私を殺す人は私が大好きな人【完結】

Lynx🐈‍⬛

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NY迄の飛行機でも

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 翌朝、城崎を会社に送り届けてから、瑠璃は空港の搭乗口に来る。ファーストクラスのラウンジに来るように連絡が入り、瑠璃はもう来ていた裕の近くに座った。

「瑠璃、隣に座れ」
「…………おはようございます」
「…………ちょっとお前達、離れろ」
「………」

 裕は瑠璃の肩に腕を回す。さも、瑠璃は裕のを主張するかの様だった。

「城崎と楽しんだ様だな」
「………知ってますよね………私がボスと城崎に刃向かえないの……」
「まぁな………そうからな」
「!!」

 裕はスーツのポケットから1枚の写真を取り出し、瑠璃に見せた。

「ベランダでセックスとはなぁ………城崎にしては珍しい」
「…………そう………ですね………」
「そのスーツ、城崎からか?」
「はい」

 昨日の朝、裕から渡されたスーツとは違うスーツを着ている瑠璃。城崎から渡された物だ。

「このシャツも城崎のだろ?」
「……………セックスの後、ボスから頂いたワンピーススーツ着れませんでしたから借りました」
「……………コレに着替えてこい」

 紙袋を渡された瑠璃。

には行くが、一応新婚旅行ハネムーンで通すんでな」

 裕や部下達を見ると、幾分ラフな格好なのが分かる。瑠璃の姿はビジネス服で違和感があるのだ。これは、裕の差し金だろう。城崎への嫉妬が感じる。

「着替えてきます」
「直ぐに戻れよ」

 ファーストクラスのラウンジはシャワールームや仮眠が出来る個室もあり、更衣室代わりに使わせて貰って着替えた瑠璃。与えられた服は、裕と城崎との趣味が違う。だが、それについて、瑠璃は何も言うつもりは無い。瑠璃が欲しいのは拓夢だけだからだ。

「似合うじゃねぇか」
「ありがとうございます」

 飛行機に乗り込み、席も裕の隣に座らされた。ドリンクは朝から裕はシャンパンを飲み、瑠璃にを説明する。

「今回、俺の替え玉も行ってはいるんだが、お前を連れて行く必要がありそうで、戻って来たんだ」

 瑠璃の記憶では、裕は暫くNYだけでなく、あちこち行っていた筈だ。だからこそ戻って来ているのには驚いてはいたのだが、連絡1つで何とかなるだろうに、何故戻って来て迄、連れ出したのかは分からない。

「連絡くれれば行きましたけど?」
「言ったろ?マークされてると………日本で俺を狙う奴なんざ今は居ねぇ……あっちに行った途端、殺意がビリビリ感じるんだよ、だからじゃねぇ風に装う必要が出来た」
「…………心当たりは?」
「あり過ぎて分かんねぇのは知ってんだろ」
「……………まぁ………」
「お前が筆頭だがな」
「…………よくご存知なのに、何故側に置くんです?」

 シャンパンを口に含み、瑠璃は聞いた。淡々といつもポーカーフェイスを貫く瑠璃の横顔を裕は見る。

「んなもん、お前が俺の忠実なだからな…………親父が死んだ日から」
「………ボスじゃないですか」

 瑠璃が初めて人を殺したのは、養父の咲田だ。瑠璃が咲田に抱かれている時に、頭を打ち抜いた。セックスの相手をさせられるのが嫌で、『止めて欲しいなら親父を殺せ』と裕に言われ、まだ素直だった瑠璃は言う通りにした。だが、裕は自分の父親の死体の横で、嫌がる瑠璃を無理矢理抱いた。『ご褒美』と称し。大学卒業間近な事だった。それからというもの、瑠璃のが始まる。対抗組織の男に近付き、関係を持ってセックス中に殺す、というのが瑠璃のとなった。それにより、咲田 裕の側にはが居る、と噂され、日本では裕を狙える者が居ないのが現状だったのだ。
 瑠璃は何度も逃げ出そうとしたが、直ぐに捕まる情報網に藻掻き苦しんでいる。そんな時、偶然なのか仕事終わりに立ち寄ったカフェで、幼馴染で同じ孤児院で育った拓夢と再会したのは。それで益々、瑠璃は裕から逃げ出したくなる衝動を抑え込みながら、何とか隙を見出そうとしていたのだ。

「そうだ、教育した………だからお前は俺から離れるのは許さん」
「!!」
「あっち着く迄、入れてろ」
「…………っ!!」

 足を裕に掛けられると、毛布下から手を滑り込まされ、ローターが瑠璃の秘唇を割り入る。

「俺はは無いが、城崎と楽しんだ事に妬けてなぁ………何回かイったら俺のもイかせろ」

 瑠璃は今は毎日ではないが、が絡むと、裕や城崎とのセックスが続く。ここ最近休まる事が出来ない秘部は、どんな刺激でもすんなり受け入れてしまう。が出来ないぐらいに、いつも濡れる締りのなく受け入れる身体が憎い瑠璃だった。
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