君は無自覚

鈴木なお

文字の大きさ
1 / 4

美容と共に

しおりを挟む
私の名前は川村ユリ。

都内でOLとして働いている。

趣味は美容とファッションにお金をかけることだ。

私にとっての見た目への投資というのは自分の人生を成功させるために必要な手段だった。

そもそも私の成功体験というのは美容への投資を始めた瞬間から始まったのだ。

知人からは見た目にばかりこだわってどうなのかと指摘を何度もされてきた。

今思えば見た目だけでなく、もっと別のところにも投資をするべきだったなと反省することがある。

ただ、若かりし頃の私にとって見た目への投資が成功へ近づく強烈な技術だったのだ。

見た目に投資をすると人々が私に向ける好意的な視線を強く感じられた。

私は見た目が世間一般で言われている劣っている人に対してなんとも思わないタイプだ。

しかし、世の中の人というのは誰しもがそうではないということを若い頃に深く痛感した。

個人的に思ったのは見た目だけで物事を全て決めてしまう人は感覚的だということだ。

別にそれが悪いというわけではないし、人間らしいと私は思う。

そもそも時間というのは有限なのだ。

時間は売られていないし、失った時間は二度と戻って来ない。

つまり人生の時間というのはとても希少なものなのだ。

その貴重な時間を見た目が綺麗な人につぎこむという生き方は有意義な時間を送れているという見方もできる。

もしかしたら私から見えている世の中というのは、その有意義な時間を過ごしたいと無意識で思っている人が多いのかもしれない。

そのことに気づいてから私はより一層、見た目に投資をするようになった。

そもそも見た目に投資をすることが楽しいのだ。

それに自分を磨くことを続けていると日々の出来事に変化があるような気がした。

例えば出会う人、話す人、すれ違う人、そういう人とたちは縁あって出会うものと私は考えている。

私の考えでいくと自分を磨くことでその出会える人が変わったり、出来事や前触れが変わるというイメージが強いのだ。

人生の時間は限られている。

だから1日1日を大切にし、時を楽しむことが大切だと私は考えるようになった。

そういう感じで考えていくと人の時間をむやみに奪ってはいけないと思うことが増えた気がする。

人に時間を使ってもらえるのならお互いに有意義な時間を過ごしたいと思うし、そうやって人に与えられる人に私はなりたい。

つまり人から奪うということをしない人でいたいのだ。

そもそも人生は有限だから毎日があることも他人が生活していることも当たり前ではない。

もしかしたら頼りにしている人が病気で倒れてしまうこともあるかもしれないのだ。

そう考えるとより、人生や人の時間というものは貴重なものだと思わされる。

私の理想は人に与えられる人であり、自分で自分を満たせる人であり、自分磨きを怠らない人であることだ。

そして前向きさを忘れずに時間を楽しむ人でいたい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一条さん結婚したんですか⁉︎

あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎ 嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡ ((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜 ⭐︎本編は完結しております⭐︎ ⭐︎番外編更新中⭐︎

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...