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旅立ち
お師匠様〜〜〜
しおりを挟む「お師匠様~~~(泣)」
「あら?ルナ、どうしましたか?」
「シンが!シンが~!あのポンコツ王女に軟禁されちゃいました~(泣)」
サラ師匠は、ゆっくり嫋やかに、ルナを自室に招き入れました
「落ち着いて、ルナ」
「だってだって!シンがシンが!あのオンナの毒牙に~!」
「あらあら、ルナ、貴女、シンさんの事となると、我を忘れてしまうのね」
サラ師匠は、魔石冷蔵庫からミルクを取り出して、カモミールのチンキを数滴と共に、カップへと注いだ
カップを両手で包むと、カモミールの香りがする湯気が立ち上る
「さあルナ、これを、お飲みなさい」
ルナは、立ち上るカモミールの香りに包まれながら、ゆっくりとコクンコクンと、ホットカモミールミルクを飲み干した
「どう?落ち着いた?」
「うん、ばあば」
「あらあら (^^) いつ以来かしら、貴女が私を、ばあばと呼んでくれるのは (^^) 」
「なんだか?ほっこり落ち着いたら、自然とばあばと呼んでたの」
「落ち着いたわね、ルナ」
「うん、師匠!」
「あら、ばあばでいいのよ、私は貴女のおばあちゃんのつもりなんだから」
「ありがとう、ばあば (^^) 」
「シンさんの事は、知っているの。ある意味、乗り越えなきゃいけない試練だと思うの」
「試練?」
ばあばは、私の瞳を、まっすぐ見つめると、穏やかに
「そう試練なの、シンさんは、分別のある優しい人だと思うの」
「そうよばあば、シンは別け隔てなく優しい人よ!だから、好きから、愛してるになっていったわ」
「でもね、それは裏を返せば、そう優柔不断なのよ、流され容易いとも言えるわ」
「そんな事、そんな事ないもん、私を好きだって!愛してるって!はっきり言ってくれた!」
ばあばは、困った顔をしながら、
「貴女が一番である事は変わらないわ、でもね、私が教えようとしている魔法は、あっと言う間に世界の軍事バランスを崩し去るわ」
「え?、何、何なの?」
「私が教えようとしている魔法は、その人の魔法力に応じて、送る人数を増減出来るという事、分かるわね」
私は、愕然としながら、ばあばの顔を呆然と見つめていた
「大丈夫?ルナ」
「だから、試練なんだね、ばあば?」
「そう、シンさんが、本当に大事だと思う事を優先して、対処する事を、私は望んだの」
「結局は、ばあばが危惧していたとおりになってしまったのね」
ばあばは、私を優しい両手で包み込むと、
「いいルナ、シンさんのケツを叩いてきなさい!一番大切なものは何なのかと」
私は、パッと晴れやかに、ばあばに答えていた
「ばあば、ありがとう、私、行って来ます!」
旅立ち……………………………………完
次章、旅路………………準備は?
続く
アル:僕は、いつ出番かな?
天の声:ルナ、忘れてるね(笑)
アル:え~!どうにかしてよ~
天の声:う~ん、どうしようかな~(笑)
アル:僕、大人しくしてたけど、鳴いて(吠えて)みようかな?
天の声:気付くかな~?
天の声:書き手都合により、君は今日から、マロだって~~(爆笑)
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