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婚約者編
閑話(R18 飛ばしても大丈夫です回)
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カーティスに抱き上げられたまま飛んだ先は、カーティスの自室だった。寝室を分けられてから、カーティスが使うこの部屋には一度も入ったことはない。そこかしこから漂うラベンダーの香りに顔を赤くするアズライトを、カーティスは乱暴にベッドに放り投げ、そのままのし掛かってくる。
「…なんだよ。発情したような顔してるじゃねぇか。ん?」
自分を冷たく見下ろすカーティスのカラダから、ブワッ、と勢いよくラベンダーの香りが吹き出すように香り、それに包まれたアズライトは「…あっ」とカラダを震わせた。
結婚してから10年以上経つ中で、カーティスがこんな乱暴な言葉を自分に向けるのも初めてだ。いつでも一線を引かれているような言葉遣いで、夜も丁寧に、優しく、が常だった。いつでも余裕があり、自分を何度も絶頂させてからようやく中で射精するカーティスは、達する時にも表情は変わらなくて、…アズライトは、自分ではカーティスを満足させることはできないのだと惨めになったこともある。
夜の営みの回数も、週に一度、土曜日の夜だけに限られていた。だからと言ってカーティスがどこかに行くわけではなく、寝室を分けられてしまうまでは毎晩一緒に寝てくれていたのだが、自分ではカーティスを欲情させられず子どもを授かるための義務的な行為なのだと思っていたのだ。
信じられないような気持ちで見上げるアズライトに、カーティスが噛みつくように口づけた。乱暴に舌を差し入れられ、戸惑いと羞恥で縮こまるアズライトの舌を無理矢理絡めとり強く吸い上げた。
「ふ、あ…っ」
思わず洩れる吐息すらも逃さないとばかりに口を塞がれて、アズライトはだんだんと視界がぼやけてきた。
「…おい、始まったばっかりだぞ。口づけだけでこんなになっちまって大丈夫か?ん?」
冷たい視線は変わらず、カーティスはアズライトのドレスを破るように脱がせると下着をずらしてアズライトの秘処に指を這わせた。
「あっ」
「…キスだけでこんなにしやがって。まさかもう他の男に赦したんじゃねぇだろうな。確かめてやるから自分で脱いで足を開け」
グチグチと蜜口を擦られ、快楽を与え続けられてしまい、アズライトはカーティスの言葉の意味がわからなかった。
「カート、さ、ま、」
途端に下着をずらされ顕になった尻をバチン、とやられ、その痛みに息が止まったようになりながらもアズライトは自分が軽く達してしまったことに気付いて羞恥でいたたまれなくなった。
「早くしろ。聞こえなかったか?」
吐き捨てるように言ったカーティスは、アズライトの耳に唇を寄せると、「足を開いて、おねだりしてくれよ、アズ。おまんこしてください、って」と囁き舌を耳にぐちゅりと差し込んだ。いままでこんな卑猥な言葉をぶつけられたことなどなく、アズライトは羞恥と混乱でうまく呼吸ができない。そんな中、言葉をまともに出せるはずがない。
「アズ。言えねぇのか?俺が頼んでるのに」
ぐちゅぐちゅとダイレクトに水音に耳を犯され、秘処も指で掻き回されアズライトは頭がぼんやりとしてきた。
「アズ」
「ひ…っ、あ、う、」
「アズ。…イヤなのか?俺に抱かれるのはイヤなのか」
強すぎる快感に涙が溢れる視界で必死に捉えたカーティスの顔は、苦痛に耐えるように歪んでいた。
「や、」
アズライトは懸命に手を伸ばし、カーティスの頬にそっと触れた。
「カート様、イヤじゃ、ない、…好きで、す」
「…ウソだ」
すげなく否定されて、アズライトはまた涙を溢れさせた。
「…っ、カート様が…っ!!私を、嫌ってるくせに…っ」
そう叫んだ途端、足がぐわっと左右に割り開かれ、カーティスの昂りに一気に貫かれた。
「あーっ!!」
「…はっ、…きっつ…。6年ぶりだからな、我慢しろよ、アズ。中、突きながら拡げてやるからな…っ」
いきなり激しい抽送が始まり、アズライトはカーティスにしがみつくので精一杯だった。
「あっ、あっ、や、カート、さまぁ…っ」
「ずっと、こうしてやりたかった。取り繕って済ました顔を…っ、俺に、抱かれて、わけがわからなくなるくらい…っ、めちゃめちゃに…っ、して、やりたかった…っ、ぐ…っ」
さらに激しく腰を打ち付けたカーティスは、「出すぞ…っ!」と叫ぶとブルリ、とカラダを震わせた。しがみつくアズライトにもそれはダイレクトに伝わり、自分の中に懐かしい熱さが広がるのを感じてつられるように絶頂した。
唇を塞がれ、腰をグッ、グッ、と押し付けられる。奥まで流し込もうとするその動きに、アズライトは胸がキュウッと締め付けられた。
「カー、ト、さま、ん、…んっ、あ、あ、んぅ」
角度を変えるように何度も唇を貪られながら中をグリグリと抉られ、アズライトはそのまま意識を失った。
「…なんだよ。発情したような顔してるじゃねぇか。ん?」
自分を冷たく見下ろすカーティスのカラダから、ブワッ、と勢いよくラベンダーの香りが吹き出すように香り、それに包まれたアズライトは「…あっ」とカラダを震わせた。
結婚してから10年以上経つ中で、カーティスがこんな乱暴な言葉を自分に向けるのも初めてだ。いつでも一線を引かれているような言葉遣いで、夜も丁寧に、優しく、が常だった。いつでも余裕があり、自分を何度も絶頂させてからようやく中で射精するカーティスは、達する時にも表情は変わらなくて、…アズライトは、自分ではカーティスを満足させることはできないのだと惨めになったこともある。
夜の営みの回数も、週に一度、土曜日の夜だけに限られていた。だからと言ってカーティスがどこかに行くわけではなく、寝室を分けられてしまうまでは毎晩一緒に寝てくれていたのだが、自分ではカーティスを欲情させられず子どもを授かるための義務的な行為なのだと思っていたのだ。
信じられないような気持ちで見上げるアズライトに、カーティスが噛みつくように口づけた。乱暴に舌を差し入れられ、戸惑いと羞恥で縮こまるアズライトの舌を無理矢理絡めとり強く吸い上げた。
「ふ、あ…っ」
思わず洩れる吐息すらも逃さないとばかりに口を塞がれて、アズライトはだんだんと視界がぼやけてきた。
「…おい、始まったばっかりだぞ。口づけだけでこんなになっちまって大丈夫か?ん?」
冷たい視線は変わらず、カーティスはアズライトのドレスを破るように脱がせると下着をずらしてアズライトの秘処に指を這わせた。
「あっ」
「…キスだけでこんなにしやがって。まさかもう他の男に赦したんじゃねぇだろうな。確かめてやるから自分で脱いで足を開け」
グチグチと蜜口を擦られ、快楽を与え続けられてしまい、アズライトはカーティスの言葉の意味がわからなかった。
「カート、さ、ま、」
途端に下着をずらされ顕になった尻をバチン、とやられ、その痛みに息が止まったようになりながらもアズライトは自分が軽く達してしまったことに気付いて羞恥でいたたまれなくなった。
「早くしろ。聞こえなかったか?」
吐き捨てるように言ったカーティスは、アズライトの耳に唇を寄せると、「足を開いて、おねだりしてくれよ、アズ。おまんこしてください、って」と囁き舌を耳にぐちゅりと差し込んだ。いままでこんな卑猥な言葉をぶつけられたことなどなく、アズライトは羞恥と混乱でうまく呼吸ができない。そんな中、言葉をまともに出せるはずがない。
「アズ。言えねぇのか?俺が頼んでるのに」
ぐちゅぐちゅとダイレクトに水音に耳を犯され、秘処も指で掻き回されアズライトは頭がぼんやりとしてきた。
「アズ」
「ひ…っ、あ、う、」
「アズ。…イヤなのか?俺に抱かれるのはイヤなのか」
強すぎる快感に涙が溢れる視界で必死に捉えたカーティスの顔は、苦痛に耐えるように歪んでいた。
「や、」
アズライトは懸命に手を伸ばし、カーティスの頬にそっと触れた。
「カート様、イヤじゃ、ない、…好きで、す」
「…ウソだ」
すげなく否定されて、アズライトはまた涙を溢れさせた。
「…っ、カート様が…っ!!私を、嫌ってるくせに…っ」
そう叫んだ途端、足がぐわっと左右に割り開かれ、カーティスの昂りに一気に貫かれた。
「あーっ!!」
「…はっ、…きっつ…。6年ぶりだからな、我慢しろよ、アズ。中、突きながら拡げてやるからな…っ」
いきなり激しい抽送が始まり、アズライトはカーティスにしがみつくので精一杯だった。
「あっ、あっ、や、カート、さまぁ…っ」
「ずっと、こうしてやりたかった。取り繕って済ました顔を…っ、俺に、抱かれて、わけがわからなくなるくらい…っ、めちゃめちゃに…っ、して、やりたかった…っ、ぐ…っ」
さらに激しく腰を打ち付けたカーティスは、「出すぞ…っ!」と叫ぶとブルリ、とカラダを震わせた。しがみつくアズライトにもそれはダイレクトに伝わり、自分の中に懐かしい熱さが広がるのを感じてつられるように絶頂した。
唇を塞がれ、腰をグッ、グッ、と押し付けられる。奥まで流し込もうとするその動きに、アズライトは胸がキュウッと締め付けられた。
「カー、ト、さま、ん、…んっ、あ、あ、んぅ」
角度を変えるように何度も唇を貪られながら中をグリグリと抉られ、アズライトはそのまま意識を失った。
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