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店に入ると、由真は桐生から多部へ引き渡されてしまい、由真に用意した席に座らされてしまった。そこは舞台の真正面。予約席と記載された紙が置いてあり、誰も座ってはいない。
由真の目の前に並ぶ椅子や何本も用意された縄。緊縛されていくモデルを真正面で見られるとは思ってはおらず、由真はそれだけでドキドキしていた。
---そ、想像するだけでイきそう……
振動は無いのに、由真の秘壺に入っているローターが主張しているので、キュンと締め付けてしまっている。
楽しみと羞恥で、舞台を見ては俯いていた由真。
「オーナー………板倉さんに何かしたんですね………」
「いいなぁ、あの娘………モデルになって欲しい」
「始めますからね!」
「あぁ、頼む」
桐生に舞台袖で由真の様子を傍観されているとは知らない由真は、スポットライトが切り替わる瞬間顔を上げた。
「っ!」
固唾を呑む観客が一斉に舞台袖から出て来た桐生に注目し、モデルは腕を縄で縛られたまま、顔を半分隠して桐生に連れ出されいる。
『本日はお集まり頂きありがとうございます、桐生 翼の緊縛ショーをお楽しみ下さい』
マイクで流れて来る、低く色気のある声が、直接耳に囁かれた気がする程、桐生の声しか聞こえなかった。
モデルを慈しむ様に、椅子に誘導する桐生を見ると、決して彼は乱暴に緊縛をする人ではないのだと分かる。時折、モデルに耳打ちし、その都度、モデルの息遣いが荒くなっている呼吸も、由真には届いた。
結び目が1つ、また1つと増え、縄が重なり合い擦れる音も間近に聞こえて来ると、モデルの身体全体が、椅子に縛り付けられ、下着の上からでも分かる程、秘部は濡れ、蜜もトロっと溢れる様を晒させた。
「んぁぁっ……」
『声を我慢して………』
「っ………」
『さぁ、皆が君を見てるよ……そんなにエロくして、はしたない娘だね……』
マイクで聞こえてくる桐生の声に、目が離せない由真。色っぽい目付きに犯されてしまいそうに、疑似体験をしている気がしてならなくなった。
『イっていいよ?皆さん、君がイクのを見たいんだって………』
「っん!…………ああっ……あぁぁぁっ!」
縄を引っ張る桐生に、食い込む縄で締め付けられたモデル。モデルもまた美しく散った瞬間を真正面に見られて、由真は羨ましいとさえ思ってしまった。
モデルはその1人だけではない。
男性のモデルも居て、男性への結び方もレクチャーしながら披露する桐生。
ショーは全裸にはしない事をモットーとしている様で、洋装和装とそれぞれ違う縛り方を見せてくれた桐生。
観客は桐生に引き込まれ、モデル全員を縛り終わるとには拍手喝采で幕を閉じた。
「………はぁ……凄かった……」
「板倉さん」
「………あ、多部さん。今日はこんな急だったのに、私を入れて頂きありがとうございます」
「お礼なら、オーナーに言って下さい。この後、オーナーが板倉さんと話したいそうなので、VIPルームに案内します。飲み物も用意してますから、ごゆっくり」
「………は、はい……」
余り、椅子から立ち上がりたくは無かったが、観客達の雑踏の混乱の中で、移動した方が良いだろう。
由真は、桐生によって入れられたローターで、ショーの間想像させられていたのだ。塗れている感覚がずっとあったのだ。
「あ、あの………椅子……汚れた……かも……」
「………でしょうね」
「っ!」
「片付けておきますし、大丈夫ですよ………オーナーのショーの後は当たり前なので」
「そ、そうなんですか?」
「えぇ………オーナーは後からVIPルームに行きますから待ってて下さい」
多部に再び案内された由真は、昨夜と同じ部屋へと通されると、腰が砕ける様に立っていられなくなった。
「っあぁぁっ!……な、な、何で………振動が…」
今迄、振動は止まっていた筈。
ショーが終わり、桐生が遠隔操作で起動させたのだろう。由真は堪らず屈み、ローターを抜こうとスカートを捲り上げた。桐生の願いであろうと、知り合って間もない間柄なのだ。桐生に抜いて貰おうとは思っていない。
「あれ?抜いちゃうの?抜いてあげようか?」
「っ!」
部屋の扉をいつの間にか開けて入って来たのか、桐生が扉に凭れて立って由真を見下ろしている。
「助かったよ、今日………創作意欲が湧いて、モデル達も喜んでた」
背中を丸め、屈む由真の背を撫でる桐生に由真は睨んだ。
「ひ、酷いです!………ま、まだ……こんな事する関係じゃ………」
「うん………シたくなってね……セックスには持ち込まないから、彼氏とヤってね」
「っ!………い、居たら処女じゃない!」
「それもそうだ………抜いてあげようか」
「じ、自分で取ります!」
「取るの見せてよ」
「っ!…………い、いやいやいやいや………」
桐生も興奮していたのだろう。ショーでの高揚感そのままで、色気が半端ない。
「…………それならさ、少しそのまま緊縛させてよ………振動は止めてあげる。抜くのは由真がイク迄………」
「っ!」
「服の上から………どう?」
由真もまた、緊縛ショーの余韻と、今の疼きで止まらない欲が、理性を上回り、直ぐに嫌だとは言えなかった。
シュルっと、縄を何処から出したか分からないが桐生は持っていて、由真に見せている。
「っ………」
生唾を飲み、由真は言葉が出なかった。
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