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第20話 覚醒
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快楽に溺れた生活は、あっという間に過ぎて行った。
洞窟の奥底に拘束されているので、正確な時間は分からないが、1ヶ月くらいは経過しただろう。
淫魔の刻印を刻んでも妊娠しないクロエを不良品だと判断したゴブリンは、クロエを廃棄処分する事にした。
ゴブリンは、魔術でクロエを岩壁に埋め込み、孕み袋では無く、肉便器に変えた。
下半身だけを露出した無様で無防備な壁尻。
単なる性欲の捌け口としての穴。
クロエは・・・物になった。
岩の中に上半身を埋め込まれ、食事すらも与えられ無かった。
暗くて冷たい岩の中で、何も見えず、何も聴こえず、喋る事もできない中、下半身に感じる刺激だけが生きている事を実感させてくれる。
隙間から入り込む僅かな空気と生命力吸収で吸収したエネルギーを糧に生きる肉の穴。
また、最悪な事に不衛生な洞窟の中は触手型モンスターの巣窟だった。
岩に埋め込まれて逃げる事も抵抗する事も出来ないクロエは、触手にとって最高の獲物だった。
ゴブリンが居なくなると、巨大なミミズの群れが、クロエの中に侵入し、子宮の中やお尻の中に大量の卵を植え付ける。
「アッ・・フヒィッ!? ダメ!イッ・・・逝っちゃうから!ンアアッ!?」
数百以上の触手がクロエの穴という穴を犯した。
触手に犯されているのに、クロエの呪われた身体は、快感に悦びを感じてしまう。
・・・屈辱だ。
抵抗出来ないクロエは苗床として最高の穴だったのだろう。
だが、触手にとっての唯一の誤算は、クロエが手足を使えなくても、卵を殺す事が出来るという事だ。
胎内に卵を植え付けられても、クロエは生命力吸収で、ゴブリンの精子と共に卵の生命力を吸い尽くした。
繰り返し、繰り返し、何度でも・・・
いつからだろうか、腹の底から何かが溢れ出る気がする様になった。
それは、吐き捨てられた精液では無い。
力が漲ってくる様な不思議な感覚だった。
壁尻になってから、どれくらい経ったのだろうか?
孕み袋として使えないのであれば、犯す価値も無いと考えたのだろう。
ゴブリンは、飼っている魔犬にクロエを与えた。
多分、ゴブリンは、餌としてクロエを与えたのだろう。
しかし、タイミングが悪かった。
この時期は、魔犬の繁殖期だった。
発情した犬と発情した雌が出逢えば、やる事は決まっている。
クロエは、犬に犯された。
淫魔の刻印で常に発情し、快楽を求めていたクロエの雌穴は、獣の肉棒を受け入れた。
犬の様に四つん這いになり、背後からのし掛かる様に抱きつかれ、太くて長い犬の肉棒がクロエの子宮を貫いた。
背中から感じる犬の荒い吐息と垂れ落ちる涎の感触。
意思疎通など無い一方的な快感の押し付け合い。
それは、セックスでは無く、交尾だった。
野生的で本能の赴くままに腰を振る犬とただ快楽に身を任せて喘ぐ私は、時間を忘れて、愉しんでいた。
犬に犯されるクロエが面白いのか、見物していたゴブリン達はゲラゲラと笑い声を上げて観戦していた。
魔犬は複数おり、クロエは休む暇も無く繰り返し犯された。
未だに性欲処理の為にゴブリン達に犯される事も少なく無い。
私は、犬やゴブリンがやりたい時に雌穴を捧げるだけの都合の良い道具となった。
公爵令嬢だった私がゴブリンに使い捨てられ、犬の慰みモノにされるという屈辱感・・・それすらも淫魔の刻印の呪いで快感に変わってしまう。
獣と交尾をして悦んでしまっている。
「このまま・・・ここで朽ち果てるの?」
ゴブリンの洞窟で、ゴブリンに犯され、犬の性処理玩具にされて、誰にも知られずに、一生を終える?
嫌だ・・・こんな場所で死にたく無い。
断罪された悪女のまま惨めに死ぬなんて、絶対に嫌!
淫魔の刻印は、不快感すら快感に変えてしまう。
しかし、死の恐怖だけは残っていた。
「・・・生きないと」
クロエは、この地獄から抜け出す覚悟を決めた。
今の私に出来ることは・・・命を吸う事だけだった。
「生命力吸収」
クロエは、闇の魔力を全身に纏った。
「これは・・・何!?」
その瞬間、クロエの全身から溢れ出た膨大な闇が辺りを包み込んだ。
濃密で重厚な闇のオーラが物質化して、暗黒物質を形成して行く。
近くにいたゴブリン達は濃厚な闇のオーラに触れた瞬間、命を吸い尽くされて、ミイラの様に変わり果てて行く。
「アハハッ!美味しい!」
生命の甘美な味わいが一気に押し寄せて来る。
この数ヶ月の間、命を吸い続ける事で、クロエの中に膨大なエネルギーが蓄積されていた。
強大な力はクロエの魔力の器を破壊して、より強固で大きな魔力の器を形成した。
「力が・・・漲って来る!」
膨大な闇の魔力は、全てを吸収する負のエネルギーであり、クロエに掛けられた呪いである淫魔の刻印すら呑み込み、自身の力に変えて行く。
当然、隷属の首輪の魔力も吸い付くした。
まるで、生まれ変わったかの様な解放感だった。
「私は・・・自由だ」
闇属性の中級魔術である暗黒物質は、魔力を物質化し、闇の物質である暗黒物質を生成する事が出来た。
自由自在に形や感触を変え、万物を模倣できる影の力。
早速、クロエはゴブリンに奪われた黒いパーカーとホットパンツを創り出した。
全身にこびり付いた精液や汚れを浄化魔術で綺麗にし、生傷の数々を治癒魔術で回復した。
溢れんばかりの生命力のおかげか、傷口が一瞬にして消えて行く。
「ギギィッ!」
騒ぎに気付いたゴブリン達が、洞窟の奥から集まってきた。
数は相変わらず多いが、今のクロエに恐れは無かった。
「アハハッ!1匹残らず吸い付くしてあげる!」
クロエが身体強化を発動した瞬間、今まで感じた事のない全能感にも似た感覚を覚えた。
まるで、時間の流れが遅くなったかの様に、世界がゆっくりと動いている。
左右の手に暗黒物質でダガーナイフを創り出したクロエは、駆け出した。
洞窟の奥底に拘束されているので、正確な時間は分からないが、1ヶ月くらいは経過しただろう。
淫魔の刻印を刻んでも妊娠しないクロエを不良品だと判断したゴブリンは、クロエを廃棄処分する事にした。
ゴブリンは、魔術でクロエを岩壁に埋め込み、孕み袋では無く、肉便器に変えた。
下半身だけを露出した無様で無防備な壁尻。
単なる性欲の捌け口としての穴。
クロエは・・・物になった。
岩の中に上半身を埋め込まれ、食事すらも与えられ無かった。
暗くて冷たい岩の中で、何も見えず、何も聴こえず、喋る事もできない中、下半身に感じる刺激だけが生きている事を実感させてくれる。
隙間から入り込む僅かな空気と生命力吸収で吸収したエネルギーを糧に生きる肉の穴。
また、最悪な事に不衛生な洞窟の中は触手型モンスターの巣窟だった。
岩に埋め込まれて逃げる事も抵抗する事も出来ないクロエは、触手にとって最高の獲物だった。
ゴブリンが居なくなると、巨大なミミズの群れが、クロエの中に侵入し、子宮の中やお尻の中に大量の卵を植え付ける。
「アッ・・フヒィッ!? ダメ!イッ・・・逝っちゃうから!ンアアッ!?」
数百以上の触手がクロエの穴という穴を犯した。
触手に犯されているのに、クロエの呪われた身体は、快感に悦びを感じてしまう。
・・・屈辱だ。
抵抗出来ないクロエは苗床として最高の穴だったのだろう。
だが、触手にとっての唯一の誤算は、クロエが手足を使えなくても、卵を殺す事が出来るという事だ。
胎内に卵を植え付けられても、クロエは生命力吸収で、ゴブリンの精子と共に卵の生命力を吸い尽くした。
繰り返し、繰り返し、何度でも・・・
いつからだろうか、腹の底から何かが溢れ出る気がする様になった。
それは、吐き捨てられた精液では無い。
力が漲ってくる様な不思議な感覚だった。
壁尻になってから、どれくらい経ったのだろうか?
孕み袋として使えないのであれば、犯す価値も無いと考えたのだろう。
ゴブリンは、飼っている魔犬にクロエを与えた。
多分、ゴブリンは、餌としてクロエを与えたのだろう。
しかし、タイミングが悪かった。
この時期は、魔犬の繁殖期だった。
発情した犬と発情した雌が出逢えば、やる事は決まっている。
クロエは、犬に犯された。
淫魔の刻印で常に発情し、快楽を求めていたクロエの雌穴は、獣の肉棒を受け入れた。
犬の様に四つん這いになり、背後からのし掛かる様に抱きつかれ、太くて長い犬の肉棒がクロエの子宮を貫いた。
背中から感じる犬の荒い吐息と垂れ落ちる涎の感触。
意思疎通など無い一方的な快感の押し付け合い。
それは、セックスでは無く、交尾だった。
野生的で本能の赴くままに腰を振る犬とただ快楽に身を任せて喘ぐ私は、時間を忘れて、愉しんでいた。
犬に犯されるクロエが面白いのか、見物していたゴブリン達はゲラゲラと笑い声を上げて観戦していた。
魔犬は複数おり、クロエは休む暇も無く繰り返し犯された。
未だに性欲処理の為にゴブリン達に犯される事も少なく無い。
私は、犬やゴブリンがやりたい時に雌穴を捧げるだけの都合の良い道具となった。
公爵令嬢だった私がゴブリンに使い捨てられ、犬の慰みモノにされるという屈辱感・・・それすらも淫魔の刻印の呪いで快感に変わってしまう。
獣と交尾をして悦んでしまっている。
「このまま・・・ここで朽ち果てるの?」
ゴブリンの洞窟で、ゴブリンに犯され、犬の性処理玩具にされて、誰にも知られずに、一生を終える?
嫌だ・・・こんな場所で死にたく無い。
断罪された悪女のまま惨めに死ぬなんて、絶対に嫌!
淫魔の刻印は、不快感すら快感に変えてしまう。
しかし、死の恐怖だけは残っていた。
「・・・生きないと」
クロエは、この地獄から抜け出す覚悟を決めた。
今の私に出来ることは・・・命を吸う事だけだった。
「生命力吸収」
クロエは、闇の魔力を全身に纏った。
「これは・・・何!?」
その瞬間、クロエの全身から溢れ出た膨大な闇が辺りを包み込んだ。
濃密で重厚な闇のオーラが物質化して、暗黒物質を形成して行く。
近くにいたゴブリン達は濃厚な闇のオーラに触れた瞬間、命を吸い尽くされて、ミイラの様に変わり果てて行く。
「アハハッ!美味しい!」
生命の甘美な味わいが一気に押し寄せて来る。
この数ヶ月の間、命を吸い続ける事で、クロエの中に膨大なエネルギーが蓄積されていた。
強大な力はクロエの魔力の器を破壊して、より強固で大きな魔力の器を形成した。
「力が・・・漲って来る!」
膨大な闇の魔力は、全てを吸収する負のエネルギーであり、クロエに掛けられた呪いである淫魔の刻印すら呑み込み、自身の力に変えて行く。
当然、隷属の首輪の魔力も吸い付くした。
まるで、生まれ変わったかの様な解放感だった。
「私は・・・自由だ」
闇属性の中級魔術である暗黒物質は、魔力を物質化し、闇の物質である暗黒物質を生成する事が出来た。
自由自在に形や感触を変え、万物を模倣できる影の力。
早速、クロエはゴブリンに奪われた黒いパーカーとホットパンツを創り出した。
全身にこびり付いた精液や汚れを浄化魔術で綺麗にし、生傷の数々を治癒魔術で回復した。
溢れんばかりの生命力のおかげか、傷口が一瞬にして消えて行く。
「ギギィッ!」
騒ぎに気付いたゴブリン達が、洞窟の奥から集まってきた。
数は相変わらず多いが、今のクロエに恐れは無かった。
「アハハッ!1匹残らず吸い付くしてあげる!」
クロエが身体強化を発動した瞬間、今まで感じた事のない全能感にも似た感覚を覚えた。
まるで、時間の流れが遅くなったかの様に、世界がゆっくりと動いている。
左右の手に暗黒物質でダガーナイフを創り出したクロエは、駆け出した。
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