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体育祭
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「わー!今日すっごくいい天気だねー!」
「そうだねぇ。」
いかにも怠いです、と言わんばかりの京くんの表情に思わず笑ってしまう。
燦々と太陽が照りつけるグラウンドはたしかに嫌かもしれない。
まだ4月とはいえ、暑いよねー。
でもぽかぽかしてて俺は好きだなぁ~。
ピクニックとかしたいよね。お弁当持ってさ。
花粉症の人からしたらたまったもんじゃないと思うけど…。
のんびりとグラウンドに出ると「こっち整列ー。」と集合がかかる。
柔軟して、軽く走ったところで今日は軽く説明と後は自由時間らしい。
ええ、そんな雑な。
まあ初日から全力だとぶっ倒れそうだけどさぁ。
自由時間ってみんな何やるんだろう?
「ねぇ、京くん。この自由時間って何やるの?」
「んー?あー••そうだね、この時間は本当に自由だから取り敢えず動いてればいいよ。」
「動いてればいいの!?」
「あ、ほら。あっちドッジしてる。行こう!」
「え!?あ、うん!?」
驚きの連続だったけど京くんに腕を引かれてドッジに参加することになった。
京くんに腕引かれるの、何回目だろう。
っていうか、俺本当に運動音痴だけど大丈夫!?
ドッジしている場所に着くと、京くんは何かを話しに離れて行った。
え、放置??
あわあわと1人で慌てていると「大丈夫か?」と笑いながらクラスメイトに話しかけられた。
「大丈夫じゃない…。」
「ははっ素直だなぁ!まぁそんなかたくならずにさ、気楽でいいんだよ、気楽で!」
ニカッと爽やかな笑みを浮かべるクラスメイトに、ほっとしながら「うん!」と笑みを返した。
「ところで、名前聞いてもいいか?」
「あ、そうだよね。同じクラスとはいえ話したことないもんね…。」
「あー俺、人の名前とか覚えるの苦手でよぉ…。」
「ふふ、俺も。えっと、俺は指宿佳乃。改めて、よろしくね。」
「おう!俺は安崎颯。よろしくな!」
「安崎くんか!仲良くしてくれると嬉しいなぁ!」
「おいおい、仲良くしたいなら名字で呼ぶのはナシだろ~颯って呼べよ!」
「俺、呼び捨てって苦手だから、颯くんって呼んでもいいかな…?」
「そうなのか?それなら仕方ねぇな!俺は佳乃って呼ぶな!」
ぐしゃぐしゃっと俺の髪をかきまわしてきた颯くんに、俺はびっくりしてわー!っと声をあげた。
ひ、ひどい!!と軽く睨むと、おぉ、こえーこえーと言いながら俺の髪を戻した。
怖いと思ってないでしょ、絶対!!
***
気付いたら新しい人間が…。
「そうだねぇ。」
いかにも怠いです、と言わんばかりの京くんの表情に思わず笑ってしまう。
燦々と太陽が照りつけるグラウンドはたしかに嫌かもしれない。
まだ4月とはいえ、暑いよねー。
でもぽかぽかしてて俺は好きだなぁ~。
ピクニックとかしたいよね。お弁当持ってさ。
花粉症の人からしたらたまったもんじゃないと思うけど…。
のんびりとグラウンドに出ると「こっち整列ー。」と集合がかかる。
柔軟して、軽く走ったところで今日は軽く説明と後は自由時間らしい。
ええ、そんな雑な。
まあ初日から全力だとぶっ倒れそうだけどさぁ。
自由時間ってみんな何やるんだろう?
「ねぇ、京くん。この自由時間って何やるの?」
「んー?あー••そうだね、この時間は本当に自由だから取り敢えず動いてればいいよ。」
「動いてればいいの!?」
「あ、ほら。あっちドッジしてる。行こう!」
「え!?あ、うん!?」
驚きの連続だったけど京くんに腕を引かれてドッジに参加することになった。
京くんに腕引かれるの、何回目だろう。
っていうか、俺本当に運動音痴だけど大丈夫!?
ドッジしている場所に着くと、京くんは何かを話しに離れて行った。
え、放置??
あわあわと1人で慌てていると「大丈夫か?」と笑いながらクラスメイトに話しかけられた。
「大丈夫じゃない…。」
「ははっ素直だなぁ!まぁそんなかたくならずにさ、気楽でいいんだよ、気楽で!」
ニカッと爽やかな笑みを浮かべるクラスメイトに、ほっとしながら「うん!」と笑みを返した。
「ところで、名前聞いてもいいか?」
「あ、そうだよね。同じクラスとはいえ話したことないもんね…。」
「あー俺、人の名前とか覚えるの苦手でよぉ…。」
「ふふ、俺も。えっと、俺は指宿佳乃。改めて、よろしくね。」
「おう!俺は安崎颯。よろしくな!」
「安崎くんか!仲良くしてくれると嬉しいなぁ!」
「おいおい、仲良くしたいなら名字で呼ぶのはナシだろ~颯って呼べよ!」
「俺、呼び捨てって苦手だから、颯くんって呼んでもいいかな…?」
「そうなのか?それなら仕方ねぇな!俺は佳乃って呼ぶな!」
ぐしゃぐしゃっと俺の髪をかきまわしてきた颯くんに、俺はびっくりしてわー!っと声をあげた。
ひ、ひどい!!と軽く睨むと、おぉ、こえーこえーと言いながら俺の髪を戻した。
怖いと思ってないでしょ、絶対!!
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気付いたら新しい人間が…。
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