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しおりを挟む嫌です、ともわかりました、とも言えず僕は唇をかみしめてただただ耐えていた。
こ、こんなのあんまりじゃないか!
運んでくれたのは確かに感謝してるけど、それとこれとは話が別すぎる…!!
もう、やだ。やだよ…帰りたい。あのあったかいお家に帰りたい…。
膝に顔を埋めていると悪魔がまた喋り出す。
「ったくよぉ……いつまでもんなメソメソすんなよ。女かよお前は」
「お、お、おんなで結構です…!!かか勝手に補佐にしたのは、そっちじゃないですか!!」
喋ると堪えきれなくなった涙がボロボロと頬を落ちていく。
心の中がぐちゃぐちゃでまともに話せないし涙は止まらないしで更に自分が嫌になる。
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