転生したので可愛い魔王の執事になろうと思います〜貴方のことは俺が守るので〜

7歳

魔法が使えます

言い忘れていたがこの世界には魔法がある。
RPG要素強めの剣と魔法の世界だ。

全ての人が生まれながらに魔法があり、スキルがある。ステータスオープン、というと自分のステータスが見えるのは常識なのだ。

前世の記憶が戻る前の俺は全言語理解と少し治癒魔法が使えた。しかし前世を思い出すと使えるスキルが増えていたのだ。

「なんだこれ......」


種族:人間
名前:リオン=アンティース
職業:従者
スキル:全言語理解
            治癒魔法(小)
           1万円ショップ


1万円ショップ？という謎のスキルが増えていたのだ。

詳しく調べてみると1万円ショップというのは前世の世界の1万円以下の商品が買える、というスキルらしい。

「スキル:1万円ショップ」

そういうとステータス画面がグー〇ルや、
ヤ〇ーのような検索画面になった。

その横にお札が入るような空間があり、この世界のお金を入れると買える仕組みらしい。


「あ、食べ物も売ってるんだ。これなら自分だけで最低限生きていけるな」



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.......

....

ウィリアム様に待っていてもらってシーツ類全てを取り換え、床も隅々まで綺麗にした。

「あ、ありがとうリオン。綺麗にしてくれて....」

恥ずかしそうにモジモジしながらお礼をいうウィリアム様はとても可愛い。

その時、ウィリアムのお腹から「ぐぅ～」という小さな音がなった。

「ウィリアム様、何日食べてないですか？」

俺がそう聞くと顔を真っ赤にしながら、

「3日....くらい。でも、まだ大丈夫...だから。大丈夫........」

こんなに小さな子供が大丈夫なわけが無い。

「ウィリアム様嫌いなものとかありますか？」

「嫌いなもの......ないよ、だ、だけど、カチカチのパンは歯が痛くなっちゃうの。」

悲しそうにいうウィリアムに「そんなものは食べさせません」と優しく言いながら俺は、自分の得意料理を作ることにした。


「リオン、これ、なぁに？」

「オムライス、という料理ですよ。私の故郷の料理なんです。お口にあるといいんですが.....」

そういうとウィリアムは目を輝かせながら美味しい美味しいと口をパンパンにしながら食べた。


料理は得意だ。それに調味料なども全て1万円ショップで買えるのだから。

「次はお風呂入りましょうか？」
「え、お風呂は....大丈夫....」

さっきまで元気にオムライスを頬張っていたウィリアムだったが急に元気をなくしお風呂に入りたくないようだった。


お風呂が嫌いなのかな？
自分も小さい頃風呂嫌いだったので優しくお風呂の楽しさを語りながらお風呂へ誘導するのだった。