ物じゃないかとか、無くても困るものじゃないとか面白くない陰口も耳に入るがそんなのは全然平気だ。
砂糖菓子は芸術だ。香り高く、味わいに優れ、保存が利き、造形美に満ちている。元々可愛らしいものが好きだが、こんなに愛らしい存在が他にあるだろうか? いや無い。無いと、思っていた。理央と理央の作品を知るまでは。
最初は、格好いいけど不器用そうなお兄さん、くらいに思っていた。
でも彼の作った人形を見た時、これが天才というものかと愕然とした。
造形に人の魂が宿るのを見て、それが誰かの心を動かすのを見て、小鞠は殆ど打ちのめされたと言ってよい。
だのに、本人はちょっと褒められただけで赤くなって、ああ可愛い人だなと思った。
可愛いと思ったらもう負けだ。
小鞠はすっかり理央に魅せられてしまった。
「こまりは可愛いね」
「ありがとう」
年上の知人に言われてにこりと笑う。けど以前のようには喜べなかった。
僕なんてちっとも可愛くない。可愛いのは理央さんだ。理央さんは僕のコンフィズリーだ。
「ねえ、理央さん。マカロン食べない?」
「食べる」
目を輝かせて喜ぶ理央の好みは、柚子と塩キャラメル。
フランボワーズも好きだけど、あれを食べるとどこか緩んだ様子になるので嫌な予感がして出さないようにしている。
どうせ恋人との思い出でもあるんだろう。
恋人――そう。いつの間にか奏太と理央が恋人同士になっていた。
二人とも奥手っぽかったのに。特に理央なんていつまでも自覚しなさそうだったのに。全くもって面白くない。
「柚子の香りと皮の苦味が美味しい。こまり君の作る柚子味のマカロン、大好き」
「僕も大好きです」
理央さんが、と心の中で付け足す。
「君、甘くないものも作りなさいよ」
見た目は麗しいのに、中身はちっとも可愛くない志貴が言った。
小鞠は邪険に手を振って却下する。
「砂糖菓子職人に向かってなんて事を言うのさ! アイデンティティーに関わるわ」
「それくらいで無くなるものなら必要ないんだよ」
「何それらしい事言ってるんだよっ! 必要に決まってるでしょ。志貴さんのバカ!」
「んっだよ、可愛くねぇなぁ」
簡単に騙されない奴は好きじゃねぇ、と酷い台詞を言う志貴に小鞠はホッとする。
うん、僕は可愛くないんだ。実は全然可愛くない。その事に僕自身はとっくに気が付いていた。
やっぱり分かる人には分かるんだなぁ。きっとそのうち、世界中の人が気付くに違いない。
小鞠は憂鬱になって俯いた。
子供の頃から可愛い可愛いと大人に言われたけど、自分自身はちっともそう思えなかった。寧ろ可愛げのない性格だと思っていた。ただ背が低いからそんな気がするだけで、皆勘違いをしている。いつその事に気が付くかと、むしろ怯えていた。
けれど砂糖菓子に出会って、自分がその可愛いものを作り出せると知って、やっと自分の欠けた部分が埋まったような気がした。
僕は可愛くないけど、可愛いものを作り出せるから最強。それが僕の拠って立つ場所。
なのに神様を見付けてしまった。人の中に神様が宿るのを知ってしまった。しかも至極可愛らしい神様だ。僕はもう完敗して白旗を振るしかない。
「理央さん、僕に人形を作って下さい。可愛いあなたの、可愛い人形を作って下さい」
僕は熱心に希(こいねが)う。あなたが僕のものにならないなら、せめて映し身を下さい。代わりに見詰めるから。
「こまり君…………ごめんね。俺は自分で自分が分からないんだ。きっと上手く作れないよ」
一生懸命に考えた答えがそれなのだろう。真っ直ぐに見下ろされて、小鞠は苦笑して引き下がった。
これが他の人間だったら、駄々を捏ねて見せても良かったのだけど、相手は理央だから。
弱々しく見えて、決断した事は曲げない人だから。だから僕は諦めるしかない。
志貴の店で理央さんと別れて、奏太の整体院へ行く。菓子職人なんて煌びやかで楽そうな職業だとよく言われるけど、とんでもない。実際は重労働で、思い切り肉体労働者だ。
「こんちはー」
カランコロンカランと志貴の店に付いているのと同じカウベルを鳴らして店に入る。
待ち構えていた奏太に全身をバキバキと捻られ、終わってみれば身体はとてもすっきりしているのだけどやはり最中はちょっと痛い。
「ねえ、理央さんにもこんなに痛くするの?」
訊ねたら奏太が口元を緩めて笑った。
「まあ、盛大に悲鳴を上げているな」
恋人が相手でも手加減なしのところは流石だと思う。
彼は別に痛がる人を見て喜んでいる訳では無くて、寧ろ楽にしてあげたいから頑張ってしまうと分かっているんだけどね。
「理央さん、嫌がらないの?」
「ん……いや」
奏太はさり気なく誤魔化したつもりだろうけど、小鞠には分かった。そこに何か二人だけのやり取りがあるのだろう。それもあからさまにいちゃついたラブいやり取りが。
「ご馳走様ー」
平坦に言った小鞠に奏太が焦る。
奏太は物に動じないと思われているけど、小鞠から見たらとても素直で簡単に気持ちを動かせる。
だって理央さんの事だけは冷静でいられないんだもん。簡単だよ。分かりやす過ぎる。
「あ~あ、僕も恋がしたいなー」
「…………」
小鞠の呟きに何も言わない奏太は、彼の気持ちに気が付いている。
まあ、理央さん以外は皆知ってるよね。鈍いのは彼だけだもん。
でも彼が鈍くて良かった、と小鞠は小さく笑った。
そんな或る日、理央が小鞠に人形をくれた。それは理央ではなく、小鞠の姿をしていた。
「理央さん、これ……」
「うん、吃驚するくらい、大人っぽくなった。君が作るお菓子は可愛いけど、作ってる君は怖いくらい真剣で、厳しい目をしている。職人だなぁって、思ってた」
理央はとても真っ直ぐな目で言った。
「君はとても格好いい。消えゆく儚いものを、毎日真剣に作ってる。そんな君を、俺は尊敬する」
尊敬――そんなものが欲しかったわけじゃないのに。
でも、なぜだろう。涙が出そうになるほど、嬉しかった。
「僕……欠けてない?」
ぽつりと呟いた声に、理央が首を傾げた。
「欠ける? よく分からないけど、今の君を君自身が作った。俺にはそれがこう見える」
小鞠の人形は、真剣な顔で自分の手元を見ていた。そのまなざしが揺るぎなくて、小鞠の胸が熱くなる。
「僕ーー俺、嬉しいよ。ありがとう。大事にするね」
小鞠 は理央の作った自分自身の人形を抱き締めて力強く笑った。
その日から、小鞠 は自分の事を"俺"と言うようになった。
知人の男は似合わないと盛大に文句を言ったが、志貴や燕司は『いいんじゃない』と笑った。
そして小鞠は、今日も可愛いを作っている。
その指先から、まるで魔法みたいに、コンフィズリーを生み出している。
キラキラ、キラキラと。
それはまるで、魂の欠片のように、誰かの空白を埋めているのかもしれない。
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