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第二章
その二 ソドム:マヤ、浮き足立つ
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ジャンは鼻歌を歌いながら、打ち上げられ、ぴちぴちと跳ねている魚をつま先で押して海に戻している。ヨハンセンは右手で儀式がかった調子で招待状をマヤから受け取った。
「お客様、ようこそ、おいでくださいました。さて、ここにいると体が冷えますから、早速中にご案内いたします。ところでお客様はフランスにお住まいでございますか?」
「コレーズのダヴィニャック市の近くの村に住んでます」
「ふむ、でしたらお土産には魚の干物がお奨めですね! 日持ちしますし、味が良いのです。米にあうんですよ!」
そう言うとヨハンセンはひょいひょいとタラップを登って行った。
マヤは上を見る。
霧が濃くなってきているようで、巨大なアンテナはおぼろげな影になっていた。
長いタラップを登るにつれ、仰々しい門が見えてきた。金色に輝くそれは横幅は巨大で、マヤは昨夜乗った列車がすっぽり入るな、と呆れた。
近づくにつれ、その異様な細部が明らかになってくる。
無数の人間や悪魔、天使が絡み合った彫像が全体に掘り込んであり、上部には独立した三人の男達の彫像が据えてある。男達は臀部から頭部まで串刺しにされ、頭を合わせて絶命しているように見えた。その下にはやや飛び出した、彫像が一つ。それは考え込むように顎に手を当て、座っている翼をもった悪魔だった。
タラップを登り切ると、マヤはヨハンセンが門を開ける間、門の縁に刻まれた文字に目を走らせた。フランス語で書かれたその文字は――
――我を過ぐれば憂いの都あり――
――我を過ぐれば永遠の苦患あり――
――我を過ぐれば滅亡の民あり――
「……一切の望みを捨てよってね」
マヤの呟きにジャンは咳ばらいをした。
扉が大層な音を立てて開くと、鋼鉄製のそっけない通路が現れた。ヨハンセンは突き当りまでちょこちょこと走っていくと、そこで恭しく一礼した。そこはビロードの赤いカーテンで塞がれている。
「では、お客様、ソドムで素晴らしき一時をお過ごしください!」
ヨハンセンは脇によると、そこに垂れさがった紐を引いた。
さっとカーテンが両側に開く。そこは吹き抜けに面した回廊だった。
まず襲ってきたのは音。そして匂い。あまりにも、色々な物が混ざり合っていて、もう音と匂いとしか表現できない。
そこにはそれが溢れていた。
凄い! ほんとにこれは……街、いや国だ!
スイスの段々畑のようにずれた階層が、幾つも上から下まで、パイ生地のように重なっていた。それを様々な幅の通路が繋ぎ、今、マヤ達が立っているところも含めて、人でごった返していた。
マヤは端まで人を掻き分けていくと、吹き抜けを覗き込んだ。底の方まで段々が続き、下の方に行くほど、粗末な小屋が密集した棚になっていた。そして吹き抜けの中心には巨大な石像が立っていた。
真っ黒い箱状の台座の上に立っているそれは、二匹の蛇が絡みついた剣を天にかざし、顔には冷酷そうな笑顔が浮かべている男の像だった。
「残酷大公の像だ」
隣に来たジャンがぽつりと言う。光の所為か、台座の黒い箱に、赤い煌めき見えた気がした。マヤは脱力感を感じ、ふうと息を漏らすと、頭を振った。
正気の沙汰じゃない。こんなでかい自分の像を立てる奴は――
「頭おかし――」
「しっ!」
ジャンに口を塞がれ、マヤは目を白黒させた。ジャンの目線の方をちらりと見ると、通路の端に石像らしきものが置いてあった。ゴテゴテとした色を塗られてはいるが、東洋風の鎧に身を包んだそれは、見事な細工を施された像である。その彫られた虚ろな目が、こちらをじっと見ているようにマヤは感じた。
「あれが、ゴーレム?」
「そうだ。あれは兵馬俑、中国の皇帝の墓所にある像なんだが、他にもここに置いてある様々な国の像は残らずゴーレムだと思っておけ。装飾と監視を一手に引き受けているんだろうな」
マヤは中々効率的じゃないか、と考えた。だが、吹き抜けの石像に目を戻すと、残酷大公への一瞬上がった評価は雲散霧消した。
「……しかし、まあ……」
「言いたいことはわかるが、頼むから口は閉じてろ。さ、荷物を置きに行くぞ」
ヨハンセンが手を振っていた。二人は急ぎ足で人混みを掻き分けていく。
フランス語に英語、聞いたこともない言語で罵声に歓声が飛び交い、美しいドレスを身にまとった女性がえも言われぬ香水の匂いを振りまく。風船を持った身なりの良い男の子が、大きな人形を抱えてよろよろと歩く、人形のようなドレスを着た女の子の手を引いて歩いている。通路脇には見たことも聞いたことも食べたこともない土産や食べ物の屋台が、ごちゃごちゃと連なっており、見たこともない言語の値札にフランス語と英語でルビがふってあった。その屋台の裏では、酔っ払いが寝そべり、薄汚れた服の子供たちが荷物を運んでいる。
「お客様! マヤ様! 少し脇によけてくださいませ!」
ヨハンセンが声を張り上げた。慌ててジャンと一緒に手すりに寄り掛かったマヤの前を人力車が猛スピードで通り過ぎていく。
マヤは上を見上げた。
階層は段々と狭くなっており、丸い天井に集約されていた。
そこには一本だけ途中までせり出した通路があり、その上には、丸く大きな天窓があった。
マヤは再び吹き抜けの底を覗きながら、ジャンの袖をつまみ、それから腕を絡めて、声を張り上げた。
「あれが貧民街!?」
ジャンが絡められた腕を見て、眉をひそめた。
「おい、これはやめろ! 噂が立つぞ!」
「へ? ああ……言わせとけばいいんじゃない! それに、この方が自然じゃないの?」
ジャンはううむ、と唸ると、マヤの耳元に口を寄せた。
「そうだ。ここで身を崩した人間や、戻れなくなった者たち。長期間滞在する諜報員や、国を追われた金のない凶悪犯のたまり場だ。全貌は階層警察にも把握できていないらしい」
「さっき、屋台の裏に、汚れた服の子供達がいたんだけど?」
「マヤ、お前ここの予想をしたよな。盛り上がって、勢いでむにゃむにゃ……。ここは年単位で逗留する人間が多い。一年後、バカンスが終わって、ここを出るとなれば、『余計な物』は置いて行く方が効率的だ」
「よ、『余計な物』ぉ!? ……狂ってるなあ! で、その何とか警察ってのは?」
「階層警察ってのは前にも言ったが、ここの警察だ。ここは四つの階層でできている。
最上層は残酷大公の宮殿及び、ソドムの執行部。
その下の第一階層は乗客の宿泊棟。
次が一番広い第二階層で、今いる歓楽街だ。で、その下は機械室なんだが、最下層と一部混ざっているらしい。連中は第三階層までが管轄で、この国の法律に従って秩序をそれなりに守ってる。とはいえここは残酷大公の威光があるから、犯罪らしき犯罪は起きないがね」
「最下層は階層警察は取り締まらないの?」
「ああ。連中じゃ太刀打ちできないし、なにより、残酷大公が取り締まる必要はないと言ってるんだ。ところで今日はカレー料理の日、らしいぞ」
多くの屋台からカレーの匂いが漂ってきていた。マヤがごくりと喉を鳴らす。
「うわっ、いい匂いだなあ……あ、チキンのカレー煮込み! あたし大好き!!」
「さっき、食ったばっかりだろうが……」
「あ! ほら、あの屋台も凄い! カレーシチューだ! イギリス風かな? 食べたいなあ……う~ん、誰か一緒に食べてくれる人はいないかなあ~……」
半笑いでちらりりらりと視線を送ってくるマヤに、ジャンは顔をしかめた。
「要件を済ましてから、一人で喰えばよかろう」
「食事は一人で孤独に誰にも邪魔されずに食べるのも良いけど、二人で食べて感想を言い合うのも乙なんだってば!」
「……まあ、わからなくはない。後で暇なら食いに来よう。ただ匂いが――」
「イエーイ! やったね!」
マヤは弾けんばかりの笑顔をジャンに向けた。ジャンは言葉を途切らせ、じっとマヤの顔を見ると、慌てたように顔を背けた。
「……ヨハンセンが呼んでるな。急ぐぞ!」
そう言って腕を振りほどいて、速足で歩き出す。
「わ! 待てってば……」
ジャンに追いつくと、マヤは再び腕を絡めた。ジャンは困った、という表情を浮かべた。
「お客様、ようこそ、おいでくださいました。さて、ここにいると体が冷えますから、早速中にご案内いたします。ところでお客様はフランスにお住まいでございますか?」
「コレーズのダヴィニャック市の近くの村に住んでます」
「ふむ、でしたらお土産には魚の干物がお奨めですね! 日持ちしますし、味が良いのです。米にあうんですよ!」
そう言うとヨハンセンはひょいひょいとタラップを登って行った。
マヤは上を見る。
霧が濃くなってきているようで、巨大なアンテナはおぼろげな影になっていた。
長いタラップを登るにつれ、仰々しい門が見えてきた。金色に輝くそれは横幅は巨大で、マヤは昨夜乗った列車がすっぽり入るな、と呆れた。
近づくにつれ、その異様な細部が明らかになってくる。
無数の人間や悪魔、天使が絡み合った彫像が全体に掘り込んであり、上部には独立した三人の男達の彫像が据えてある。男達は臀部から頭部まで串刺しにされ、頭を合わせて絶命しているように見えた。その下にはやや飛び出した、彫像が一つ。それは考え込むように顎に手を当て、座っている翼をもった悪魔だった。
タラップを登り切ると、マヤはヨハンセンが門を開ける間、門の縁に刻まれた文字に目を走らせた。フランス語で書かれたその文字は――
――我を過ぐれば憂いの都あり――
――我を過ぐれば永遠の苦患あり――
――我を過ぐれば滅亡の民あり――
「……一切の望みを捨てよってね」
マヤの呟きにジャンは咳ばらいをした。
扉が大層な音を立てて開くと、鋼鉄製のそっけない通路が現れた。ヨハンセンは突き当りまでちょこちょこと走っていくと、そこで恭しく一礼した。そこはビロードの赤いカーテンで塞がれている。
「では、お客様、ソドムで素晴らしき一時をお過ごしください!」
ヨハンセンは脇によると、そこに垂れさがった紐を引いた。
さっとカーテンが両側に開く。そこは吹き抜けに面した回廊だった。
まず襲ってきたのは音。そして匂い。あまりにも、色々な物が混ざり合っていて、もう音と匂いとしか表現できない。
そこにはそれが溢れていた。
凄い! ほんとにこれは……街、いや国だ!
スイスの段々畑のようにずれた階層が、幾つも上から下まで、パイ生地のように重なっていた。それを様々な幅の通路が繋ぎ、今、マヤ達が立っているところも含めて、人でごった返していた。
マヤは端まで人を掻き分けていくと、吹き抜けを覗き込んだ。底の方まで段々が続き、下の方に行くほど、粗末な小屋が密集した棚になっていた。そして吹き抜けの中心には巨大な石像が立っていた。
真っ黒い箱状の台座の上に立っているそれは、二匹の蛇が絡みついた剣を天にかざし、顔には冷酷そうな笑顔が浮かべている男の像だった。
「残酷大公の像だ」
隣に来たジャンがぽつりと言う。光の所為か、台座の黒い箱に、赤い煌めき見えた気がした。マヤは脱力感を感じ、ふうと息を漏らすと、頭を振った。
正気の沙汰じゃない。こんなでかい自分の像を立てる奴は――
「頭おかし――」
「しっ!」
ジャンに口を塞がれ、マヤは目を白黒させた。ジャンの目線の方をちらりと見ると、通路の端に石像らしきものが置いてあった。ゴテゴテとした色を塗られてはいるが、東洋風の鎧に身を包んだそれは、見事な細工を施された像である。その彫られた虚ろな目が、こちらをじっと見ているようにマヤは感じた。
「あれが、ゴーレム?」
「そうだ。あれは兵馬俑、中国の皇帝の墓所にある像なんだが、他にもここに置いてある様々な国の像は残らずゴーレムだと思っておけ。装飾と監視を一手に引き受けているんだろうな」
マヤは中々効率的じゃないか、と考えた。だが、吹き抜けの石像に目を戻すと、残酷大公への一瞬上がった評価は雲散霧消した。
「……しかし、まあ……」
「言いたいことはわかるが、頼むから口は閉じてろ。さ、荷物を置きに行くぞ」
ヨハンセンが手を振っていた。二人は急ぎ足で人混みを掻き分けていく。
フランス語に英語、聞いたこともない言語で罵声に歓声が飛び交い、美しいドレスを身にまとった女性がえも言われぬ香水の匂いを振りまく。風船を持った身なりの良い男の子が、大きな人形を抱えてよろよろと歩く、人形のようなドレスを着た女の子の手を引いて歩いている。通路脇には見たことも聞いたことも食べたこともない土産や食べ物の屋台が、ごちゃごちゃと連なっており、見たこともない言語の値札にフランス語と英語でルビがふってあった。その屋台の裏では、酔っ払いが寝そべり、薄汚れた服の子供たちが荷物を運んでいる。
「お客様! マヤ様! 少し脇によけてくださいませ!」
ヨハンセンが声を張り上げた。慌ててジャンと一緒に手すりに寄り掛かったマヤの前を人力車が猛スピードで通り過ぎていく。
マヤは上を見上げた。
階層は段々と狭くなっており、丸い天井に集約されていた。
そこには一本だけ途中までせり出した通路があり、その上には、丸く大きな天窓があった。
マヤは再び吹き抜けの底を覗きながら、ジャンの袖をつまみ、それから腕を絡めて、声を張り上げた。
「あれが貧民街!?」
ジャンが絡められた腕を見て、眉をひそめた。
「おい、これはやめろ! 噂が立つぞ!」
「へ? ああ……言わせとけばいいんじゃない! それに、この方が自然じゃないの?」
ジャンはううむ、と唸ると、マヤの耳元に口を寄せた。
「そうだ。ここで身を崩した人間や、戻れなくなった者たち。長期間滞在する諜報員や、国を追われた金のない凶悪犯のたまり場だ。全貌は階層警察にも把握できていないらしい」
「さっき、屋台の裏に、汚れた服の子供達がいたんだけど?」
「マヤ、お前ここの予想をしたよな。盛り上がって、勢いでむにゃむにゃ……。ここは年単位で逗留する人間が多い。一年後、バカンスが終わって、ここを出るとなれば、『余計な物』は置いて行く方が効率的だ」
「よ、『余計な物』ぉ!? ……狂ってるなあ! で、その何とか警察ってのは?」
「階層警察ってのは前にも言ったが、ここの警察だ。ここは四つの階層でできている。
最上層は残酷大公の宮殿及び、ソドムの執行部。
その下の第一階層は乗客の宿泊棟。
次が一番広い第二階層で、今いる歓楽街だ。で、その下は機械室なんだが、最下層と一部混ざっているらしい。連中は第三階層までが管轄で、この国の法律に従って秩序をそれなりに守ってる。とはいえここは残酷大公の威光があるから、犯罪らしき犯罪は起きないがね」
「最下層は階層警察は取り締まらないの?」
「ああ。連中じゃ太刀打ちできないし、なにより、残酷大公が取り締まる必要はないと言ってるんだ。ところで今日はカレー料理の日、らしいぞ」
多くの屋台からカレーの匂いが漂ってきていた。マヤがごくりと喉を鳴らす。
「うわっ、いい匂いだなあ……あ、チキンのカレー煮込み! あたし大好き!!」
「さっき、食ったばっかりだろうが……」
「あ! ほら、あの屋台も凄い! カレーシチューだ! イギリス風かな? 食べたいなあ……う~ん、誰か一緒に食べてくれる人はいないかなあ~……」
半笑いでちらりりらりと視線を送ってくるマヤに、ジャンは顔をしかめた。
「要件を済ましてから、一人で喰えばよかろう」
「食事は一人で孤独に誰にも邪魔されずに食べるのも良いけど、二人で食べて感想を言い合うのも乙なんだってば!」
「……まあ、わからなくはない。後で暇なら食いに来よう。ただ匂いが――」
「イエーイ! やったね!」
マヤは弾けんばかりの笑顔をジャンに向けた。ジャンは言葉を途切らせ、じっとマヤの顔を見ると、慌てたように顔を背けた。
「……ヨハンセンが呼んでるな。急ぐぞ!」
そう言って腕を振りほどいて、速足で歩き出す。
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