《完結》《2nd公開中!》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

マッシー 短編小説家

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三章

早速初任務をやります

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「今頃何してるんだろうな」
俺はミアの義理の兄ジニーだミアが居なくなってそろそろ一年が経過しようとしている。

「ガラガラ」
「買ってきたぞ新聞」
俺がケニーにいつもみたいに新聞を手渡した。

「はぁー」
俺がいつものようにため息をつきながらベットに横になっていたらケニーが「インカ王国が潰れた」といきなり重大な発言をした。

「え?」流石に俺でも動揺してしまい思考を停止していた。

「王国を壊したのはシックザール・日狩」
「え? あいつは王国に忠誠を誓っているSランクの奴じゃなかったのか?」

「わからないどうやら気が変わったのだろう」
ケニーは頭を片手で支えながら言っている。

「ミア……あいつに合ってないといいな……」

      *          *          *

一方私は初任務を何にするかコウとアカネに聞いている。

「これなんてどうかしら」アカネが少し古びた紙を私とコウに見せつけてきた。

内容はこうだ。コースト街周辺のゴブリン退治。

依頼自体は簡単で今すぐにでも達成出来そうな内容だがこの任務はコウとアカネの実力を上げるための実習……

今回の依頼は全てコウとアカネに託している。

「少し手こずるかもしれないけどこれにしよう」コウがうんと呟きアカネは紙を受付人に持っていった。

       *  *  *

コウの武器は初心という事で鋼の剣にした。
アカネの方は回復手という事で魔力を増やすポーショーンを腰に3本ずつセットしている。
右腰左腰合計で6本のポーションになる。
まあ初心にしてはいい準備だろう!

「あれがゴブリン!」
コウは初めてゴブリンを見るのか少し安堵していた。多分コウはもっと大きな魔物だと思ったのだろう。

「オラー」
コウが激しく刃を振るい次々えとゴブリン達を倒していく。

動きが単純なのでゴブリンより上の敵に遭遇したらすぐやられるだろう。
しかし剣を振るスピードは速くゴブリン達もコウの動きについていけていない。

アカネはコウが次々と倒していくせいか暇そうに空を見ていた。

「うわ!」
コウの悲鳴が聞こえていた。どうやらゴブリン達が知恵を使いコウは囲まれていた。

私は少し焦りコウのところに向かった。
私がゴブリンに近づくとゴブリン達は一斉に私の元を去っていきゴブリン達は遠くの方えと言ってしまった。

「ヒール」
後ろを振り返ればアカネは回復魔法をコウに掛けている。

コウとアカネは成長するに連れだんだん強くなりミア! お前に忠誠を誓うだろう。

(おいジョーカー)
なんだ?

(あの日狩の指輪ってもしかしてジョーカーの?)
あの指輪は俺の指輪の種類と少し異なるがほとんど同じ者だ。
まあ時期に話す。
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