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25 辺境伯の言い分
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「……ったく、人を煽るだけ煽って帰っていったな」
そうブツブツ言いながら顎髭を掻く辺境伯が、こちらのほうに歩いてくる。
2人きりになりたくないローレントは、「僕も部屋へ戻ります」と椅子から立ち上がり、寝室に向かおうとした。
「待て。少し話がしたい」
「——え? いや、でも……」
2人きりになれば、先ほどの話を蒸し返し、また口論になるかもしれない。
今日は疲れてしまった。部屋へ戻って、ひとりで考えたい。
「いいから座ってくれ」
「…………」
有無を言わさない辺境伯の態度に、ローレントは渋々椅子に座り直した。
その辺境伯も、ローレントが椅子に座るのを見届けてから、先ほどまで座っていた斜向かいの長椅子にゆっくりと腰を下ろし、その大きな背を丸めるようにやや前かがみの姿勢で両膝に肘を付き手を組んだ。
「……少し、誤解をとかねばならないだろうと思ってな」
「……誤解?」
「ああ。お前が俺のことをあんなふうに思っていたとは、俺も知らなかったからな。一度ちゃんと話をすべきだと、そう思った」
それは興奮状態のローレントが、ベッドの上で怒りのままにぶちまけてしまった本音のことだ。
「……ああ、でもそれについては、さっきラミネットたちからいろいろと聞いたから、もういいよ。誤解は解けた。それでもういい」
そう立ち上がろうとしたら、辺境伯が「待て」と太い手がローレントの手をつかみ、椅子へと引き戻した。
「使用人の話もそうだが、それだけじゃない。俺がお前に、自分を罪人だと思わせてしまっていることについてだ」
「……実際に僕は罪人なのだから、君にそう扱われて当然のことだ。ただ僕を追い詰めるようなやり方をやめてもらえばそれで……」
ローレントがそう答えると、辺境伯は「だから、そうじゃない」と苛立つように顔に手をやった。
そんな辺境伯を、ローレントが困惑したように見た。
「? 使用人の件は、さっきの話で理解したが?」
「俺はお前を一度だって罪人扱いなどしたことがないと、そう言いたいんだ」
「……僕がそう感じたのは、それのせいだけじゃない。ここに来た当初から、僕はここでそういう立場なんだと感じていた」
「そういう立場?」
「だから、〝妻〟というのは建前だってこと。君は王に貸しを作るため、罪人の僕を引き受けただけ。本来の君の役目は、この地から僕を出さないよう監禁し、見張ることだろ?」
「……なんだそれは。お前にそういう話を吹き込んだ奴がいるのか? まさかラミネットじゃないだろうな」
「まさか。ラミネットは侍従としての分をわきまえている。だから、僕がそう感じているという話で、他の誰の影響も受けていない。それに、ここに来てから君以外の話し相手が、僕にいたと思うかい?」
「——俺がお前にそう思わせたってことか」
ローレントの皮肉に、辺境伯は、はー……と大きなため息を吐き、頭を掻いた。
「……そんなつもりはなかったんだ」
「最初から君は、僕に友好的ではなかったと思うけど。城に入った時だって、有無を言わさず僕の侍従をすべて追い返してしまうし」
「あ、あれについては、別にお前を孤立させようと思ったわけではなくだな。事情があったんだ」
「事情? 良からぬ企みしないよう、僕から侍従を引き離したんだろ」
「違う。まあ……言ってしまえば、単に金の問題だ。お前と一緒に奴らも受け入れてしまうと、多額の給金が発生する。食料事情もよくないここで、不要な人材を受け入れるわけにいかなかった」
「……僕の支度金があったはずだが」
「そんなもの、お前を住まわせるため、この城を改修したその費用で大半が消えた。もちろん支度金は多額だったから余剰分があるが、高給取りの彼らに給金を継続的に支払えるほどの余裕はない。身支度はひとりでやれば事足りるものだし、結局いずれは不要になる者たちだった」
「支度金の大半を使った? そんなにこの城は荒れ果てていたのか」
「まあ、遺跡だからな。ここは。頑強に作ってあったから、城としての役割は十分だったが、住むとなったら別だ。おおがかりな改修が必要だった。お前が来ることになり、急遽3階を改修した。これでもかなりきれいになったんだ」
ローレントはあらためて、この部屋の中を見渡した。
なんの飾りもない、むき出しの石壁の部屋。
辺境伯の体のサイズにあうものを適当に選んだといわんばかりの、愛想のかけらもない無骨で不揃いの家具。
それに比べ、ローレントの部屋や寝室は、まだしつらい良く気が利いているほうだ。
寝室もローレントが来るまで手つかずだったとしたら、辺境伯はその大きな体をどこで休め寝ていたんだろうか。
「じゃあ、僕を酔い潰したのは? 最初、冷たいと思った君に歓待されて、僕はちょっと嬉しかったんだ。外では部下がいるからそっけなかったのかなって。嬉しくて、ついたくさん飲んでしまった。でもその結果、君にはひどい目に遭わされた」
「…………その、酔わせたのは……、お前から本音を聞き出すためだった」
「本音?」
辺境伯はバツが悪そうに、ローレントから顔をそむけた。
「正直、お前という男がどういう男か分からなかった。貴族の男は、基本的に裏のある者ばかりだ。とくにお前は王族で、心の内を読ませないだろう。なにを企み、どう思ってここにきたのか、俺には分からない。その美しい笑顔の裏にあるものを知る必要があった」
「だから、僕を油断させるため、あんなに飲ませたのか」
「気が緩めば、いろいろと情報を漏らし、交渉をもちかけてくるだろうと考えた。案の定、お前は偽聖女への執着をさらけ出し、その捜索を俺に依頼した」
「ちょ、ちょっと待て。ハルカを探してくれるって言ったの、まさか嘘だったんじゃ……!」
取引だと思ったから、ローレントは体を許した。それなのに、すべてが嘘だったというのなら、なんのために我慢をしてきたのか。
「違う、嘘じゃない。それについては、本当に捜索をしている。だが、そうやってハルカハルカと連呼されれば、俺だって苛立ってくる」
「僕があんな目にあったのは、僕自身のせいだって言いたいのか!?」
「初夜の日に男同士は嫌だと言われ、挙げ句、元恋人の捜索を依頼される身にもなってみろ。少しは意地の悪いことを言ってみたくなる」
「そ、それは、君が聞くから……! き、君だって、褒賞に姫を所望していたじゃないか! だから、てっきり男性同士の結婚は意に沿わないものだとばかり……」
「たしかに俺の性的対象は女だ。だから、王から褒賞として王子を寄越すと聞いて、正直耳を疑った。しかも、俺が褒賞をもらうきっかけとなった騒ぎを起こした本人だ。ていのいい厄介払いだと、そう思ったのもたしかだ」
「……やっぱり君もそう思っていたんじゃないか」
「まあ、そこは否定しない。あの日の朝までは、お前に興味すらなかった。〝宝石王子〟なんざ、男がもらう愛称じゃないだろと鼻で笑っていたのは事実だ。だが、実際にお前を目の前にして、気が変わった」
「僕を見て?」
「ああ。まさに宝石だった。馬車から下りてきた瞬間、俺はお前から目が離せなかった。目があった瞬間、心がざわついて、思わず前に進み出ていた。……本当はもっと焦らして、お前たちの出方を見る予定だった」
焦らして焦らして怒らせて、騒いで問題でも起こせば追い返す予定にでもしていたんだろう。
最初に自分が感じた疎外感は勘違いでもなんでもなく、辺境伯は最初からローレントを歓迎などしていなかったのだ。
「……どうせ見てくれがいいだけの王子だからな、僕は。この顔が、女の代わりになると思ったのか」
だから酔わせて体の関係をもとうと思ったのか。
フンと鼻で笑うと、辺境伯が慌てたように弁明する。
「ああ、だから違うと言っている! 要するに、ほら! あ——……あれだ、あれ。あれなんだ」
だがそれも妙に歯切れの悪く、ローレントはさらに眉をひそめ、ため息を吐いた。
「……もうこの話を終了していいかな。なにを聞いても誤解が解けるどころか、不愉快になるばかりだ。僕は疲れているし、もう部屋へ戻りたい」
呆れ果てたローレントが立ち上がろうとした。
すると、辺境伯がいきなり大きな声を上げた。
「ひ、一目惚れだ! お前に一目惚れした」
「——は?」
「い、いや、違う。そうじゃないかもしれん」
「どっちなんだよ」
妙にうろたえる辺境伯に、訳も分からずローレントが憮然としていると、辺境伯がいきなり立ち上がった。
「ああクソッ! なにか飲む物を取ってくる! ちょっとそこで待っていろ。絶対にそこを動くなよ。いいな!」
ポカンとするローレントを残し、怒ったようにドカドカと足を踏み鳴らしながら、辺境伯が部屋から出て行った。
そうブツブツ言いながら顎髭を掻く辺境伯が、こちらのほうに歩いてくる。
2人きりになりたくないローレントは、「僕も部屋へ戻ります」と椅子から立ち上がり、寝室に向かおうとした。
「待て。少し話がしたい」
「——え? いや、でも……」
2人きりになれば、先ほどの話を蒸し返し、また口論になるかもしれない。
今日は疲れてしまった。部屋へ戻って、ひとりで考えたい。
「いいから座ってくれ」
「…………」
有無を言わさない辺境伯の態度に、ローレントは渋々椅子に座り直した。
その辺境伯も、ローレントが椅子に座るのを見届けてから、先ほどまで座っていた斜向かいの長椅子にゆっくりと腰を下ろし、その大きな背を丸めるようにやや前かがみの姿勢で両膝に肘を付き手を組んだ。
「……少し、誤解をとかねばならないだろうと思ってな」
「……誤解?」
「ああ。お前が俺のことをあんなふうに思っていたとは、俺も知らなかったからな。一度ちゃんと話をすべきだと、そう思った」
それは興奮状態のローレントが、ベッドの上で怒りのままにぶちまけてしまった本音のことだ。
「……ああ、でもそれについては、さっきラミネットたちからいろいろと聞いたから、もういいよ。誤解は解けた。それでもういい」
そう立ち上がろうとしたら、辺境伯が「待て」と太い手がローレントの手をつかみ、椅子へと引き戻した。
「使用人の話もそうだが、それだけじゃない。俺がお前に、自分を罪人だと思わせてしまっていることについてだ」
「……実際に僕は罪人なのだから、君にそう扱われて当然のことだ。ただ僕を追い詰めるようなやり方をやめてもらえばそれで……」
ローレントがそう答えると、辺境伯は「だから、そうじゃない」と苛立つように顔に手をやった。
そんな辺境伯を、ローレントが困惑したように見た。
「? 使用人の件は、さっきの話で理解したが?」
「俺はお前を一度だって罪人扱いなどしたことがないと、そう言いたいんだ」
「……僕がそう感じたのは、それのせいだけじゃない。ここに来た当初から、僕はここでそういう立場なんだと感じていた」
「そういう立場?」
「だから、〝妻〟というのは建前だってこと。君は王に貸しを作るため、罪人の僕を引き受けただけ。本来の君の役目は、この地から僕を出さないよう監禁し、見張ることだろ?」
「……なんだそれは。お前にそういう話を吹き込んだ奴がいるのか? まさかラミネットじゃないだろうな」
「まさか。ラミネットは侍従としての分をわきまえている。だから、僕がそう感じているという話で、他の誰の影響も受けていない。それに、ここに来てから君以外の話し相手が、僕にいたと思うかい?」
「——俺がお前にそう思わせたってことか」
ローレントの皮肉に、辺境伯は、はー……と大きなため息を吐き、頭を掻いた。
「……そんなつもりはなかったんだ」
「最初から君は、僕に友好的ではなかったと思うけど。城に入った時だって、有無を言わさず僕の侍従をすべて追い返してしまうし」
「あ、あれについては、別にお前を孤立させようと思ったわけではなくだな。事情があったんだ」
「事情? 良からぬ企みしないよう、僕から侍従を引き離したんだろ」
「違う。まあ……言ってしまえば、単に金の問題だ。お前と一緒に奴らも受け入れてしまうと、多額の給金が発生する。食料事情もよくないここで、不要な人材を受け入れるわけにいかなかった」
「……僕の支度金があったはずだが」
「そんなもの、お前を住まわせるため、この城を改修したその費用で大半が消えた。もちろん支度金は多額だったから余剰分があるが、高給取りの彼らに給金を継続的に支払えるほどの余裕はない。身支度はひとりでやれば事足りるものだし、結局いずれは不要になる者たちだった」
「支度金の大半を使った? そんなにこの城は荒れ果てていたのか」
「まあ、遺跡だからな。ここは。頑強に作ってあったから、城としての役割は十分だったが、住むとなったら別だ。おおがかりな改修が必要だった。お前が来ることになり、急遽3階を改修した。これでもかなりきれいになったんだ」
ローレントはあらためて、この部屋の中を見渡した。
なんの飾りもない、むき出しの石壁の部屋。
辺境伯の体のサイズにあうものを適当に選んだといわんばかりの、愛想のかけらもない無骨で不揃いの家具。
それに比べ、ローレントの部屋や寝室は、まだしつらい良く気が利いているほうだ。
寝室もローレントが来るまで手つかずだったとしたら、辺境伯はその大きな体をどこで休め寝ていたんだろうか。
「じゃあ、僕を酔い潰したのは? 最初、冷たいと思った君に歓待されて、僕はちょっと嬉しかったんだ。外では部下がいるからそっけなかったのかなって。嬉しくて、ついたくさん飲んでしまった。でもその結果、君にはひどい目に遭わされた」
「…………その、酔わせたのは……、お前から本音を聞き出すためだった」
「本音?」
辺境伯はバツが悪そうに、ローレントから顔をそむけた。
「正直、お前という男がどういう男か分からなかった。貴族の男は、基本的に裏のある者ばかりだ。とくにお前は王族で、心の内を読ませないだろう。なにを企み、どう思ってここにきたのか、俺には分からない。その美しい笑顔の裏にあるものを知る必要があった」
「だから、僕を油断させるため、あんなに飲ませたのか」
「気が緩めば、いろいろと情報を漏らし、交渉をもちかけてくるだろうと考えた。案の定、お前は偽聖女への執着をさらけ出し、その捜索を俺に依頼した」
「ちょ、ちょっと待て。ハルカを探してくれるって言ったの、まさか嘘だったんじゃ……!」
取引だと思ったから、ローレントは体を許した。それなのに、すべてが嘘だったというのなら、なんのために我慢をしてきたのか。
「違う、嘘じゃない。それについては、本当に捜索をしている。だが、そうやってハルカハルカと連呼されれば、俺だって苛立ってくる」
「僕があんな目にあったのは、僕自身のせいだって言いたいのか!?」
「初夜の日に男同士は嫌だと言われ、挙げ句、元恋人の捜索を依頼される身にもなってみろ。少しは意地の悪いことを言ってみたくなる」
「そ、それは、君が聞くから……! き、君だって、褒賞に姫を所望していたじゃないか! だから、てっきり男性同士の結婚は意に沿わないものだとばかり……」
「たしかに俺の性的対象は女だ。だから、王から褒賞として王子を寄越すと聞いて、正直耳を疑った。しかも、俺が褒賞をもらうきっかけとなった騒ぎを起こした本人だ。ていのいい厄介払いだと、そう思ったのもたしかだ」
「……やっぱり君もそう思っていたんじゃないか」
「まあ、そこは否定しない。あの日の朝までは、お前に興味すらなかった。〝宝石王子〟なんざ、男がもらう愛称じゃないだろと鼻で笑っていたのは事実だ。だが、実際にお前を目の前にして、気が変わった」
「僕を見て?」
「ああ。まさに宝石だった。馬車から下りてきた瞬間、俺はお前から目が離せなかった。目があった瞬間、心がざわついて、思わず前に進み出ていた。……本当はもっと焦らして、お前たちの出方を見る予定だった」
焦らして焦らして怒らせて、騒いで問題でも起こせば追い返す予定にでもしていたんだろう。
最初に自分が感じた疎外感は勘違いでもなんでもなく、辺境伯は最初からローレントを歓迎などしていなかったのだ。
「……どうせ見てくれがいいだけの王子だからな、僕は。この顔が、女の代わりになると思ったのか」
だから酔わせて体の関係をもとうと思ったのか。
フンと鼻で笑うと、辺境伯が慌てたように弁明する。
「ああ、だから違うと言っている! 要するに、ほら! あ——……あれだ、あれ。あれなんだ」
だがそれも妙に歯切れの悪く、ローレントはさらに眉をひそめ、ため息を吐いた。
「……もうこの話を終了していいかな。なにを聞いても誤解が解けるどころか、不愉快になるばかりだ。僕は疲れているし、もう部屋へ戻りたい」
呆れ果てたローレントが立ち上がろうとした。
すると、辺境伯がいきなり大きな声を上げた。
「ひ、一目惚れだ! お前に一目惚れした」
「——は?」
「い、いや、違う。そうじゃないかもしれん」
「どっちなんだよ」
妙にうろたえる辺境伯に、訳も分からずローレントが憮然としていると、辺境伯がいきなり立ち上がった。
「ああクソッ! なにか飲む物を取ってくる! ちょっとそこで待っていろ。絶対にそこを動くなよ。いいな!」
ポカンとするローレントを残し、怒ったようにドカドカと足を踏み鳴らしながら、辺境伯が部屋から出て行った。
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