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少子高齢化対策
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昨今、少子高齢化が社会的な問題となっています。
この問題は深刻です。
なにしろ、社会を支える年齢層がどんどん少なくなっているのですから。
出生率が1.15なのです。つまり人口は減る一方です。
この調子でいくと、我が国の人口は2050年には一億人を切り、さらに2100年には五千万人を大きく下回ることになります。
少子化が進むと、高齢化率がどんどん高まります。
一方、高齢化対策とは何をすべきなのでしょうか。既に世の中に存在する高齢者たちをどうしようというのでしょうか。
老人は若者層の負担になるだけだから、切腹しろという人がいます。
そんなことを言う人も、いずれは老人になるのです。この人は還暦を迎えたら、見事に切腹するのですかねぇ。
時が経てば、誰しも歳をとります。
老人は、自然にあの世に帰ります。無理な延命措置などせず、本来の寿命でこの世の生活を全うすれば良いのです。
一方、少子化に伴う労働力不足対策のため、外国人労働者を大量に入国させようとする連中が、やたらと幅を利かせるようになりました。
ですが、外国人労働者を無闇に大量に入国させるのは、社会問題を解消するどころか、かえって多くの厄介な問題を引き起こすのです。
これは、欧米の実態を見れば明らかなことではないですか!
---------------------------
そこで国を憂える政府は考えました。
「やはり、この国の国民が子どもをたくさん産まないと、社会は良くならない。」
「国民が子どもを産まなくなったのは、経済的な問題ではないか。」
「それなら、出産補助金をたくさん出せば良いだろう。」
「それはそうだが、子供を産む以前に、結婚しない人々が増えているのがいけない。」
「なぜ結婚しようとしないかというと、やはり経済的な問題だ。」
「我々政府に義侠心というものがあるのなら、この国の経済を悪くしている議員や財務省の役人を、『国民を貧困にした罪』で豚箱に入れてしまおう。」
そして、政府はそれを実行しました。
経済は、以前より良くなりました。
それでも、結婚する人はほんの少ししか増えませんでした。
「やはり、現役世代の気持ちの問題だ。結婚、子育てなんて面倒だから、独身が気楽なのだ。」
「どうすれば、結婚する人が増えるだろうか。」
「いやいや、結婚という手順にこだわるからうまく行かないのだ。目的は結婚ではなくて、子供を増やすことだ。」
「私生児を増やすのも、やぶさかではないということか。」
「一夫一婦制に縛られているから、解決策の発想が出てこないのではないのか。」
「そうだな。法律なんて、改正すれば済むことだ。我々与党は、圧倒的多数なのだから何の支障もない。」
「過去の歴史に学ぶことだ。我々の始祖であるアブラハムも複数の妻を持つことで、子孫を増やしたのだから。」
「おやおや、そんなところまで話を遡るのか。でも権力のある者は、実際多くの側室を持つことで家系を存続させたのだ。十月十日というが、子供を産むための実際の女性の負担はもっと長い期間となるが、男は射精をするだけなので、相手が複数いれば、どんどん子作りをすることができる。」
「権力者でなくても、優れた才能を持つ人材の子供を増やすことで、優秀な人間が増える。より良い社会が形成されるではないか。」
「それはもっともだ。例えば優秀な、科学者、職人、芸術家、アスリート、聖人、教育者など。」
「優れた男性の子供なら、優れた人間になる可能性は高くなる。」
「そうだ、そういう優れた男性の子供なら産んでもいいと思う女性が、少なからずいるはずだ。そういう女性に支援金を渡せばよい。」
「いっそのこと、そういう母子家庭のためのマンションを建設したらどうか。そうすれば効率が良いし、助け合いの精神も育まれ、お互い啓発し合うというものだ。」
「母子家庭という言い方は違うのではないか。れっきとした父親がいるのだから。」
「失敬、どうも私は頭が固くていかんな。」
・・・
ということで、多妻結婚が法制化されました。
この問題は深刻です。
なにしろ、社会を支える年齢層がどんどん少なくなっているのですから。
出生率が1.15なのです。つまり人口は減る一方です。
この調子でいくと、我が国の人口は2050年には一億人を切り、さらに2100年には五千万人を大きく下回ることになります。
少子化が進むと、高齢化率がどんどん高まります。
一方、高齢化対策とは何をすべきなのでしょうか。既に世の中に存在する高齢者たちをどうしようというのでしょうか。
老人は若者層の負担になるだけだから、切腹しろという人がいます。
そんなことを言う人も、いずれは老人になるのです。この人は還暦を迎えたら、見事に切腹するのですかねぇ。
時が経てば、誰しも歳をとります。
老人は、自然にあの世に帰ります。無理な延命措置などせず、本来の寿命でこの世の生活を全うすれば良いのです。
一方、少子化に伴う労働力不足対策のため、外国人労働者を大量に入国させようとする連中が、やたらと幅を利かせるようになりました。
ですが、外国人労働者を無闇に大量に入国させるのは、社会問題を解消するどころか、かえって多くの厄介な問題を引き起こすのです。
これは、欧米の実態を見れば明らかなことではないですか!
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そこで国を憂える政府は考えました。
「やはり、この国の国民が子どもをたくさん産まないと、社会は良くならない。」
「国民が子どもを産まなくなったのは、経済的な問題ではないか。」
「それなら、出産補助金をたくさん出せば良いだろう。」
「それはそうだが、子供を産む以前に、結婚しない人々が増えているのがいけない。」
「なぜ結婚しようとしないかというと、やはり経済的な問題だ。」
「我々政府に義侠心というものがあるのなら、この国の経済を悪くしている議員や財務省の役人を、『国民を貧困にした罪』で豚箱に入れてしまおう。」
そして、政府はそれを実行しました。
経済は、以前より良くなりました。
それでも、結婚する人はほんの少ししか増えませんでした。
「やはり、現役世代の気持ちの問題だ。結婚、子育てなんて面倒だから、独身が気楽なのだ。」
「どうすれば、結婚する人が増えるだろうか。」
「いやいや、結婚という手順にこだわるからうまく行かないのだ。目的は結婚ではなくて、子供を増やすことだ。」
「私生児を増やすのも、やぶさかではないということか。」
「一夫一婦制に縛られているから、解決策の発想が出てこないのではないのか。」
「そうだな。法律なんて、改正すれば済むことだ。我々与党は、圧倒的多数なのだから何の支障もない。」
「過去の歴史に学ぶことだ。我々の始祖であるアブラハムも複数の妻を持つことで、子孫を増やしたのだから。」
「おやおや、そんなところまで話を遡るのか。でも権力のある者は、実際多くの側室を持つことで家系を存続させたのだ。十月十日というが、子供を産むための実際の女性の負担はもっと長い期間となるが、男は射精をするだけなので、相手が複数いれば、どんどん子作りをすることができる。」
「権力者でなくても、優れた才能を持つ人材の子供を増やすことで、優秀な人間が増える。より良い社会が形成されるではないか。」
「それはもっともだ。例えば優秀な、科学者、職人、芸術家、アスリート、聖人、教育者など。」
「優れた男性の子供なら、優れた人間になる可能性は高くなる。」
「そうだ、そういう優れた男性の子供なら産んでもいいと思う女性が、少なからずいるはずだ。そういう女性に支援金を渡せばよい。」
「いっそのこと、そういう母子家庭のためのマンションを建設したらどうか。そうすれば効率が良いし、助け合いの精神も育まれ、お互い啓発し合うというものだ。」
「母子家庭という言い方は違うのではないか。れっきとした父親がいるのだから。」
「失敬、どうも私は頭が固くていかんな。」
・・・
ということで、多妻結婚が法制化されました。
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