しろがねの光から孵る真

Sinbulli

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優しき耀きは、闇をも救う

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私は、彼を取り戻すべく、彼の家(私たちの家)の扉を開いた


リビングで戯れる2匹の魔物がいた‼


1匹は、完全に魔物と化していて、人間の欠片も残していない、異形の生き物だった‼


もう、片方は⁉


彼の顔つき、彼の身体つきが、残っていた‼


(彼だ‼)


ふたつの異形の生き物は、身体を寄せ会い、震えていた‼


(私に怯えているの?)


そう、辺りを包み込む、しろがねの光が、彼等の行動を阻害していた


完全に異形と成っている者が、聞き取りにくい声で、


『・・・・・オ、オレタチヲ、カ、カルノカ?』


「貴方達を、救いたいの‼」


『スクウ?』


「そう、救いたいの‼」


『カルノト、ドウチガウ?』


『オレハ、ノゾンデ、コノカラダニ、ナッタ(笑)』


『ダガ、コイツハ、オレガ、ムリヤリ、カエタ(笑)』


「何故?」


『イロイロナ、フアンヲ、カカエテ、イタ‼』


『オマエヲ、シアワセニ、デキルノダロウカ⁉、トカ、シゴトハ、ツヅケテイケルノカ、トカ(笑)』


『ソンナ、フアンヲ、カカエル、コイツニ、インビナ、ユメヲ、マイバン、マイバン、ソシテ、ハクチュウムサエ、ミセタ(笑)』


『コイツハ、ユメト、ゲンジツノ、サカイガ、ナクナリ、オレニ、オチタ(笑)』


『コイツノ、カラダハ、ジツニイイ(笑)』


『コイツノ、ココロ、タマシイヲ、リョウジョクスルノハ、タマラナイ、エツラクダ(笑)』


「貴方は、私を、怒らせたいのね?」


「でも、そんな事には、ならないわ」


「だって、私は、彼から、不安や躊躇いを聞いていたもの‼」


「私は、そんな彼を、支えてあげたいと、思った‼」


「彼から、得られるものがあるし、私も、彼に(^^)」


徐々に、彼の姿が、私の光に、呼応して、人間の姿に、戻っていく‼


それを見て、漆黒の異形は、驚愕の表情?だ‼(漆黒過ぎて、表情が分からない)


『ナッ?、ナゼダ?』
『ナゼ?モドレル?』
『ワレト、トモニ、エツラクニオボレヨウゾ‼』


「心が休まる、あたたかな光が、僕の中に、射し込んでくる(^^)」


彼のカラダから、漆黒の粘液が、離れ、漆黒の異形に、すがってイク‼


漆黒の異形は、悦楽の『声』を、あげながら、ソレを取り込んでイク‼


『フ‼フフフ‼コノスキニ‼』


漆黒の異形が、私の光から、逃げようとしたが、


私は、この家ごと、球状に、光で包み込んでいるので、


漆黒の異形は、逃げおおせる事が、出来なかった‼


彼が、正気を取り戻した様だ‼


「君なのか?」


「うん(^^)」


「僕は、何て事を⁉」
「何て事を、してしまったんだ‼」
「不安や恐れから、逃げ出し、」
「漆黒の闇に、逃げ込んだ」
「すまない」


「大丈夫だよ‼」
「貴方は、そんな心の隙間を、狙われただけ」
「だって、貴方の中には、もう、漆黒の闇は、無いでしょ?」


「うん(^^)、君の光で、満ちているよ‼」
「何て‼心が、安らぐんだろう(^^)」
「もっと、早く、君に伝えていたら、こんな事に、成らなかったのかな?」


「いいんだよ(^^)これから、ゆっくり、そう、していける様に、していけば、いいんだから(^^)」


「この闇は、どうするの?」


「この人は、私の光でも、女神様の光でも、直ぐには、癒せないみたい」


「だから、こうして、光の繭に包んで、女神様のとこで、ゆっくり戻すんだって(^^)」


『ヤ、ヤメロ⁉、ヤメテクレ、イヤダイヤダ、ヤ、ヤ、ヤ、メ、ロ・・・・・』


私は、光の結界の1部を、どんどん収縮して、異形の闇を包み込んで、光の繭にしていく


「ホア、女神様に、この繭を届けてくれる?」


「うん(^^)」


光耀く一陣の風が、吹いたとたん、ホアと光の繭は、光と共に、消え去った



「ありがとう。僕を闇から、救ってくれて(^^)」


「彼も、いつか?、救えると、いいね(^^)」


「そうだね(^^)」


「いつかきっと‼」







遥か、果てしない未來、漆黒の異形は、男神としての姿を、取り戻す


笑顔の女神様に、迎えられて(^^)






次回へと、続く




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