193 / 194
96.旅の途中ー1(R−15)最終話
しおりを挟む
獣人が異世界人の召喚を出来るのだから、神ならもっと容易く出来るに決まっている。
ただ色んなルールや神同士の牽制があってやらないだけだ。
『しかしこの面子ならば構わぬだろう』
そう言った小さい神の決まりが一体どうなっているのか俺はわからない。
でもどうやらもう移動してしまったようだし、しかもそれは俺がいた世界の神界らしい。
『いいや、ここはまだ神界ではない。狭間の世界だ』
狭間の世界?
『黄泉の国のようなものだ』
うわ、命の危機を感じる……。
俺は滅多に死なない身体になった筈なのに、簡単に死んでしまいそうだ。
『死にはせぬ』
そう言ってニタリと笑った神がムカつく。
いや、逃げ切れたとは思ってなかったけどさ。
「それで、どうして突然に割り込んできたの? あっちの争いはあなた達には関係ないよね?」
『うむ、関係ない。関係はないが、口を出したくなった』
「つまり?」
『強い神が手に入りそうだ』
「……」
なるほど、俺が見繕って推薦するまで待てなかったのね。
「えっと、お師匠様は好みじゃないって言ってたよな?」
『好みではないが、ついでだ』
確かお師匠様は出来損ないで、あの世界でなきゃ存在すら出来ないと言っていた。
けれども此処に来られたということは、小さい神が力を貸したか、それか此処が狭間の世界だからだろう。
俺の知らないことなんてまだまだ幾らでもあるんだろうなと、少し目が覚めた。
『異界の神が、我らに何用だ!』
ちょっとタイガーなマスクを思わせるような虎っぽい獣神が吠えた。
ぶわっと熱風が吹き付けてくるような威圧を叩き付けられたけど、今の俺はそれが虚仮威しに過ぎないと知っているので特にビビッたりはしない。
ただ演出過多というか、芝居がかった神たちだと思う。
『勝負の場を提供してやる。但し儂にも分け前を寄越せ』
『分け前?』
突然出てきたちっこいおっさんに分け前を寄越せと言われ、獣神たちが面食らっている。
あっちの世界にはこんなに威厳のない神様っていないんだろうなぁ……。
「神様、ロクは駄目だし、獣神たちはなりかけの神じゃないよ」
神様が対価として俺に求めたのは、“神になる可能性のあるもの” だ。
『気にするな。神の目に狂いはない』
え~、ナニソレ怪しい。
俺は神を万能だと思っていないし、結構あやふやでいい加減な存在だとも思っている。
でも人とは違う視点を持っていることは確かだ。
『さあ、とっとと決着を付けたらどうだ?』
『言われるまでもないわ! 蹴散らしてくれる!』
獣神たちがこちらを囲むように展開し、ロクとハヌマーン+お供?の猩々たちと向き直った。
(ああ~、どうしよう。絶対に勝ち目なんてある訳ないじゃん!)
そう気ばかり焦るものの、俺には止める手段がなかった。
獣神に屈しない、立ち向かうという姿勢を貫いている以上は逃げるなんて出来ない。
第三者として止める力を持っている筈のお師匠様もおっさんの神様も止める気がない。
獣神は勿論やる気だ。
ここには俺の味方が一人もいない。
「なんで俺だけこんな孤立した気分になるかなぁ!」
思わずそう嘆いたら、ハヌマーンがお前も遊べばいいと言った。
「遊び……そうか、遊びか」
確かにハヌマーンはとても楽しそうで、ロクだって俺のことも忘れてワクワクしていて、獣神たちだってお師匠様だってこれからプロレスの団体戦でも始めるような空気だ。
こんなんでいいのか? と思いつつも覚悟を決めた。
ロクが勝てるとは思わない。
でも殺させもしない。
絶対に、俺がどうなっても助けて見せる。
だから心ゆくまで戦えばいい。
俺は結構な覚悟を決めて見守っていたのだけど、いざ戦闘となったらあっという間に獣神たちが蹴散らされて吃驚だ。
「ちょ、神の癖になんだよぅ!」
「イチヤ、獣神たちは堕ちかけの神です」
「堕ちかけ?」
俺はお師匠様の言葉に眉を顰めて繰り返した。
「その昔、人と交わった時に彼らの神格が穢れました。神霊を取り戻すことで補完する予定だったのでしょうが、その計画が思ったよりも進まず、焦って猩々たちに手を出してみたけれどもそれも上手くいかなかった。そして今は――神になってすらいないロクサーン侯と、堕神のハヌマーンに簡単に蹴散らされてしまった。無様ですね」
滔々と述べてから薄っすらと笑ったお師匠様が怖い。
うぅぅ、やっぱり敵同士なんですね。
『こんな馬鹿なっ!』
地に倒れ伏したままパニクる獣神を見て、なんだか申し訳ないような気になる。
あれだけ傲岸不遜な態度を取っておいてこの体たらくじゃな。
「お前たちよりも、ハヌマーンの方がまだ強かったぞ?」
「おいっ! 俺と比べるな!」
ロクの言葉にハヌマーンが噛み付いたが事実だった。
堕神であるハヌマーンよりも、まだ神から堕ちていない獣神たちの方が弱かった。
どうして?
『神にも弱い神と強い神がいると言っただろう』
おっさんの神様がひょいひょいと出てきてそう言った。
『おまけに向き不向きもある。その神々は荒事には慣れておらんな』
「だって、獣神だよ!?」
どう見たって武張った様子なのに。
『そういうこともある』
「え~、そんないい加減な」
でも俺は神がそういう存在だと知っていた。
だから寧ろ、俺を騙したのは絶対に勝てないと言ったお師匠様じゃないだろうか?
「あの、お師匠様? 俺たちじゃあ獣神には敵わないって言ってましたよね?」
「絶対に敵わないと決め付けたのはそなたで、私は可能性は零ではないと言いました」
「詭弁だ!」
こっちが誤解するような言い方をしておいて、他意はなかったなんて信じないからな!
「私は師匠として、そなたが強くなれるよう導いただけです。藁にもすがる思いでなければ神霊と番ったりしなかったでしょう?」
「ッ!」
「お師匠様っ!」
思わず手が出て、殴り飛ばされたお師匠様を見てハヌマーンが悲鳴をあげた。
ただ色んなルールや神同士の牽制があってやらないだけだ。
『しかしこの面子ならば構わぬだろう』
そう言った小さい神の決まりが一体どうなっているのか俺はわからない。
でもどうやらもう移動してしまったようだし、しかもそれは俺がいた世界の神界らしい。
『いいや、ここはまだ神界ではない。狭間の世界だ』
狭間の世界?
『黄泉の国のようなものだ』
うわ、命の危機を感じる……。
俺は滅多に死なない身体になった筈なのに、簡単に死んでしまいそうだ。
『死にはせぬ』
そう言ってニタリと笑った神がムカつく。
いや、逃げ切れたとは思ってなかったけどさ。
「それで、どうして突然に割り込んできたの? あっちの争いはあなた達には関係ないよね?」
『うむ、関係ない。関係はないが、口を出したくなった』
「つまり?」
『強い神が手に入りそうだ』
「……」
なるほど、俺が見繕って推薦するまで待てなかったのね。
「えっと、お師匠様は好みじゃないって言ってたよな?」
『好みではないが、ついでだ』
確かお師匠様は出来損ないで、あの世界でなきゃ存在すら出来ないと言っていた。
けれども此処に来られたということは、小さい神が力を貸したか、それか此処が狭間の世界だからだろう。
俺の知らないことなんてまだまだ幾らでもあるんだろうなと、少し目が覚めた。
『異界の神が、我らに何用だ!』
ちょっとタイガーなマスクを思わせるような虎っぽい獣神が吠えた。
ぶわっと熱風が吹き付けてくるような威圧を叩き付けられたけど、今の俺はそれが虚仮威しに過ぎないと知っているので特にビビッたりはしない。
ただ演出過多というか、芝居がかった神たちだと思う。
『勝負の場を提供してやる。但し儂にも分け前を寄越せ』
『分け前?』
突然出てきたちっこいおっさんに分け前を寄越せと言われ、獣神たちが面食らっている。
あっちの世界にはこんなに威厳のない神様っていないんだろうなぁ……。
「神様、ロクは駄目だし、獣神たちはなりかけの神じゃないよ」
神様が対価として俺に求めたのは、“神になる可能性のあるもの” だ。
『気にするな。神の目に狂いはない』
え~、ナニソレ怪しい。
俺は神を万能だと思っていないし、結構あやふやでいい加減な存在だとも思っている。
でも人とは違う視点を持っていることは確かだ。
『さあ、とっとと決着を付けたらどうだ?』
『言われるまでもないわ! 蹴散らしてくれる!』
獣神たちがこちらを囲むように展開し、ロクとハヌマーン+お供?の猩々たちと向き直った。
(ああ~、どうしよう。絶対に勝ち目なんてある訳ないじゃん!)
そう気ばかり焦るものの、俺には止める手段がなかった。
獣神に屈しない、立ち向かうという姿勢を貫いている以上は逃げるなんて出来ない。
第三者として止める力を持っている筈のお師匠様もおっさんの神様も止める気がない。
獣神は勿論やる気だ。
ここには俺の味方が一人もいない。
「なんで俺だけこんな孤立した気分になるかなぁ!」
思わずそう嘆いたら、ハヌマーンがお前も遊べばいいと言った。
「遊び……そうか、遊びか」
確かにハヌマーンはとても楽しそうで、ロクだって俺のことも忘れてワクワクしていて、獣神たちだってお師匠様だってこれからプロレスの団体戦でも始めるような空気だ。
こんなんでいいのか? と思いつつも覚悟を決めた。
ロクが勝てるとは思わない。
でも殺させもしない。
絶対に、俺がどうなっても助けて見せる。
だから心ゆくまで戦えばいい。
俺は結構な覚悟を決めて見守っていたのだけど、いざ戦闘となったらあっという間に獣神たちが蹴散らされて吃驚だ。
「ちょ、神の癖になんだよぅ!」
「イチヤ、獣神たちは堕ちかけの神です」
「堕ちかけ?」
俺はお師匠様の言葉に眉を顰めて繰り返した。
「その昔、人と交わった時に彼らの神格が穢れました。神霊を取り戻すことで補完する予定だったのでしょうが、その計画が思ったよりも進まず、焦って猩々たちに手を出してみたけれどもそれも上手くいかなかった。そして今は――神になってすらいないロクサーン侯と、堕神のハヌマーンに簡単に蹴散らされてしまった。無様ですね」
滔々と述べてから薄っすらと笑ったお師匠様が怖い。
うぅぅ、やっぱり敵同士なんですね。
『こんな馬鹿なっ!』
地に倒れ伏したままパニクる獣神を見て、なんだか申し訳ないような気になる。
あれだけ傲岸不遜な態度を取っておいてこの体たらくじゃな。
「お前たちよりも、ハヌマーンの方がまだ強かったぞ?」
「おいっ! 俺と比べるな!」
ロクの言葉にハヌマーンが噛み付いたが事実だった。
堕神であるハヌマーンよりも、まだ神から堕ちていない獣神たちの方が弱かった。
どうして?
『神にも弱い神と強い神がいると言っただろう』
おっさんの神様がひょいひょいと出てきてそう言った。
『おまけに向き不向きもある。その神々は荒事には慣れておらんな』
「だって、獣神だよ!?」
どう見たって武張った様子なのに。
『そういうこともある』
「え~、そんないい加減な」
でも俺は神がそういう存在だと知っていた。
だから寧ろ、俺を騙したのは絶対に勝てないと言ったお師匠様じゃないだろうか?
「あの、お師匠様? 俺たちじゃあ獣神には敵わないって言ってましたよね?」
「絶対に敵わないと決め付けたのはそなたで、私は可能性は零ではないと言いました」
「詭弁だ!」
こっちが誤解するような言い方をしておいて、他意はなかったなんて信じないからな!
「私は師匠として、そなたが強くなれるよう導いただけです。藁にもすがる思いでなければ神霊と番ったりしなかったでしょう?」
「ッ!」
「お師匠様っ!」
思わず手が出て、殴り飛ばされたお師匠様を見てハヌマーンが悲鳴をあげた。
3
あなたにおすすめの小説
黒豹陛下の溺愛生活
月城雪華
BL
アレンは母であるアンナを弑した獣人を探すため、生まれ育ったスラム街から街に出ていた。
しかし唐突な大雨に見舞われ、加えて空腹で正常な判断ができない。
幸い街の近くまで来ていたため、明かりの着いた建物に入ると、安心したのか身体の力が抜けてしまう。
目覚めると不思議な目の色をした獣人がおり、すぐ後に長身でどこか威圧感のある獣人がやってきた。
その男はレオと言い、初めて街に来たアレンに優しく接してくれる。
街での滞在が長くなってきた頃、突然「俺の伴侶になってくれ」と言われ──
優しく(?)兄貴肌の黒豹×幸薄系オオカミが織り成す獣人BL、ここに開幕!
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
【R18】兄弟の時間【BL】
菊
BL
色々あってニートになった僕、斑鳩 鷹は当たり前だけど両親にめっちゃ将来を心配されまさかの離島暮らしを提案されてしまう。
待ってくれよ! アマゾンが当日配送されないとこなんて無理だし、アニメイトがない世界に住めるか!
斯くて僕は両親が改心すればと家出を決意したが行く宛はなく、行きついたさきはそいつの所だった。
「じゃぁ結婚しましょうか」
眼鏡の奥の琥珀の瞳が輝いて、思わず頷きそうになったけど僕はぐっと堪えた。
そんな僕を見て、そいつは優しく笑うと机に置かれた手を取って、また同じ言葉を言った。
「結婚しましょう、兄さん」
R18描写には※が付いてます。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
黒豹拾いました
おーか
BL
森で暮らし始めたオレは、ボロボロになった子猫を拾った。逞しく育ったその子は、どうやら黒豹の獣人だったようだ。
大人になって独り立ちしていくんだなぁ、と父親のような気持ちで送り出そうとしたのだが…
「大好きだよ。だから、俺の側にずっと居てくれるよね?」
そう迫ってくる。おかしいな…?
育て方間違ったか…。でも、美形に育ったし、可愛い息子だ。拒否も出来ないままに流される。
オメガ転生。
桜
BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。
そして…………
気がつけば、男児の姿に…
双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね!
破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!
ただの雑兵が、年上武士に溺愛された結果。
みどりのおおかみ
BL
「強情だな」
忠頼はぽつりと呟く。
「ならば、体に証を残す。どうしても嫌なら、自分の力で、逃げてみろ」
滅茶苦茶なことを言われているはずなのに、俺はぼんやりした頭で、全然別のことを思っていた。
――俺は、この声が、嫌いじゃねえ。
*******
雑兵の弥次郎は、なぜか急に、有力武士である、忠頼の寝所に呼ばれる。嫌々寝所に行く弥次郎だったが、なぜか忠頼は弥次郎を抱こうとはしなくて――。
やんちゃ系雑兵・弥次郎17歳と、不愛想&無口だがハイスぺ武士の忠頼28歳。
身分差を越えて、二人は惹かれ合う。
けれど二人は、どうしても避けられない、戦乱の濁流の中に、追い込まれていく。
※南北朝時代の話をベースにした、和風世界が舞台です。
※pixivに、作品のキャライラストを置いています。宜しければそちらもご覧ください。
https://www.pixiv.net/users/4499660
【キャラクター紹介】
●弥次郎
「戦場では武士も雑兵も、命の価値は皆平等なんじゃ、なかったのかよ? なんで命令一つで、寝所に連れてこられなきゃならねえんだ! 他人に思うようにされるくらいなら、死ぬほうがましだ!」
・十八歳。
・忠頼と共に、南波軍の雑兵として、既存権力に反旗を翻す。
・吊り目。髪も目も焦げ茶に近い。目鼻立ちははっきりしている。
・細身だが、すばしこい。槍を武器にしている。
・はねっかえりだが、本質は割と素直。
●忠頼
忠頼は、俺の耳元に、そっと唇を寄せる。
「お前がいなくなったら、どこまででも、捜しに行く」
地獄へでもな、と囁く声に、俺の全身が、ぞくりと震えた。
・二十八歳。
・父や祖父の代から、南波とは村ぐるみで深いかかわりがあったため、南波とともに戦うことを承諾。
・弓の名手。才能より、弛まぬ鍛錬によるところが大きい。
・感情の起伏が少なく、あまり笑わない。
・派手な顔立ちではないが、端正な配置の塩顔。
●南波
・弥次郎たちの頭。帝を戴き、帝を排除しようとする武士を退けさせ、帝の地位と安全を守ることを目指す。策士で、かつ人格者。
●源太
・医療兵として南波軍に従軍。弥次郎が、一番信頼する友。
●五郎兵衛
・雑兵。弥次郎の仲間。体が大きく、力も強い。
●孝太郎
・雑兵。弥次郎の仲間。頭がいい。
●庄吉
・雑兵。弥次郎の仲間。色白で、小さい。物腰が柔らかい。
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる