43 / 49
再び現在
新しい境地♡
しおりを挟むまじないを解除され、マキシマスの熱をたっぷりと飲んでいるロゼッタ。夜着もほぼ濡らされ、タオル代わりにはもう意味は無くなり、マキシマスから脱がされた。うつ伏せでぐったりしてしまったロゼッタを満足そうに弛緩するマキシマス。
「あぁ………可愛い……このくびれからのこの形………俺がロゼッタの身体の中で一番好きな所知ってるか?」
つつつ……と指でロゼッタの肌を撫で、疲れた後の余韻を楽しむマキシマス。
「……あぁ………はぁ………知ら……ない」
「……………好きな場所はな………」
ぐちゅっ。
「ふあっ!……ま……待っ……て」
「この中の一番奥………コリコリとして弄ると壁がきゅうきゅうと締まって………蜜は甘くて美味い媚薬だし、俺のを美味しそうに食べてさ……今もまだ入りそう……」
「あゝっ………掻き回さ………ない……でぇ……」
「まだ食べれるよな?」
「ああん……ちょ……休……」
「無理………ロゼッタが好きな攻め方するから、さ」
それを聞いた瞬間、瓶で思い出した房事の中で、気が狂う様な快感を得た攻められ方があった。うつ伏せにされた状態でされた事だ。腰を持ち上げられ杭が刺さると、果実を圧し潰す様にグリグリされるのだ。だが、マキシマスはそれで終わらない。蜜で濡れた指で後孔を解していく。奥で挟まれた壁の快感は、ロゼッタの乱れ方にマキシマスは新たな媚薬として感じる。
「ああああっ!……今………駄目っ……あの後…………に………コレ………はぁぁぁっ!」
「3年分、受け取って欲しいな………あと……ココにも入らせて?………ココで俺のを食べてくれる?」
「!!………そこは……違………」
「知ってるよ………だけどロゼッタの全部知りたいからさ」
今の攻め方は、指しか動かせないマキシマス。だから何処にある指が動いていて、望む場所が分かってしまう。蜜壁は疼くまま、果実と後孔が蠢く攻め方は、刺激が弱いとロゼッタの方が欲しくなってしまう。ロゼッタが腰を動かすのを待っているのだ。焦らしに焦らす房事は、疲れてから始まる。これ以上、溺れさせないでと思うロゼッタ。
「ほら、そろそろ腰動かしてくれない?思い出したでしょ?」
「……ああん……あっ……んんッ……」
「あぁ、絶景だよ………好きなだけイっていいからね………溶け合おう、ロゼッタ」
夢中で腰を振る。じゅぶじゅぶと卑猥な音を奏で、ロゼッタの頭上からマキシマスの呻き声が漏れる。足の付け根からは幾度となく、ロゼッタからの蜜が水溜りを作った。
「…………出すよ……」
「………来てっ………飲ませて………」
マキシマスから小さな呻きが聞こえると、ロゼッタの下腹部は熱く火照る。蜜壺に充満するご褒美は、ロゼッタの絶頂を誘った。奥は熱を全て飲み込もうと、壁は絞り出そうとしている。量が多くて口から溢れるが、勿体無いとは思わなかった。またたっぷり貰える筈だから、とロゼッタは力つき、ベッドに突っ伏した。
「はぁはぁはぁ………いっぱい飲めた?」
「…………溢した分……また飲ませて……」
「勿論………まだ俺元気だから、次ココね」
「…………はぁはぁ……休憩………」
「駄目、せっかく解したから」
片足を上げられ、横向きで後孔を杭の先端が捻り入ろうとする。
「ほ、本当に………ちょっと……休憩………をっ…………!!」
「……半分………入った………痛い?」
「…………う……痛………くは……な……いけど……」
「俺のがヌルヌルだし、ロゼッタの蜜塗り込んでるから、大丈夫みたいだな………もっと入る…………ね!」
「ひやぁぁぁぁ!!」
「ゆっくり、動く………俺がイったら、休憩するから頑張れ」
寝位なので、激しく動かれないが、マキシマスの手指は激しい。2発目には放置された胸は寂しかったのもあり、胸だけでもロゼッタは、達しそうになっていた。
「もう離さない………離婚出来たら直ぐに結婚しよう……」
「………えぇ………私も離れたくない……愛してる………マキシマス………」
「………愛しい人から名前を呼ばれる程幸せな事はないよ………ロゼッタ」
その夜、3年振りの夢の様な時間を過ごした2人。結婚する時は近い。
✧✧✧✧✧
蜜夜の翌朝、サブリナの護送が行われる。ロベルトは翌日だ。背中に手錠、侯爵令嬢としての姿は、拘束されてから数日経っているのもあり、ドレスも汚れサブリナ自身疲れている様に見える。
「サブリナ………」
「………何よ……」
「貴女は私を善人だ、と言ったけど、善人なら貴女もロベルトも許してるわ………でも許せないの……だから善人では決してないのよ?私だって、貴女が羨ましかったわ……自由を許され、愛されていたのは貴女……私は長女として、次期領主としてちやほやされただけよ………」
「………………」
「少しでも、罪が軽くなるのを願ってるわ………貴女は大切な妹だもの……」
「…………お姉様…………お姉様!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!…………私、お姉様を嫌いと言ってごめんなさい!!」
「サブリナ…………元気で!会いに行ける許可が出れば会いに行くわ!!」
「………………手紙………書くから!!」
護送車に乗せられ運ばれるサブリナを民衆達にも目に入る。その事情が民衆達が知るにはまだ先だが、悲しみに暮れた者も少なくなかった。
0
あなたにおすすめの小説
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
お姉様優先な我が家は、このままでは破産です
編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。
だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!
愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理!
姉の結婚までにこの家から逃げたい!
相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。
『有能すぎる王太子秘書官、馬鹿がいいと言われ婚約破棄されましたが、国を賢者にして去ります』
しおしお
恋愛
王太子の秘書官として、陰で国政を支えてきたアヴェンタドール。
どれほど杜撰な政策案でも整え、形にし、成果へ導いてきたのは彼女だった。
しかし王太子エリシオンは、その功績に気づくことなく、
「女は馬鹿なくらいがいい」
という傲慢な理由で婚約破棄を言い渡す。
出しゃばりすぎる女は、妃に相応しくない――
そう断じられ、王宮から追い出された彼女を待っていたのは、
さらに危険な第二王子の婚約話と、国家を揺るがす陰謀だった。
王太子は無能さを露呈し、
第二王子は野心のために手段を選ばない。
そして隣国と帝国の影が、静かに国を包囲していく。
ならば――
関わらないために、関わるしかない。
アヴェンタドールは王国を救うため、
政治の最前線に立つことを選ぶ。
だがそれは、権力を欲したからではない。
国を“賢く”して、
自分がいなくても回るようにするため。
有能すぎたがゆえに切り捨てられた一人の女性が、
ざまぁの先で選んだのは、復讐でも栄光でもない、
静かな勝利だった。
---
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
地味な私を捨てた元婚約者にざまぁ返し!私の才能に惚れたハイスペ社長にスカウトされ溺愛されてます
久遠翠
恋愛
「君は、可愛げがない。いつも数字しか見ていないじゃないか」
大手商社に勤める地味なOL・相沢美月は、エリートの婚約者・高遠彰から突然婚約破棄を告げられる。
彼の心変わりと社内での孤立に傷つき、退職を選んだ美月。
しかし、彼らは知らなかった。彼女には、IT業界で“K”という名で知られる伝説的なデータアナリストという、もう一つの顔があったことを。
失意の中、足を運んだ交流会で美月が出会ったのは、急成長中のIT企業「ホライゾン・テクノロジーズ」の若き社長・一条蓮。
彼女が何気なく口にした市場分析の鋭さに衝撃を受けた蓮は、すぐさま彼女を破格の条件でスカウトする。
「君のその目で、俺と未来を見てほしい」──。
蓮の情熱に心を動かされ、新たな一歩を踏み出した美月は、その才能を遺憾なく発揮していく。
地味なOLから、誰もが注目するキャリアウーマンへ。
そして、仕事のパートナーである蓮の、真っ直ぐで誠実な愛情に、凍てついていた心は次第に溶かされていく。
これは、才能というガラスの靴を見出された、一人の女性のシンデレラストーリー。
数字の奥に隠された真実を見抜く彼女が、本当の愛と幸せを掴むまでの、最高にドラマチックな逆転ラブストーリー。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる