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103 チョコちゃんパパ
しおりを挟む「鈍いっての何が」
本当に鈍いのだろうか。
僕の口から打ち明けるべきことなんだろうな。全く見ず知らずの大人だったチョコちゃんパパに。
「あはぁ、何となくわかった。そういう顔をするからだろ。波流君、君は悩ましげな顔をするね。男でも、その表情は気になるかもしれない」
えっ……
今、何だか恐いことをいいましたか……
「でしょ、でしょ」
チョコちゃんは喜んでいる。
「え、どんな表情ですか……」
そう言えば、チョコママも似たようなことを言っていたけど……
「波流君は無自覚だから」
「わかっていてやっているなら恐ろしい」
「困るんですけど。何を言われているのか」
チョコちゃんパパは何故、離婚したのだろう。チョコちゃんママと気が合うはずなのに。
「君は多分、あれだね、他人の視線の中に危険な視線があることに気づいたんだね。音理が言うようにエロい視線とか」
「はい」
「先生には相談したの」
「はい」
「なんて」
「僕は……上級生にエロい目で見られるのが嫌だと言いました。どうにかならないかと。でも、それは仕方ないことだから勇気を持って立ち向かえと」
「で、君はどうしたの」
「不登校になりました。勉強なら家でできるし」
「そうか。余程、嫌なことがあったようだね」
「口では言えません」
「ああ、そうだろうね。中学生か……うん、いろいろあるよな。子どもなのに大人ぶったりする。丁度、中途半端な時期だからな。大人の方でも、扱いに困る」
チョコちゃんパパは腕組みした腕をほどく。
「でも、抱き合うな。こんな処で堂々と中学生が抱き合うなんて、許さないぞ」
「お父さんは頭が固い」
「いえ、僕もつい、音理さんが可愛いくて」
「きゃあああ」
「ほう……」
「聞いた」
「聞いた。聞き間違いじゃないよな。何処が可愛いんだ。もっといい顔の女の子は沢山いるぞ」
「顔も、可愛い」
「嘘だぁ」
だってどう説明すればいいのだろう。
不思議な魅力について。
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