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~LESSON 1~

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 なんだか意味の分からない事が決まってしまった翌日。

いつもと何も変わらぬ授業中。でも、ただ一つ変わった事が・・・見てるの。いつも爆睡の金髪くんが寝ずにチラチラ私を見てる。集中出来ないよお。

凛ちゃん助けてー!昨日あれから凛ちゃんに電話して、全て話した私。全て知っている凛ちゃんはクスクス笑っている。しかも、『カチコチ過ぎるみちるにはいい刺激ね!』とニヤニヤしていた。

一体私はどうしたらいいのだろう。うーん・・緊張のあまり真っ直ぐ黒板を見つめる私。けど・・けどね、気になるの。隣が!あーこっち見てるかな?いや、待てよ!そんなずっと見てるわけないよね。いつも寝てるもん。

すこーしだけ隣を見てみよう。うん。少しだけ。意を決して見たら・・・!!

パチっと目が合ってしまった。しばし見つめ合うこと5秒。フッと笑う金髪くん。それもめちゃくちゃ甘い優しい顔。

 キュン。あーまたキュン。私、金髪くんの笑顔に弱いのかな?そんな事をかんがえてると『顔真っ赤』と呟き、『やっと目が合った。』と微笑む金髪くん。

ますます赤面する私。私の反応を見て喜んでいるような彼。私一体どーしたらいいの?

そして、その後何度も目が合い、もぅ恥ずかしくてたまらなかった。

この人は一体私をどうしたいの?
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