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実り始めたくろいつぼみ
第零話 プロローグ
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俺は心底あいつが嫌いだった。
「きょうにぃ私可愛い?」
「かわいい」
「ほんと?うれしい!」
「きょうにぃはかっこいいよ?」
「そ、そんなことはないぞ?」
「ううん、きょうにぃはかっこいいの」
「そうか?お前は世界一かわいいよ」
「えへへうれしいなぁ」
「きょうにぃは世界一かっこいい!私きょうにぃのことだーいすき!」
「ありがとな」
「あのね?しづちゃんね大きくなったらすっごい美人さんになるから」
「うん」
「きょうにぃ私と結婚してくれる?……だめ?」
「あぁいいぞ、約束な」
あいつがねぇさんを奪って行ったから
「ほんと!」
「ほんと」
「ぜったいぜったいわすれちゃだめだからね!」
「わかってるって忘れないよ」
そう言った口であいつは違う子に可愛いと抜かし、ねぇさんを抱きしめた腕で違う子を抱きしめた。
「いずみはかわいいなぁ、ほらギュってしてやる」
「わーいきょうくんだーいすき!」
「きょうにぃのばかー」
「え?しづ、ちょっ、待て」
「もうきょうにぃなんて知らないもん!!」
あれからねぇさんは家でずっと泣いてた。ねぇさんを泣かしたあいつを俺は許さない。あの子はきっとあいつに騙されてるんだ。守ってやんなきゃだめだな。そう決心した。
あれから数年俺たち兄弟は小学校に上がった。ねぇさんはあいつに幻滅したのかもうあいつの名前は出さない。あいつは俺たちよりも年上で今年中学生になったらしい。登校時間が一緒なのが気にくわねぇ
「いずみ!俺と一緒に登校しよう!」
「うん!かづくんと行くー!」
いおんはあいつの従姉妹だった。まぁ従姉妹ってこと最初に言わないあいつが悪い
「いずみ!待て俺も行く。かづとしづも一緒に行こうな」
「きょう兄さん学校反対側ですよね?俺がいずみとねぇさん守るんで一人で寂しく学校行ってくれていいんですよ?」
「いやいや俺も行くよ。いずみは俺の従姉妹だし、しづとは結婚の約束してるし」
「そう言うのいいんで、結婚の約束してたとしてもねぇさんを泣かした奴とねぇさんを一緒にしておきたくないんでどうぞ中学校行ってください」
「ウグッそっそれは」
「いずみ、ねぇさん行こう」
「あー待ってよ!かづくん!きょうくんまたねー」
「……」
「あー子供が大きくなるのは早いなぁ」
なんなんだあいつは!?ねぇさんと結婚の約束してる!?そんなのもう無効に決まってんだろ!!それからも朝はよくあいつに会ったがあまり話をせず、何かあればねぇさんを泣かせたと言ってあいつを黙らせた。この8年間本当にいろんなことがあった。いずみとねぇさんに恋人ができたり、あいつが大学生になったり、あいつが女に告白したり、あいつが振られたり、はっ!いい気味だ。なんて思っていた。あいつに不幸が降りたからって許したわけではないんだが……、なにがどうしてこうなった!!!!なんであいつが俺の家庭教師になるんだよ!確かに俺はあいつともう会わないようにちょっと遠い学校に行くために勉強したいから、かぁさんに家庭教師を雇って欲しいと頼んだ。でもあいつはないだろ!!俺が嫌ってるってかぁさん知ってんだろ!!なにが「もうそろそろ仲直りしなさいね~」だ。あいつとの仲に直るような仲は無ぇよ!くそ!かぁさんが雇っちまったもんはしょうがない。なんかあったら嫌味の一つや二つ言ったっていいだろ……。そうして俺の中学校最後の一年がやってきた。
「きょうにぃ私可愛い?」
「かわいい」
「ほんと?うれしい!」
「きょうにぃはかっこいいよ?」
「そ、そんなことはないぞ?」
「ううん、きょうにぃはかっこいいの」
「そうか?お前は世界一かわいいよ」
「えへへうれしいなぁ」
「きょうにぃは世界一かっこいい!私きょうにぃのことだーいすき!」
「ありがとな」
「あのね?しづちゃんね大きくなったらすっごい美人さんになるから」
「うん」
「きょうにぃ私と結婚してくれる?……だめ?」
「あぁいいぞ、約束な」
あいつがねぇさんを奪って行ったから
「ほんと!」
「ほんと」
「ぜったいぜったいわすれちゃだめだからね!」
「わかってるって忘れないよ」
そう言った口であいつは違う子に可愛いと抜かし、ねぇさんを抱きしめた腕で違う子を抱きしめた。
「いずみはかわいいなぁ、ほらギュってしてやる」
「わーいきょうくんだーいすき!」
「きょうにぃのばかー」
「え?しづ、ちょっ、待て」
「もうきょうにぃなんて知らないもん!!」
あれからねぇさんは家でずっと泣いてた。ねぇさんを泣かしたあいつを俺は許さない。あの子はきっとあいつに騙されてるんだ。守ってやんなきゃだめだな。そう決心した。
あれから数年俺たち兄弟は小学校に上がった。ねぇさんはあいつに幻滅したのかもうあいつの名前は出さない。あいつは俺たちよりも年上で今年中学生になったらしい。登校時間が一緒なのが気にくわねぇ
「いずみ!俺と一緒に登校しよう!」
「うん!かづくんと行くー!」
いおんはあいつの従姉妹だった。まぁ従姉妹ってこと最初に言わないあいつが悪い
「いずみ!待て俺も行く。かづとしづも一緒に行こうな」
「きょう兄さん学校反対側ですよね?俺がいずみとねぇさん守るんで一人で寂しく学校行ってくれていいんですよ?」
「いやいや俺も行くよ。いずみは俺の従姉妹だし、しづとは結婚の約束してるし」
「そう言うのいいんで、結婚の約束してたとしてもねぇさんを泣かした奴とねぇさんを一緒にしておきたくないんでどうぞ中学校行ってください」
「ウグッそっそれは」
「いずみ、ねぇさん行こう」
「あー待ってよ!かづくん!きょうくんまたねー」
「……」
「あー子供が大きくなるのは早いなぁ」
なんなんだあいつは!?ねぇさんと結婚の約束してる!?そんなのもう無効に決まってんだろ!!それからも朝はよくあいつに会ったがあまり話をせず、何かあればねぇさんを泣かせたと言ってあいつを黙らせた。この8年間本当にいろんなことがあった。いずみとねぇさんに恋人ができたり、あいつが大学生になったり、あいつが女に告白したり、あいつが振られたり、はっ!いい気味だ。なんて思っていた。あいつに不幸が降りたからって許したわけではないんだが……、なにがどうしてこうなった!!!!なんであいつが俺の家庭教師になるんだよ!確かに俺はあいつともう会わないようにちょっと遠い学校に行くために勉強したいから、かぁさんに家庭教師を雇って欲しいと頼んだ。でもあいつはないだろ!!俺が嫌ってるってかぁさん知ってんだろ!!なにが「もうそろそろ仲直りしなさいね~」だ。あいつとの仲に直るような仲は無ぇよ!くそ!かぁさんが雇っちまったもんはしょうがない。なんかあったら嫌味の一つや二つ言ったっていいだろ……。そうして俺の中学校最後の一年がやってきた。
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