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本編
精霊祭の出会い(拐われた少女視点2)
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精霊祭三日目の夕方の事だった。
私は精霊祭前日の宣言通り、自身が手掛けた商品のほとんどを売り切った。恋人と歩く女性達の頭上には造花やリボンであしらわれた花冠が乗っていた。
「さぁ、兄さん!お祭りにいこっ!屋台楽しみー!」
急かす私を宥めつつ、ルディに釘を差される。
「いいかい、ナタリー。絶対に僕の手を離さないこと。毎年人拐いが何件もあるんだ。楽しむのはいいけど、用心しすぎて困ることは無いんだからね」
「分かってるったら。毎年同じ事を言うんだもの!来年には成人するし、もう子供じゃないわ。じゃあ、父さん、母さん、お土産買ってくるからね!!」
私は両親に声をかけて、祭りに出掛けていった。
「兄さん、見て!!骨付き肉だって!美味しそう!」
「あっちは、隣国の髪飾りが売っているわ!素敵!」
この時期にしか出ない出店がたくさんあるため、私は見逃さないように立ち並ぶ珍しい商品に釘付けだった。兄も「へぇ。珍しいね。隣国の流行りかい?」としっかり市場調査していた。
そんな時だった。
「ナタリーじゃない!」通りの奥から、ナタリーに手を降る人がいた。
「マーシャ!!来てたのね!」
声をかけた人物をよく見ると仲良しの友人であるマーシャだった。兄の手を離し、マーシャに駆け寄ろうとした矢先、突然人だかりに飲まれ、マーシャと兄の姿が見えなくなった。まずいと思った時にはすでに遅く、口許に布があてられ、意識は闇に飲まれていった。
私は精霊祭前日の宣言通り、自身が手掛けた商品のほとんどを売り切った。恋人と歩く女性達の頭上には造花やリボンであしらわれた花冠が乗っていた。
「さぁ、兄さん!お祭りにいこっ!屋台楽しみー!」
急かす私を宥めつつ、ルディに釘を差される。
「いいかい、ナタリー。絶対に僕の手を離さないこと。毎年人拐いが何件もあるんだ。楽しむのはいいけど、用心しすぎて困ることは無いんだからね」
「分かってるったら。毎年同じ事を言うんだもの!来年には成人するし、もう子供じゃないわ。じゃあ、父さん、母さん、お土産買ってくるからね!!」
私は両親に声をかけて、祭りに出掛けていった。
「兄さん、見て!!骨付き肉だって!美味しそう!」
「あっちは、隣国の髪飾りが売っているわ!素敵!」
この時期にしか出ない出店がたくさんあるため、私は見逃さないように立ち並ぶ珍しい商品に釘付けだった。兄も「へぇ。珍しいね。隣国の流行りかい?」としっかり市場調査していた。
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