3 / 19
瑠璃の仕事
しおりを挟む都心のビル街。
車をビルの駐車場に入れた瑠璃は、契約している駐車場所に車を停めた。ブラウスにタイトスカート、ジャケット姿の瑠璃はエレベーターの最上階のボタンを押す。しかし、地下駐車場から最上階へ上がるのは一気ではない。1階に着けば、地上からの人間も多い。
「おはようございます、咲田さん」
「おはよう」
瑠璃に声を掛けて来る者も居るのだ。
「今日も素敵な着こなしですね」
「あら、ありがとう…………今日、社長の接待の同行頼むわね」
「咲田さんは行かれないんですね」
「社長のスケジュール管理がねぇ……接待終わるとまた社に戻って来るから、打ち合わせも付き合わなきゃならないのよ………だから、飲ませ過ぎないでね」
「了解です」
瑠璃の部下なのだろうか、瑠璃の指示に従う返事をして一緒の階に降りた。だが、その女は秘書室、瑠璃は社長室に入る。
どうやら、瑠璃の仕事は会社社長の秘書をしている様だ。
社長室に瑠璃が入ると、直ぐに室内の温度管理、PCの立ち上げや当日のスケジュールを確認し、業務を熟す。
カチャ。
「おはようございます、社長」
「あぁ、おはよう」
「本日のスケジュールです」
机から離れ、社長の前に立つとスケジュールを渡し、説明をしていく瑠璃。
「…………ん、分かった……瑠璃」
「はい」
「昨夜の仕事見事だったな」
「ありがとうございます」
「……………今朝、ボスからの司令も受け取っている………今夜その話しを聞きに行け」
「………分かりました」
社長は話しを終えると椅子を引く。
「瑠璃」
「…………はい」
瑠璃は社長の座る椅子と机の間に立つ。
「期間限定じゃない仕事もいくつかある………探り報告するのが仕事だ」
「………分かりました」
瑠璃は社長の机に座り足を広げる。
「…………相変わらず、察しが良くて助かる」
社長は瑠璃の下着の横の紐を解くと、プラスチック製の筒をポケットから3本取り出す。
「解した方がいいか?」
「…………朝まで入ってましたから……」
「………クククッ………仕事の後にも男とシたか………妬けるなぁ……だが、俺はお前の味が好きだからな……味わってから仕事をやろう」
社長は瑠璃の秘唇を開き舌で味わう。ガーターベルトで紐の拙い下着は、瑠璃の仕事の邪魔にならない為だ。
「んんっ………はぁっん……」
「甘いな…………いつも…………今度でいいから、久々に一晩相手してくれ」
「………あ………明日………なら……」
「明日……仕事無かったらな……俺のマンションで………」
「は………はい……」
濡れ溢れた蜜を垂れない様に、社長は舐め取った後、太腿にうっ血痕を残して離れる。
「コレは約束な…………後で確認してくれ」
「っ…………!………あぁっ……んんっ!」
「………3本、受け取ったな?……落とすなよ?」
社長は瑠璃の下着の紐を結び直し、クロッチの上を撫でてから瑠璃を机の上から降ろした。
「会議に行ってくる」
「………い、行ってらっしゃいませ」
高揚する顔を、何とか平静に戻し、瑠璃は社長を見送り秘書の仕事に戻る。蜜壺の中は気になるが、秘書の仕事が優先しなければ業務に差し支える為、必要な事だけを済まして、化粧室に掛け込んだ。
「んっ…………はぁ………はぁ……」
蜜が絡むプラスチックのカプセルの栓を抜き、紙を取り出すと直ぐ様仕事を覚えて、紙はトイレに流した瑠璃。仕事は水に溶ける素材で出来ていて証拠は残さない。
「…………2日あれば出来るわね」
カプセルは軽く洗って、プラスチックゴミに紛れて捨てて、急ぎ社長室に戻ると、タブレット端末で、仕事をした。瑠璃は人殺しだけではない。タブレット端末で情報操作もする程の何でも屋だ。社長から受け取っていた仕事はライバル社の情報操作や、有利に立てる様な情報をハッカーする様に依頼されている。だが、それは証拠は残せない為、この様なやり取りをしている。
会社の社員からは、瑠璃は社長と付き合っている、という噂が耐えないのだが、それはその伝達がセックス込みだから噂されているのだ。
瑠璃はその噂さえも利用しているだけで、瑠璃自身は恋人である拓夢が1番大事な事は変わらない。
゚.*・。゚♬*゜
「…………拓夢……」
『今空港着いた………行ってくる……いい子で待ってろよ』
拓夢からのメールが届くと、瑠璃は頬を染め、返信をする。
『身体には気を付けて……愛してる♡』
『俺も瑠璃を愛してるよ』
だが、このメールを使うスマホは、拓夢とだけの連絡ツール。仕事の連絡ツールは、また別なのだ。
「仕事仕事!」
綻ぶ顔を整え、直ぐに秘書の顔に戻るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
愛してないから、離婚しましょう 〜悪役令嬢の私が大嫌いとのことです〜
あさとよる
恋愛
親の命令で決められた結婚相手は、私のことが大嫌いだと豪語した美丈夫。勤め先が一緒の私達だけど、結婚したことを秘密にされ、以前よりも職場での当たりが増し、自宅では空気扱い。寝屋を共に過ごすことは皆無。そんな形式上だけの結婚なら、私は喜んで離婚してさしあげます。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
たとえ愛がなくても、あなたのそばにいられるのなら
魚谷
恋愛
ヴェルンハイム伯爵家の私生児ハイネは家の借金のため、両親によって資産家のエッケン侯爵の愛人になることを強いられようとしていた。
ハイネは耐えきれず家を飛び出し、幼馴染みで初恋のアーサーの元に向かい、彼に抱いてほしいと望んだ。
男性を知らないハイネは、エッケンとの結婚が避けられないのであれば、せめて想い人であるアーサーに初めてを捧げたかった。
アーサーは事情を知るや、ハイネに契約結婚を提案する。
伯爵家の借金を肩代わりする代わりに、自分と結婚し、跡継ぎを産め、と。
アーサーは多くの女性たちと浮名を流し、子どもの頃とは大きく違っていたが、今も想いを寄せる相手であることに変わりは無かった。ハイネはアーサーとの契約結婚を受け入れる。
※他のサイトにも投稿しています
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる