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懐かしい気配の中で

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 NYに着き、飛行機内で燻っていた瑠璃の身体。飛行機内は、裕の杭から吐き出された白濁を何度も飲まされ、機内食の味が全て白濁の味がした様な気がした。自分だけ欲求を満たしている裕の横で燻らされた瑠璃は、裕に甘える様に腰を抱かれ飛行機を降りた。

「瑠璃、は油断すんなよ」
「だ………誰の……せいだと……」
「くっ…………クククッ………ホテル着く迄は、瑠璃は使いモンにならねぇ、てめぇら気を張り詰めとけ」
「へぃ」

 空港を出ると、瑠璃は顔色が変わる。明らかに殺意が裕に向けられているのが分かった。

「気が付いたか………今日は勘弁して欲しいがな………明日から動け、瑠璃」
「…………分かりました………」

 だが、ピリピリしている殺意は裕にだけで、瑠璃にはこの気配を知っている。

(…………拓夢……じゃないよね?)

 そう片隅に思いつつも、身体の疼きはどうにも収まらない。飛行機に乗っている間迄と言っていたのに、ローターを抜いてくれていないのだ。タクシーに乗り込みホテルにチェックインをする間、常に気配を感じながら瑠璃は心非ずだった。その微妙な違和感を裕が分からない筈は無い。

「ひぅ!」
の………入ったまま突っ込まれたいか?」
「!!……………い、嫌っ……」

 尻を強く掴まれ、ローターを意識させた裕。まだ部屋に着かないのに、膝がガタつく瑠璃は、裕にしがみついた。

『新婚旅行、楽しんでね』
『ありがとう』

 英語でコンシェルジュから言われ、裕が英語で返す。部屋に着いた途端、瑠璃はもう歩けず床に座り込む。

「直ぐに部下達も来る………立て」
「…………せ、せめて……抜いて………」
「自分で抜けよ」

 抜けるなら抜きたいが、抜いたら抜いたで、裕が怒りそうな気がして無理だった。

 コンコン。

「おぅ、入れ」
「失礼します………お嬢、大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ…………おら、来い!」
「あっ!」

 裕に無理矢理腕を掴まされ、引っ張られ歩く瑠璃。ソファではなくソファの前に連れて来られた。

「おい、報告」
「は、はい」

 裕はドシンと瑠璃を跨ぐ様にソファに座りふんぞり返る。部下達は裕の前に立って報告を始めると、裕は聞きながらズボンのファスナーを下ろす。

「え…………?」

 目の前で、出し切ったのではなかったか、と思っていた杭。まだ固くは無いその物を晒すと、瑠璃の顔を押し当てた。

「時間の無駄だ、咥えとけ」

 部下達の目は気にならない裕だ。あり得る行為。今迄も部下達の前で何度となく晒しながらセックスを付き合ってきた瑠璃なので、拒んだ時は暴力的な抱き方をする。だから瑠璃は辛いからか、拒めなくなってしまった。
 ジュルジュルと、音を立て咥え始めた瑠璃。それで機嫌が良くなったのか、瑠璃のスカートを腰までまくり、下着を引き千切った裕。ハラリ、と落ちたもう使い物にならない染みだらけの下着が床に落ち、ローターの入った秘唇を部下達に晒す。
 ゴクリ、と部下達の喉が鳴るのが瑠璃の背後から聞こえる。

「瑠璃のま○こは美味そうに見えるそうだ、良かったな」
「…………んっ……」
「そんなに睨むな………褒めてんだぜ?」

 部下達の報告を聞く為なのか、瑠璃を晒す為の行為か分からない。だが、裕は報告で部下達の叱咤に、瑠璃の尻をバシバシ叩き、その度に蜜が飛沫、裕の杭を口で締め上げていく。

「あぁあ………てめぇらが情けねぇ報告するから、瑠璃のケツ腫れちまうじゃねぇか」
「す、すいません!!お嬢!!」

 謝られても困る。連帯責任的に自分を叩かないで欲しいと思う瑠璃。気が付けば裕の手形が何重と着いた腫れ上がってしまった。

「いい色付きになったな……」
「さ………わっ………痛いっ」

 部下の報告も終わると、フェラも終わらせてはくれたが、セックスを始めるつもりなのか、服を脱ぎ始めた裕。尻を撫でられても、もう痛いだけだ。

「まぁ、そう言うな………燻ってる身体治めてやるからよ………」
「んふっ!!」

 ソファの前のガラステーブルに瑠璃をしがみつかせ、秘唇の中に指を入れ奥にあるローターを抜いた裕。そのローターは瑠璃の口の中へ入れられる。

「んんっ!」
「綺麗に舐め取っておけ」
「!!………んあっ………あっ………激し……奥……今………やぁ………」
「ローター出すんじゃねぇよ」
「んぐっ!」

 声を出すと、ローターが口から落ち、再び入れられて、裕の杭は瑠璃を侵す。ガタガタとガラステーブルは揺れ、壊れてしまわないか心配してしまうが、そんな余裕は直ぐに無くなる。裕は瑠璃の尻を掴み、割れ目を広げると、両方の太い親指を尻孔に押し込んだ。

「んんんんっ!!」
「極太の味はどうだ?」
「…………んぐっんんんんっ!」

 尻がヒリヒリ痛いのに掴む様に押し込まれた手指が、蜜壺の快感と痛みを同時に味合わされ、瑠璃はイキっぱなしになり、ただ首を振って、悶えるしか出来なかった。
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