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一章 エストワールの手紙
しおりを挟む拝啓、鷹石 孝一郎殿。
君がこれを読んでいるってことは無事僕の世界で生まれたってことだね。
ようこそザラディーンへ。
たぶん君が色々と戸惑っているだろうからこの手紙を僕の部下に託すよ。
どうだい?今生の君の姿は気に入ってくれたかい?
君が姿は君がやっていたネトゲのキャラクターを再現してみたんだよ。
これで常にネトゲをやってる感覚になるでしょ?あぁ、そんなに誉めなくてもいいよ僕は当然の事をしたまでだから(笑)
それじゃあ、簡単に今生の君について説明するよ。
まず、普段の君の喋り方じゃあ今の姿に合わないはずだから勝手に翻訳されるようになってるよ。ついでにこの世界の言葉と文字も理解できるようにしてある。
ほんやくコン○ャクみたいなものだね。
次は能力だね。まずは生成魔法を使えるようにしてある。
これは生前の君の記憶で見たことがあるもの、触れた事のあるものなどを魔法で再現でき具現化出来る。
これでラジコンやエアガンが再現出来るはずだよ。
他の属性の魔法も初めは使えないと思うけれど君が頑張れば使えるようになるはずだよ。
だから頑張って修行して?
ただし、僕は君に死んでほしくはないから回復魔法だけは始めから全て使えるようにしているからね。
君の魔力はそこそこ強くしてあるよ。たぶん君より魔力が強いのは僕位じゃないかな(笑)
君の身体能力は今の姿通りにしかないけれど危険な状態になったら君にかけてるリミッターを解除して。それで大概はどうにか出来るはずだから。でも自分で一応強くなる訓練は頑張ってね。
一応君についてはこれくらいかな?
あぁ、そうだ。面白そうだから僕も人間になることにしたよ。
この世界の何処かでいつか君と出会うと思うけどその時は宜しくね!
それでは友人である君が善き人生を送れることを僕は願う。
追伸、この手紙を届けた僕の部下は自由に使っていいよ。て言うか君にあげる(笑)
過労死しない程度にこきつかってちょうだい。
一応下級でも神だから簡単には死なないけどね~。
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