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立てないナターシャ
しおりを挟む離宮の部屋に篭って3日程経った頃、ナターシャは微熱を出した。
体力の限界にあったナターシャに無理をさせたリュカは、献身的に介護をする事になった。
「ごめん、無理させて。」
「もう、昼夜関係なくの閨は、わたくしには無理かもしれませんわ。」
「ごめん、猛省する。」
「ふふふ………でも、愛されてたから幸せです。」
「ナターシャっ!!」
「コホン!殿下。」
リュカに抱き潰されたナターシャを庇うように、セリナが咳払いをする。
「念の為、お医者様をお呼びしましたので、殿下もごゆっくりおやすみ下さい。」
「…………。」
医者がナターシャを受診する。
「妃殿下、月のモノの最後はいつか伺っても宜しいですか?」
「月のモノ…………確か3週間程前かと。」
「う~む……その前に皇太子殿下と営みはありましたかな?」
「!!なっ!」
「大切な事ですよ、妃殿下。お世継ぎの有無は、国にとって大事な事です。」
「た、確かにありましたが、営みの数日後に月のモノが来ましたから、違うかと。」
「………では、疲労ですな………新婚で励みましたな、皇太子殿下。はははははは!」
ナターシャと同時に聞いていたリュカは真っ赤になっている。
医者は帰っても、暫く話せない空気のナターシャとリュカ。
「で、でもちょっと安心しました、わたくし。」
「え?」
リュカはベッドに寝ているナターシャを見ると、恥ずかしそうに微笑む。
「お世継ぎは大事な事ですけど、わたくしはまだ、2人きりで愛して身体を重ねる時間がもう少し欲しいです。だって、身体を重ねた日はまだ4日ですよ?まだわたくしにはリュカに愛されてる熱が欲しいです。お世継ぎはいつか来てくれますわ。」
「そうだね。俺もまだナターシャだけを愛したい。だが………世継ぎが出来たら、閨は出来るのか?」
「…………わ、分かりませんが、もし出来なかったら、わたくし口と手で……。」
「!!……ナ、ナターシャがシてくれるなら………。」
「可愛い……リュカ。」
「か、揶揄うなっ!」
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