失恋した神兵はノンケに恋をする

Bee

文字の大きさ
21 / 41

ノンケは男を好きになれるのか4※

しおりを挟む
「……おい。セイドリックさん、あんたのやっぱり大き過ぎないか? 俺の仲間内でもここまでデカいのはそういないぞ」
 
 コウさんが、「とりあえずナマで見てみないと始まらない」ということで、俺のモノを下着から引っ張り出したところまでは良かったが、休憩を挟んでもなおガチガチに起立した巨根を見て、そう唸っていた。
 
「いや、そうでもないぞ。体が大きいからな。それに比例して大きいだけだど俺は思っている。体の割合でみると一般的だろう」
 
「それはそうかもしれないが……。もしあんたとヤルとしたら、俺がこれを挿れるんだろ? 入るのか? 今までどうしてたんだ」
 
「……まあそれなりに」
 
 ……それなりになんとかしてきた。
 
 コレのせいで苦労してきた俺にとって、体の相性にこだわるコウさんの言い分は、実のところ胸に刺さるところがある。
 
 体力のない小さく細い人とばかり付き合ってきた俺は、相手が嫌がれば、全部を挿入しきれなくても、我慢してきた。
 それで俺がイケなくても、それは相手を思いやればこそ。仕方がないとも思っている。
 
 ——思ってはいるが、やはりそれはそれで辛いのだ。
 
「まあ、聞かなくても、セイドリックさんの好みのタイプを想像すれば、苦労したんだろうとは想像つく」
 
「……逆に俺に挿れてもいいが」
 
「よしてくれ、さすがにできそうにない」
 
 思い切って提案してみたが、そう即答されるのもツラい。
 
「……一応、その問題を解決できる秘策はある。コウさんは体力もあるしな。時間をかければ何とかなる、はずだ。——それより、俺のは触れそうか」
 
 コウさんが「触ってもいいか」と、目で問いかける。
 
「大丈夫だ」
 
 そう頷くと、コウさんの長い指が、俺のモノの先端に触れる。
 最初はそっと。それからカリに指を添わせ、感触を確かめるように触れていく。
 
 その慣れていない感じが、かなりクる。
 だがなんとか冷静を保ち我慢する。
 しかし興奮を堪えることはできず、先端から透明な汁がぷくりと滲み出てきた。
 
「……ぐ…………」
 
 鈴口からじわっと溢れ出る透明な汁を、コウさんが俺の反応を見ながら、指でぬるぬると塗り広げる。
 
「……コウさん。俺が我慢してるのを見て、楽しんでないか」
 
「そんなことはないぞ? 他人のモノを触るのははじめてだからな。なかなか興味深い」
 
 そう言いながら、裏筋を指で辿り、軽く扱いてくる。
 腰が動きそうだ。正直、限界に近い。
 
「コウさんのだって勃ってるんじゃないのか」
 
 コウさんの股間のふくらみに足を伸ばし、褌の上から足先を擦りつける。
 
 コウさんはさっきから自分の褌は脱ごうとしない。少しばかり嫌味も込めて、褌ごと足で弄ぶ。
 
 案の定硬いものが足先に触り、思った通りだと言わんばかりに足の指でグリグリと扱いてみせた。
 
「あっ、ちょ、セイドリックさん」
 
 慌てて腰を引くコウさんに、早く脱げと言わんばかりに、俺は褌の布を足の指で引っ張った。
 
「分かった! 分かったから、ちょっと待て!」
 
 俺から逃げるように一歩下がると、コウさんは観念したしように褌をほどき、裸体を晒した。
 
 彼のモノはしっかりと勃ち上がっているが、下の毛は本当に薄っすらとしか生えていない。
 コウさんは恥ずかしいのかそっぽを向いた。
 
「なんだよ。下の毛も生えてないし、小さいし、子供みたいで悪かったな」
 
「毛の薄さと大きさを気にして、脱ぐのを躊躇っていたのか?」
 
 いつもの彼に似合わぬ子供のような物言いに、思わず笑いが込み上げる。
 それに彼が気にするほど小さくない。むしろ大きいほうじゃないか?
 
「笑うなよ。セイドリックさんのを見たら、誰だって自信なくすと思うぞ」
 
「それで苦労したと言っているではないか。普通が一番いいんだ」
 
 俺だって皆にそう言われるのが嫌で、風呂もひとりで入ることが多い。
 まあ上官おれが入っているのに、勝手に入ってこようとする奴はレイルくらいなもんだ。
 
 拗ねるコウさんを宥めようと、体を引き寄せると、そのままもつれるように寝台に倒れ込んだ。
 
 体をより密着させると、互いの皮膚がぺっとりと引っ付くような肉感が気持ちがいい。
 
「コウさん、俺の体は平気か? こうしていても抵抗はないか」
 
 硬くなったお互いのモノも、しっかりと密着し、重なるようにして腹に当たっている。
 
「……ああ」
 
 鼻先にコウさんの短い髪が触れる。小動物のような柔らかい毛だ。
 その毛に顔を埋め、頬をすり寄せる。
 
「コウさん……コウさん」 
 
 喘ぐように名を呼び、抱きしめると、コウさんもおずおずと抱きしめ返してくれる。
 
 ゴロゴロと転がるように互いの体を弄りあい、気がつくと二人とも下半身を擦り合わせては、快感を貪っていた。
 
「ん……は、あっ……はぁっ………あ、あ……」
 
「————ぐっ…………、はぁ…………コウさん……っ」
 
「あ、————ヤバい、あ、くぅ……出る、セイドリックさん——!」
 
 俺よりも先にコウさんが音を上げ、俺の腹筋に強く擦りつけると、腹に白濁を撒き散らし、俺の名を呼びながら果てた。
 
 だが、俺はまだだ。
 
 興奮状態がピークに達した俺は、力尽きたようにグッタリとしたコウさんをひっくり返し、尻に手を当てる。
 
 肩で息をしながら、まだぼんやりとしているコウさんに懇願する。
 
「コウさん、すまない。後ろでヤリたい。お願いだ。耐えられない」
 
 こんな状態の相手にお願いするなんて、卑怯極まりない。だが、今の俺にそんな余裕などなかった。
 
「……痛くしないなら。……秘策があるんだろ?」
 
 グッタリと枕に顔を埋めながら、コウさんは仕方ないなと笑った。
 
 その言葉に、俺はガバッと立ち上がり、寝台の側にある小引き出しをガタンと開け、中から小さな油壷を取り出した。
 
 蓋を開けると甘い匂いが漂う。
 
「なんだそれ」
 
「これはだな、新婚初夜で使う媚薬入りの香油だ。これを使うと気持ち良さが増して、痛みが軽減するそうだ。貴族の間で流行っているらしい」
 
「……なんでそれが俺の部屋にあるんだよ」
 
 コウさんの不服そうな声に、俺は慌てて弁明した。
 
「あ、これはだな、その、違う。俺が置いたんじゃない。ここを整えた時にだな、この部屋は大事な人が使うと伝えていたら、内装屋が新婚家庭と勝手に勘違いして、サービス品として置いていったんだ」
 
「……ふーん」
 
 本当かというような目で俺を見るが、本当なんだ! 今日の今日まで忘れていたんだ!
 
 俺の慌てぶりに枕を抱いたまま、コウさんはおかしそうにクスリと笑い、「ほら使うんだろ」と手招きした。
 
「そんなので本当に痛くなくなるのか」
 
 ぐったりとしたコウさんの腰を引っ張り上げ、足を割り広げる。
 
「ああ。心配するな」
 
 今のやり取りで少し冷静さを取り戻した俺は、慎重に油壺の先を尻の穴に差し入れ、香油を流し込む。
 
「は————」
 
 中に香油が流れ込むと、その感覚が気持ち悪いのかコウさんが身じろぐ。
 
 ——よく考えたらすごい光景だ。
 
 コウさんの尻に油を流し込むなんて、これはちょっと、いや、かなりいやらしくないか。
 
 尻から油壺の先を引き抜くと、たらーと香油が中から溢れ、糸を引くようにして流れ落ちていく。
 
 これはヤバい。
 
「すまん、もう指をいれるぞ」
 
 返事も待たずに、急くように中に指を差し込んだ。
 油のお陰か、俺の太い指が抵抗なくヌルリと飲み込まれる。
 
「大丈夫か」
 
「ん……」
 
 はじめて受け入れる異物に、コウさんは耐えるように体を硬くし、枕に顔を埋めている。
 
 俺は中をほぐすため、指で粘膜をかきまわすようにして押し広げた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話

タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。 瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。 笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない

タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。 対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

女子にモテる極上のイケメンな幼馴染(男)は、ずっと俺に片思いしてたらしいです。

山法師
BL
 南野奏夜(みなみの そうや)、総合大学の一年生。彼には同じ大学に通う同い年の幼馴染がいる。橘圭介(たちばな けいすけ)というイケメンの権化のような幼馴染は、イケメンの権化ゆえに女子にモテ、いつも彼女がいる……が、なぜか彼女と長続きしない男だった。  彼女ができて、付き合って、数ヶ月しないで彼女と別れて泣く圭介を、奏夜が慰める。そして、モテる幼馴染である圭介なので、彼にはまた彼女ができる。  そんな日々の中で、今日もまた「別れた」と連絡を寄越してきた圭介に会いに行くと、こう言われた。 「そーちゃん、キスさせて」  その日を境に、奏夜と圭介の関係は変化していく。

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...