聖女は鳥になって過去に2度戻り、夫を入れ替える【完結】

Lynx🐈‍⬛

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夢なのか過去なのか♡

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『はぁっ………やぁ……お止め下さい!』
『まだだ………俺の形を覚える迄は止めぬ!』

 パンパンパンパン……。

 まだ日が明るい部屋で手を縛られ泣く女。
 腰周りには血が飛び散った痕があり、足の付け根を重点的に赤い鮮血が滴っている。
 破瓜の痕だと分かるものなのだろうが、明らかに女が出す蜜より血の量も多い。

『痛いんです!お願いします!………いやぁ!!……これ以上来ないでっ!!』
『お前は俺に選ばれた事を光栄に思えっ!」』
『………………痛いぃぃぃ!!』
『今だけだ、一度注いだら直ぐに醉がるようになる!』

 男と同意の行為なのかは分からない。
 だが、無理矢理されているかのような会話。

ピッえっ!!」

 鳥カチュアは、辺りを見回す。
 聞き覚えも身に覚えもある行為を鳥カチュアは見た。
 微睡んでいたのか、急に思い出したかのように、自分でも驚いている。

(……………嫌な事を思い出した……絶対に……あんな思いは二度とゴメンだわ………過去の私が……あの人に選ばれないように、絶対に阻止しなきゃ……)

 鳥カチュアは、過去カチュアを見上げる。
 過去カチュアは王宮へ行く道を、浮かれてるように眺めていた。
 花嫁に選考される半年後、鳥カチュアの記憶にあった、過去カチュアがこれから起きる事を思い出してしまった。

(…………ゴードン様に嫁ぐ事が出来なくても、だけは絶対に嫌………でも、過去の私に鳥なんて傍に居なかったし、私は鳥を王宮に連れて行った事も、会話する様な事なんてしなかったのに……)

 鳥カチュアの過去に鳥が居なかった事で、精霊シャルゼ達は未来を変えようとしているのだろうが、どう変えなければならないのか全く分からない鳥カチュア。
 あの光景がどうしても、過去のカチュアに味あわせたくない事なのは、鳥カチュアが地獄の日の始まりだったのを思い出す。

(…………あの後も……昼夜問わず……やだ………怖い………会いたくない!!)

 鳥カチュアは武者震いをする。

「寒いのかしら?でも馬車の窓閉めちゃうと、出入り出来た方がいいよねぇ………。」
ピピピ大丈夫…………。」
(………自分を守らなきゃ……私はこの子………)

 王宮が馬車から見えて来る。
 カチュアの住む屋敷を出て馬車で30分程森の中を走り、高台の丘にある王宮がそびえ立つ。
 カチュアはこの王宮内で令嬢達と競い、半年後の夜会で花嫁に選ばれる筈。
 夜会後に選ばれた令嬢は、夜会後、男から名が王宮内で発表され、伴侶となる男が翌日に屋敷に訪れる事により、婚約が成立となるのだ。
 令嬢達の意見や考慮等全く無く、選ばれてしまうと伴侶に身を捧げなければならなかった。
 鳥カチュアの記憶にあるのは、その夜会で選ばれてしまい、翌朝伴侶となる男が、花嫁修業と称し、屋敷からその男の屋敷に連れて来られ、そのまま寝室に押し込まれたのだ。

          ✧✧✧✧✧

『カチュア嬢、私の妻に貴女を望みます。どうか本日から我が妻となるべく、勉強を屋敷でさせて頂きたい』
『………それはそれは、有り難きお申し出!カチュア、今すぐ準備をしなさい!』

 応接室で、カチュアは呼び出され、挨拶もそこそこに済まされて直ぐに、その男は言った。
 そして、父より身分が遥か上の天上人の言葉に反抗する訳がなく、大喜びでカチュアを追い出す形で屋敷を出て行く羽目になった。
 その男が住む屋敷に入るや否や、寝室に押し込まれたカチュアは、ベッドに押し倒され、お気に入りだったドレスを引き裂かれたのだ。

『お、おやめ下さい!いきなり、な、何を!!』
『カチュア……言ったであろう、お前を我が妻に、と望む、と』
『ですが、婚約したばかりで、私は貴方様の事をそれ程理解出来ている訳ではありません!私は…………んっ!』

 カチュアを裸にさせた男は、カチュアの唇を奪い、覆いかぶさる。
 全体重が掛かる様に乗られてしまい、身動きがなかなか出来ず、腕で身体を押すが、男は微動だにしなかった。
 男は、自分の腰に手を宛て、ベルトを外すと、押し退けようとするカチュアの手を掴む。

『………夫が求めるのだ。押し退けようとする手はこうする』
『お、お止め下さい!!私はただ………お互いに知ってからこういう事を………』
『遅かれ早かれ、こうなる。今やっても変わらん。大丈夫だ、妊娠はさせん。これでも結婚前に子供出来てはマズイからな』

 男はベルトでカチュアの手を結び、ベッドの背凭れに固定する。
 自由を奪われたカチュアは、見られない様に、出来るだけ胸や秘部を隠す。
 男は身体をカチュアから離し、何かを取り出すと、カチュアの口に押し込んだ。

『飲め』
『……………』
『………チッ………』

 男は水をグラスに注ぐと無理矢理カチュアに飲み込ませた。

『手間を取らせるな。その様な女は好かない』
『貴方…………貴方様が、私を選んだのではないですか!私は…………私はお慕いしていた方が居たのです!…………誰にも選ばれないのを願ってました!例え、この恋が実らなくとも、選ばれたなら夫となる方を理解し、好きになろう………と思っておりました!ですが、このような………あんまりです!お互いの気持ちに寄り添えてないのに………』
『だから何だ?何故寄り添えわねばならん?面倒だな……………挿入はいるぞ』
『……………え……!!』

 男はカチュアの足を広げると、カチュアの裸で興奮している熱の篭ったモノだけを出し、カチュアの蜜壺に押し当てる。
 濡れてもいない、愛撫もされないままの蜜壺に、グリグリと屹立で押し広げられていく。
 それが破瓜の痛みに耐えれる筈もなく、カチュアは悲鳴をあげたのだった。
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