鬼畜皇太子は素直になれない【完結】

Lynx🐈‍⬛

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目隠しはし放題♡

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 ギシッギシッ……。

 古いベッドなのか、花宿らしく使う頻度からガタが来ているのか、ベッドが軋む音が、水音より響く。

「あぁっあんんんっ」
「キツ………」

 怒りに任せる様に、尻孔の壁を屹立が擦る。解れてはいても、指しか入れていない孔はロティシュが今迄経験した女の蜜壺より狭かった。それに、アリエスの蜜壺には棒が入っている。

「こ………わ……れ……」
「…………前抜く………初めてだもんな、挿入時だけにするよ」
「…………やぁ……気持ち……い……から……この……ま……あぁっ」

 アリエスは欲しかったのだ。ロティシュの屹立をなかで感じたくて、避妊薬を貰ってきたのだ。ロティシュが一緒だと相手がロティシュだと知られてしまうのが嫌だった。婚約者でもなく、恋人でもないのに、身体の関係があるのだから。

「何…………可愛い………事……」
「んはっっあぁっ………んんんっ」

 奥に、ロティシュが居るのに、更に奥をグリグリと押し付け、蜜壺に入っている棒が動き、最奥の子宮口を引っ掻く。

「やらっ……これ……おかし……くな………」
「…………狂えよ……もっと………見たいから………尻孔に出したら、蜜口と蕾を擦ってやる」

 喘ぎ声も止まらないアリエスの声を独り占めし、ロティシュはアリエスの中で再び爆ぜた。

「………あぁっ……ビクビク………して……」
「そんな説明、要らねぇ………確かに出てんだけど…………ちょっとこのままな……暑っ」

 ロティシュはシャツをやっと脱ぎ、もそもそとまたバッグを弄ると、アリエスの蜜口に入っていた棒を取り出された。

「アリエス、次入れるから」
「………な、何ですか!これ………さっきより太………」
「ディルド……今の棒じゃ、俺の入ってっちゃうだろ?」
「わ、私で道具を使って試してます?」
「……………さぁな……お前に挿入しない様に考えたらこうなった」
「…………本当に………いいんですか?……あの………」
「しつこいな………いいんだよ!!女はお前だけじゃねぇし、他の女とヤる時は避妊具作ってるから」
「意味分かりません……」
「分かんなくていいんだよ!!………ほら、俺はまだ抜きたいんだから付き合え!!」

 そうして、3回目に付き合わされたアリエス。時間ギリギリ迄組み敷かれ、終了時間10分前に軽く身体を流して花宿を出たロティシュとアリエス。
 しかし、その花宿の前に、怒り狂う程の形相で、レナードが立っていた。

「レ、レナード?」
「…………ご存知なんですかね?父上様と母上様は」
「………さ、さぁ?」

 ロティシュはアリエスを咄嗟に背で隠す。

「アリエスを隠しても分かってますよ」
「黙ってて欲しいんだが………」
「無理でしょ」
「そこを何とか……」
「何故隠す必要が?だってロティさ………ぐっ!!」
「レナード!!…………頼む……黙っててくれ」

 レナードの言葉を遮るロティシュ。アリエスに黙ってて欲しいのだ。

「…………はぁ………まぁロティ様が仰るなら……城に帰りますよ」
「あ、1軒行かなきゃならない店がある……宝石の加工頼んでるから」
「宝石の加工?」
「父上がまた母上にプレゼントするから、て代わりに取りに来たんだよ」
「…………確かそろそろマシュリー様のお誕生日でしたね」
「そう、使いっ走りだ……」
「で?花宿……………」
「…………それは言うな」

 花宿から宝石加工職人の店迄、ロティシュはアリエスの手を離す事は無く、レナードの前で恥ずかしくて何も話せない。花宿の意味を知っている大人なら、していたか分かっている筈だからだ。歩く度に、下着の中に溢れ出る白濁が、とてつもなく淫靡な物だと物語る。

「ロティ様もマシュリー様へプレゼントを?」
「俺は違う………

 ロティシュは、アリエスの手を繋ぐ手に力を入れる。それでアリエスはロティシュを見るが、ロティシュはレナードの顔を見て話をしていて、表情が分からない。

「へぇ~、準備始めたんですね」

 レナードはアリエスをチラチラ見ながら、ほくそ笑んだ。ロティシュはレナードとアリエスの目線が合わないように頭を動かしてガードする。

「いつな」
「言えばいいのに」
「煩い」

 宝石加工職人の店に受け取りに行き、ツェツェリア自治区を出て城に帰ってきたロティシュとアリエス。ロティシュは服を着替え、この日作った宝石を見つめる。ネックレスと指輪。勿論それはいずれアリエスにプレゼントをしようと、用意していたものだ。自分の宝石を好きな相手にプレゼントする事は、ツェツェリア族では、『好きだ』と伝える為の行為。その話をマシュリーから聞き、ロティシュもそうしようと考えて、指輪のサイズが分からなかったのもあり、アリエスを連れ出したのだ。

「…………言える日、来るのか?俺……」

 そして、アリエスは侍女服に着替え、夜からの勤務に備えようと、ロティシュと皇族専用庭園から入ってから分かれて自分の部屋へ行こうとしていた。

「アリエス」
「あ、ザナンザ様………」
「何処に行ってたの?」

 挨拶をしようと、礼をするアリエスを遮ったザナンザ。

「ツェツェリア自治区です。ロティ様のお供に」
「え?何で?」
「陛下のお使いと、お祖父様であるジェルバ公爵邸へご挨拶に」
「…………俺も行きたかったんだけど!」
「え?………ロティ様はザナンザ様やイリーサ様は来られない、と……」
「え?知らないよ、それ」
「……………え?」
「え?」

 ロティシュによって、裏工作されたザナンザとイリーサ。そしてそれを知るザナンザ。
 もし、ザナンザが知っていたら、祖父母に会いたかったろうと思っていたアリエス。ザナンザは、祖父のジェルバ公爵の地位を相続する事になっているからだ。
 何故、ロティシュはザナンザやイリーサに内緒でアリエスを連れ出したか、アリエスは分からなかった。
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