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悪魔・堕天使 - Devils and Fallen angels -
レライエ
しおりを挟むレライエ
絶大な権力を持つ地獄の侯爵であり、三十の軍団を率いる。『ソロモンの小さき鍵』によれば、ソロモンの七十二柱の悪魔中、序列第十四位。イギリスの魔術師S・L・マグレガー・メイザーズ翻訳、アレイスター・クロウリー編集の版には、レラィエ、レライカという別称が載っている。『悪魔の偽王国』ではローレイ、オーレイの名前で、十三番目に記載がある。翠の服を纏い、弓と矢筒を持った姿で現れ、戦争や競争を引き起こす能力を持つ。また、人馬宮(いて座)に属するという記述もある。似たような狩人の姿をした悪魔としては、「森」「動物」を象徴するバルバトスという悪魔がいる。また、レラィエの弓から放たれる矢は、敵に与えた矢傷を化膿させ、治療を困難にする。完全に治らなくすることも可能で、逆に味方が負った傷の進行を食い止めることもできる。このように個性的な悪魔であるにも拘わらず、文献におけるレラィエに関する記述は少なく、また知名度も低い。いまだに謎の多い悪魔である。
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