公爵令嬢の波瀾万丈な逃亡ライフ

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第1章

第29話 まさかのチョークスリーパー!!

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 ――クロエ・ハートフィリア、新たな試練。

 宴会場で呪われた石像として騎士たちに発見される → 倉庫に保管される → ついに脱出! → しかし、見えざる手に全身バターを塗りたくられる → 番犬たちに再び舐め回される → 逃げようとしたところで騎士が駆けつける → 慌てて透明化。

 しかし、番犬たちにはバレバレで舐め回され、騎士たちが「呪いが本当に発動した!!」と大騒ぎし、ついに神官を召喚されるという最悪の展開に突入。

◆騎士たち、ついに神官を召喚!!

 
「領主様!! 祟りが止まりません!! 早く神官を!!」

 

「まさか……本当に霊が宿っていたというのか……?」

 

「しかも、見えない何かが暴れています!!」

 

(だから、それ私なんだってぇぇぇ!!!)

 

 しかし、騎士たちは完全にクロエの悲鳴と奇行を「石像の呪いのせい」だと確信してしまっていた。

 

「仕方ない……神官を呼べ!! すぐにお祓いだ!!」

 

(お祓いなんて、絶対にやめてぇぇぇぇ!!!)

◆神官登場、霊を鎮める!?

 
 ほどなくして、屋敷に一人の神官が現れた。

 

「……感じる。ここに何かいる……!!」

 

(あっ、まずい、この人、なんかガチで霊感ありそうなやつ……!!)

 

騎士たちは、完全に神官の言葉を信じ込んでしまった。

 

「やはり呪われた石像の霊がいたのか……!!」

 

「おぉぉ……神官様!! どうか、この呪いを解いてください!!」

 

(だから、私は霊じゃないってばぁぁぁぁ!!)

 

 クロエは透明化したまま、なんとか静かにその場を離れようとする。

 

(今なら……今なら気づかれずに逃げ――)

 

「そこか……!?」

 

(えっ!?!?)

 

 神官は、クロエの気配を察知し、素早く飛びかかった。

◆クロエ、羽交い締めにされる!?

 
 神官の腕が、見事に透明化したクロエの身体を捕らえた。

 


(うそ……!? え、なんで!? なんでこんなに正確に掴めるの!?)

 

「……確かに、何かがいる!!」

 

「おぉぉぉ!! 神官様が何かを掴んでおられる!!」

 

 騎士たちは、神官が「呪われた霊」を封じたと勘違いして大歓声を上げる。

 

(ち、違う!! それ私なの!! ただの生きた人間なのぉぉぉぉ!!!)

 

クロエの抵抗も虚しく、神官はさらに強い力でクロエを羽交い締めにした。

◆神官、まさかの格闘技スキル持ち!?

 
 クロエは必死に逃げようとするが、神官の拘束が異常に強い。

 

(ちょ、ちょっと待って!? なんでこんなに力強いの!? なんで神官がこんなに筋肉ムキムキなの!?)

 

「暴れるな……!!」

 

 神官は、素早くクロエの両足を絡め、完全に動きを封じた。

 

「封じる!!」

 

(いや、ちょ、待って、待って、待ってぇぇぇぇ!!)

 

クロエ、全裸&透明化のまま、完全拘束される。

◆チョークスリーパー発動!?

 
 クロエは、動きを封じられたまま、さらに神官の腕が首に巻きついていくのを感じた。

 

(ま、まさか……!?)

 

「……成仏せよぉぉぉ!!」

 

◆神官、容赦なくチョークスリーパー発動。

 

「ぐぇぇぇぇぇぇぇ!!???」

 

「おぉぉぉ!! 霊が暴れているぞ!!」

 

(暴れてるんじゃなくて、苦しいのぉぉぉ!!!)

 

 クロエは、透明化したまま必死に抵抗するが、完全に首を極められ、呼吸ができない。

 

(こ、これ……ヤバい……!! 本当に落ちる……!!)

 

「神官様、頑張れぇぇぇ!!」

 

(いや、応援しないでぇぇぇぇ!!!)

◆クロエ、気絶寸前!?

 
 クロエの視界が、じわじわと暗くなっていく。

 

(こ、こんな……こんな……バカな方法で……私は……)

 

「……む?」

 

「……神官様? どうされました?」

 

「……この霊、何か……異様に……肌が柔らかいのだが……?」

 

(うそ!?!? なんで今になって気づくのぉぉぉぉ!?!?)

 

 神官は、手に触れている「透明の何か」の感触を改めて確かめ始めた。

 

「……これは……本当に霊なのか?」

 

(ち、違う!! だから言ったでしょ!!! ちがうの!!!)

 

 しかし、もうクロエにはそれを説明するだけの力が残っていなかった。

 

(意識が……飛ぶ……)

 
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