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」
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「ここが、幻忘の都…」
「そぉで~す。どうですか?気に入りましたか?」
「え、あぁ…そうですね。とても綺麗です…」
「でしょお~!うちの力作やもん!」
嬉しそうに話しながら僕の肩に腕をまわしてきた。
あの会話をしてから何故か懐かれてしまったようで、時々言葉が崩れる。
あの時、僕が出した答えは「行く」だった。
もう二度とあの人たちには会えないけれど、僕は忘れられないからいっその事あの人たちから僕を消してしまおうと思った。
あの世界で僕のことを覚えている人は、きっともういないんだろう。
これで、よかったんだよね。
無理矢理そう思い込み、こっち、と腕を引くその姿に既視感を覚えながらついて行った。
僕は、何がしたいんだろう。あの人たちのことを忘れたいのかな。
***
「ここ、都はんの家~」
「え!?僕の家!?」
「広いでしょ~気に入ってくれたなら「ちょ、ちょっと待ってください!」なんですかぁ?」
「ぼ、僕の家って、どういうことですか…?」
「どういうことも何もそのまんまですよぉ~」
「そのままって…」
あぁ、頭が痛い。この人は突拍子も無いし、やることなすことスケールが大きすぎる。
痛む頭を押さえながら家を見渡せば、僕が前住んでいた家ととても似ていた。
「これ…」
「あー同じ方が楽かなぁと思って」
「…ありがとうございます」
「お、お礼なんていいですよぉ!」
んもう!なんて顔をおさえて恥ずかしがりながら家の中へと消えていった。
うーん、あの人イマイチわかんないなぁ。
僕も中に入ろうと一歩進んだ時どこからか「都…!」と必死に僕を呼ぶ声が聞こえた。
え?と振り返ってもそこには誰もいなくて、気のせいかなぁと首を傾げ家の中へと進んだ。
きっともう、あの世界に戻ることはないだろうとどこかで思いながら。
***
取り敢えず、ここまでばーーっと書きました。
息抜き小説です。
続きはなんとなぁく考えているだけで、書くかは謎です…。
何も考えずに書くとめちゃくちゃ根暗な子が爆誕するんですが、私の性質の問題ですか?
「そぉで~す。どうですか?気に入りましたか?」
「え、あぁ…そうですね。とても綺麗です…」
「でしょお~!うちの力作やもん!」
嬉しそうに話しながら僕の肩に腕をまわしてきた。
あの会話をしてから何故か懐かれてしまったようで、時々言葉が崩れる。
あの時、僕が出した答えは「行く」だった。
もう二度とあの人たちには会えないけれど、僕は忘れられないからいっその事あの人たちから僕を消してしまおうと思った。
あの世界で僕のことを覚えている人は、きっともういないんだろう。
これで、よかったんだよね。
無理矢理そう思い込み、こっち、と腕を引くその姿に既視感を覚えながらついて行った。
僕は、何がしたいんだろう。あの人たちのことを忘れたいのかな。
***
「ここ、都はんの家~」
「え!?僕の家!?」
「広いでしょ~気に入ってくれたなら「ちょ、ちょっと待ってください!」なんですかぁ?」
「ぼ、僕の家って、どういうことですか…?」
「どういうことも何もそのまんまですよぉ~」
「そのままって…」
あぁ、頭が痛い。この人は突拍子も無いし、やることなすことスケールが大きすぎる。
痛む頭を押さえながら家を見渡せば、僕が前住んでいた家ととても似ていた。
「これ…」
「あー同じ方が楽かなぁと思って」
「…ありがとうございます」
「お、お礼なんていいですよぉ!」
んもう!なんて顔をおさえて恥ずかしがりながら家の中へと消えていった。
うーん、あの人イマイチわかんないなぁ。
僕も中に入ろうと一歩進んだ時どこからか「都…!」と必死に僕を呼ぶ声が聞こえた。
え?と振り返ってもそこには誰もいなくて、気のせいかなぁと首を傾げ家の中へと進んだ。
きっともう、あの世界に戻ることはないだろうとどこかで思いながら。
***
取り敢えず、ここまでばーーっと書きました。
息抜き小説です。
続きはなんとなぁく考えているだけで、書くかは謎です…。
何も考えずに書くとめちゃくちゃ根暗な子が爆誕するんですが、私の性質の問題ですか?
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おわり、、、、ですか、、続きめっちゃ気になるので早く読みたいのですが更新だいぶ止まってますよね、、😭
こんにちは。
コメントありがとうございます!
そうですね…書いた当初は続きをなんとなく考えていたのですが…ちょっと日が空きすぎて…。
もしまた更新されたら読んで欲しいですが、期待はせずにいてもらえると…すみません🙇🏻♂️
出来るだけ頑張ります!
はるるサマ
コメントありがとうございます!
続きは浮かんではいるんですが、なかなか文に書き起こせなくて…。
もし続きが出た際は読んで下さると嬉しいです。
ただ、何分文章にするのに時間がかかるので気長にお待ち頂けると幸いです…!