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悪魔・堕天使 - Devils and Fallen angels -

グシオン

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 グシオン


 四十の軍団を率いる、地獄の偉大にして強大な公爵。『ソロモンの小さき鍵』によれば、ソロモンの七十二柱の悪魔中、序列第十一位。現在、過去、未来のあらゆることを語り、召喚者の質問すべてに答えることができ、友人の仲を取り持ち、名誉と地位を授けることもできるという。ヨハン・ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』ではグソイン(Gusoyn、Gusoin)として、八番目に名前が載っている。出現時の姿を『ソロモンの小さき鍵』や『悪魔の偽王国』では「Xenophilusゼノフィルスに似る」とあるのみだ。これがなにを指すかについては、さまざまな説がある。ラテン語かギリシャ語で直訳すると、ゼノ(異国・外部)とフィルス(愛する)の合成で、異国を愛する者となる。ゼノフィルスという名のギリシャ人は何人か存在し、魔術に縁のある者としては、かのピュタゴラスの弟子がいる。なお、イギリスの魔術師アレイスター・クロウリーは『ソロモンの小さき鍵』の解説書において、実際に自分が召喚した経験に基づき、「奇妙な青い頭の生物」としている。もっとも、こうした目撃例が一致することは少ない。
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