【完結】Mにされた女はドS上司セックスに翻弄される

Lynx🐈‍⬛

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イケないもどかさ♡

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「律也さ………律……ああっああっんっ」

 ベッドで縄に縛られる羽美の頬や頭を撫でられてはいるが、律也からの愛撫で喘ぐ羽美はそこには居なかった。
 羽美の秘唇に割り入れられているのは、バイブ。しかも浅い所で支えている律也は、奥には決して入れて来ない。浅い所での振動を微弱で与えては、取り出して秘蕾を強で攻めるの繰り返しだ。

「可愛い過ぎるだろ、羽美」

 なかでイケず、秘蕾でイカされて、何が何だかもう羽美は理性を失っている。
 涙を舐め拭われて、律也の背に身体を委ね、悶える羽美を殊の外、可愛がる方法を歪な事で満足そうに見る律也。

「少し、イクの我慢しようか……羽美」

 バイブも抜き、蜜がたっぷり着いたまま、秘蕾に最弱な振動だけ当てる。

「ああっ……やだっ……イキた……」
「イキっぱなしだと、もう無理、て言うだろ?羽美は………だから、イカせてと言い続けて欲しくてね……いっぱい強請る羽美も見たい……」

 羽美の背中にはガチガチに硬い律也の杭があるのに、まだ服を脱がない律也。
 律也は羽美をめちゃくちゃに犯したいのではなかったのか、と思うぐらい我慢している様にも見える。

「言うからっ!…………律也さ………の……欲しい……の………ああっ……やだっ出ちゃ………ああっんんんんっ!」
「…………あぁあ……最弱にしてもイクぐらい、イキ癖付けちゃったかな?」

 バイブを止めて、羽美を寝転がせると、律也は服を脱ぎ始めた。コンドームを箱毎出して、いつでも直ぐに着け変えるつもりなのか、律也は羽美の腰元に置いた。

「今日はちょっとデカイかも………挿入ったら直ぐにイケるかもな……」

 ずちゅ、と解れきった蜜壺に律也は挿入る。

「あぁあああっんん!」
「待ち疲れたろ………思いきり突きまくってやる」
「ひゃあぁっ……おっき……あぁあ………」
「締まるな、今日もっ!」

 激しく打ち付ける律動は、一度早くに爆ぜるが、また直ぐにコンドームを着け変えた律也。

「ヤバイ………止まらん!」

 ―――生出ししてぇな……

 陵辱する様に抱く羽美を組み敷きながら、律也は思う。だが、妊娠させる訳にはいかず、順序は守りたかった。欲望に任せて羽美を縛り付けるのは、まだセックスだけでいい。この時間は長く取り、確実にお互いが必要と思える迄は、避妊は必要不可欠であるからだ。

「律也さ………ん……キス………した……」
「っ!………煽りやがって……」

 律也は羽美を座位に変え、縄を解く。縄越しで抱き着くのは終わらせ、抱き締めてやりたくなる。縋る様にお強請りされて、苦しかったであろう縄でいつまでも拘束するつもりは無い。律也は、強請ってくる自分を欲しがる羽美が見たいのだ。
 普段から一線を引き、敬語も態度も崩さない模範的な仕事振りの羽美を崩して見たかった律也は、次第に惹かれて行った。周りから信頼され、仕事も出来、食の好みも合う。律也の趣味に付き合っていけるかどうかは不安はあったが、その色に染めて行こうと思ったのは、会議室で盗み聞きした直後だ。
 それが無ければ、『付き合おう』とは言わなかっただろう。
 耳元で囁いた時に、震えた肩に赤く染まる頬に昂ぶったのだ。後戻りはしない、と決め半ば強引に交際に持ち込んだのだ。
 『好きだ』とは言わなかったのは、律也の防波堤の様なもので、言ってしまえば羽美を自分から逃せられなくなるから、と思ったからだ。
 常務室での会話を聞かれなければ、この日こんな抱き方を実行しなかったと、律也は思うが、今後羽美がこの日の律也との関係を如何したいかが不安で堪らない。
 腕の中で意識が消えつつある羽美を抱き締め続けた律也は、完全に失神する迄温もりを与え、羽美から離れた。

 ―――身体拭いてやらないとな……と、今何時だ?………ヤバっ!もう10時じゃないか……羽美の家に連絡してやらないと……

 羽美の身体に布団を掛け、律也はスマートフォンを取り出し検索すると、羽美の両親が切り盛りする割烹料亭へ連絡をする。

『はい、割烹料亭おさないでございます』
「お忙しい所すいません、私羽美さんの上司の森本と申します」
『あ、お世話になってます………羽美の兄です』

 ―――兄さんか……

 人当たりの良さそうな、声の印象。

「すいません、羽美さん会社で残業中、熱が出まして今、私の住むマンションに連れ帰ったんです……会社から近いので……今夜私の方で一晩お預かりし、体調次第で明日送っていきますので、宜しいでしょうか」
『住所教えて下さい、店終わってからになるかもしれませんが、迎えに行くので』

 ―――おい、泊めるって言ってるだろうが!

 迎えに行くと言う航と、泊めたい律也。

「………熱が高いので、安静にさせてやりたいんですが……」
『いえ、上司の貴方にご迷惑お掛け出来ませんから迎えに行きます』

 折れない航に、苛々し始める律也だが、迎えに来られてはちょっと困る残骸があり過ぎて、躊躇していると、航から声が掛かる。

『もしもし?住所教えて下さい!』

 痺れを切らした様で、言わないと乗り込まれそうな勢いの航に仕方なく住所を言う律也。

「すいません、引っ越してきてまだ住所覚えてなくて」

 と、言い訳する理由には阿呆らしい理由ではあるが、住所を伝えた直後、羽美が気が付いた。

「あ、羽美さんが気が付いたので、私の車で送って行きます………お店忙しいでしょうし、ゆっくり休ませてあげたいので」
『…………いや、上司の貴方の手を煩わせる訳には……』
「私は構いませんよ……序でに、私食事まだ食べてないので、食事も兼ねて送って行きます」
「……律也さ……」

 羽美が声を律也に掛けてきたが、通話相手が羽美に関する相手だと、羽美は気が付いたのに、律也は言葉を遮る様に、羽美の唇に指を触れた。

『分かりました、お待ちしてます………お1人ですか?』
「1人です………もし、羽美さんの食欲があるなら、一緒に食べさせてもらえれば、とは思いますが……心配なので」
『………そうですか、羽美に無理させられないので、それはこっちで判断します』
「………えぇ、確認して下さい……では、荷物まとめ次第、送って行きますので」

 通話を切り、律也は羽美を抱き締める。

「シャワー浴びて行くぞ。送って行く」
「家にですか?」
「他に何処がある………身体は大丈夫か?」
「………あ、はい。大丈夫です」

 2人一緒にシャワーを浴び、車に乗り込み店に到着すると、店の入口で航が仁王立ちして待っていた。
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