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01『黒沼あい話』(2016)
07:土淵
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翌日、月曜日。その放課後、オレは部活に顔を出す。
「おい、身体はもう大丈夫なのか?」
「あ、はい。おかげさまで……」
顧問の先生に呼び止められて、当たり障りのない挨拶をする。
昨日と一昨日、部活を休むために仮病を使ったことがバレてはまずいと思い、妹には口裏を合わせるよう、昨夜のうちに話しておいた。
妹は「やっぱり、あったんじゃん」とニヤニヤしながら、快く承諾(?)してくれた。
……きっとあとで、アイスを奢ることになるんだろうな。
テニスのラケットを握り直して、そんなことを考えていた。
なにごともなく部活の時間が終わると、オレは三階に向かう。
階段を上りきって、コンピューター室の脇を通り抜けると、すぐに図書室へ到着した。
そこでは妹が、黒縁眼鏡をかけたクラスメイトとともに待っていた。
オレは知らなかったが、よくこの中学校の図書室を利用するらしい。
ああ、だから家と逆方向なのに、妹を見かけることがあったのか。
小学生のくせに、中学校に入り浸っているとは。
オレでさえ図書室は、滅多に入ることがないのに。
「公民館の中にも小さな図書館はあるけど、こっちのほうが近いし」
というのが、妹の言い分だった。
「これ見て」
妹は『むかしっこ』という、この地域の民話などが書かれた冊子を差し出してきた。
開かれたページを覗き込むと、「ゆきつばき」というタイトルが大書されていた。
オレも、それを読んでみる。そこに書かれていた伝説は、次のとおりだった。
☆
御嶽山の麓に、外山という村があった。
春になるとユキツバキが、この辺り一面に咲くのだそうだ。
この村に、病気の父親と娘の二人が暮らしていた。
娘の名前は「おゆき」といって、その名前のとおり肌が雪のように白く、気立てのいい可愛い娘だった。
おゆきの母親は、おゆきのことを産んで、すぐに亡くなってしまった。
そのため、おゆきは田畑を耕しながら、父親の看病をしていたらしい。
春にはワラビやウド、秋にはキノコを山の中に入って採り、なんとか生計を立てていたが、医者に診てもらう金も、薬を買う金もないほどの貧乏な生活が続き、父親の具合は日に日に悪くなっていく一方だった。
しかし、ある晩のこと。死んだはずの母親が、おゆきの夢の中に現れた。
母親は「明日の朝間に、この村さ坊さんが来る。その坊さんさ訊けば、父親の病気の治し方、教でけるはずだ」と言って、消えてしまった。
翌日の朝になって、坊さんは確かに来た。その坊さんに父親の病気のことを話した。
「この先さ沼あって、その真ん中さ水湧いでるがら、その周りさ咲いでる赤げ花っこ煎じて飲ませれば、父親の病気も治るべ。したども、この花っこは……」
坊さんが言い終わらないうちに、おゆきは礼を言って沼がある場所へと向かった。
しばらく沼の周辺を探し回って、疲れてしゃがみこんでいると、沼の真ん中に清水が湧いていて、赤い花がたくさん咲いているのを見つけた。
その花が咲いている辺りは光っていて、まるで昼間のように明るかった。
だが、沼の真ん中まで行くことができずに困っていると、若い男性が現れたので、おゆきは花を採ってくれるよう懇願した。
男性は親切にも花を採ってくれて、さっそく、その花を煎じて飲ませてみると、みるみるうちに父親の身体は良くなった。
花を採ってくれた男性に礼を言おうと、おゆきは沼がある場所へ行った。
そこには、その男性もいた。男性のほうも、おゆきのことを気にかけていたのだった。
すると突然、沼から大きな波が押し寄せ、二人に襲いかかってきた。
手を取り合ったまま、二人は飲み込まれてしまった。
実は、人に採ってもらうのは御法度だったらしく、約束を破ったとして沼の主は怒り、大きな波を起こしたのだ。
坊さんは、それを注意するよう言おうとしていたのだった。
周りに咲いていた赤い花もろとも沼の底に沈んでしまい、それまで青かった沼の水が青黒い色になってしまった。それから村の人たちは、その沼のことを「黒沼」と呼ぶようになったらしい。
悲しみにくれた父親は、おゆきの残した花の種を山に埋めた。
それから毎年、雪が溶け出す春一番に、赤い花が御嶽山に咲くようになったと言われている。
この赤い花のことを誰が言い始めたわけでもなく、おゆきの名前から取って「ユキツバキ」と呼ばれるようになったのだそうだ。
☆
伝説を読み終えて、全部のもやもやに説明がついたような気がした。
オレは妹に訊く。
「ツ……おゆきは?」
「お母さんに連れられて、黒沼に行ったよ。記憶が戻ったから、報告するんだって」
「そうか」
この伝説の中で、花を採ってくれた男性の名前は、最後まで明かされていなかった。
するともしかして、黒沼で出会った男性の正体が……
いや、それはさておき。
この伝説の通りだとすると、二人は主の怒りを買って黒沼に飲み込まれた。
それで気がつくと鶴ヶ池にいたとなると、鶴ヶ池と黒沼の伝説も本当なのではないかと思えてくる。
しかし、妹に言わせると「タイムスリップするのは初耳」なのだそうだ。
伝説に詳しい妹も、知らないことがあるらしい。
今回の件に関しては、わからないことのほうが多いし、当然だとは思うが。
「でも良かったよね。記憶も戻って、好きな人にも再会できて……あっそうだ、思い出した」
しんみりとしかけたところで、妹が右拳を左掌に打ちつける。なにを思い出したんだ。「雪椿の花言葉……『変わらない愛』」
☆
それから一週間ほどは家に籠り、ユキは我が家のハウスキーパーと化していた。
ただボーっと家に引き籠っているよりは、立ち働いていたほうが気が紛れるのかもしれない。
気持ちの整理がついてきたのか、二週間が過ぎた頃には、外へ遊びに出かけることも多くなった。
現代の地理には慣れていないだろうから、オレたちも一緒についていく。
ユキが来てから二ヶ月の間、オレたちは過去へ戻る方法を模索していた。
妹が「おゆきちゃんがウチに来てから二ヶ月記念」と称して、母さんと一緒にケーキを買って来た晩、ケーキを口に運ぶ手を止めて別の意味で口を開く。
「一緒に土淵に行かない?」
妹は、そう提案した。土淵? なんでまた。
「そこに、おゆきちゃんがいた痕跡を見つけたかもしれないの」
ユキは小首を傾げ、不思議そうに見つめる。その視線を受け、妹は話を続けた。
「ずーっと気になっていたんだけど、おゆきちゃんがいた時代って、少なくとも三十年以上前のことなはずだよね?」
オレは「ああ、そうだな」と首肯する。
「でも、外山のユキツバキ群落を知っていた」
「そりゃそうだろ。外山の集落出身なんだから」
「違うよ。少なくとも三十年前っていうだけで、きっかり三十年前から、この時代に来たわけじゃないでしょ」
言っている意味がわからない。
「湖の底へ沈む前の写真を、前に授業で見たことあったんだけど、雰囲気が全然違かったんだよ。学校もあったし、畑もあって、集落っていう感じがした。でも、外山も福万の集落も、いまは面影なんて一つもなかった」
唐突な物言いに、オレは思わずユキの横顔を窺う。
心なしか、長い髪に遮らていても、シュンと肩を落とすユキの表情が、読み取れるようだった。
そんな悲しいこと、言ってあげるな。
そんなオレの想いとは裏腹に、妹の語気はさらに強まった。
そして、突拍子もないような推理を披露する。
「これが三十年前でこうなんだから、おゆきちゃんが暮らしていた時代だったら、なおさらわからないはずじゃない? おゆきちゃんが暮らしていた時代とは、すっかり様子が変わっていたはずなのに、どうして『昔、自分が暮らしていた』なんてことに気づけたんだろう?」
そこで妹が息を呑む音が聞こえる。
確か、外山自然環境保全地域が指定されたのは、昭和五十二(一九七七)年だったはず。
約四十年前。集団移転が完了するよりも、十年ほど前のことだ。
そこでオレも、ようやく理解が追いつく。妹はクリームのついた口元を緩ませる。
「でね、見つけたんだ。決定的な証拠っていうやつ」
手にしたフォークを、ユリ・ゲラーよろしく曲げるかの如くビシッと掲げ、この上なくドヤっとした顔をユキのほうに向けた。
「そこで今度、それを受け取りに行こうよ、おゆきちゃんっ!」
「おい、身体はもう大丈夫なのか?」
「あ、はい。おかげさまで……」
顧問の先生に呼び止められて、当たり障りのない挨拶をする。
昨日と一昨日、部活を休むために仮病を使ったことがバレてはまずいと思い、妹には口裏を合わせるよう、昨夜のうちに話しておいた。
妹は「やっぱり、あったんじゃん」とニヤニヤしながら、快く承諾(?)してくれた。
……きっとあとで、アイスを奢ることになるんだろうな。
テニスのラケットを握り直して、そんなことを考えていた。
なにごともなく部活の時間が終わると、オレは三階に向かう。
階段を上りきって、コンピューター室の脇を通り抜けると、すぐに図書室へ到着した。
そこでは妹が、黒縁眼鏡をかけたクラスメイトとともに待っていた。
オレは知らなかったが、よくこの中学校の図書室を利用するらしい。
ああ、だから家と逆方向なのに、妹を見かけることがあったのか。
小学生のくせに、中学校に入り浸っているとは。
オレでさえ図書室は、滅多に入ることがないのに。
「公民館の中にも小さな図書館はあるけど、こっちのほうが近いし」
というのが、妹の言い分だった。
「これ見て」
妹は『むかしっこ』という、この地域の民話などが書かれた冊子を差し出してきた。
開かれたページを覗き込むと、「ゆきつばき」というタイトルが大書されていた。
オレも、それを読んでみる。そこに書かれていた伝説は、次のとおりだった。
☆
御嶽山の麓に、外山という村があった。
春になるとユキツバキが、この辺り一面に咲くのだそうだ。
この村に、病気の父親と娘の二人が暮らしていた。
娘の名前は「おゆき」といって、その名前のとおり肌が雪のように白く、気立てのいい可愛い娘だった。
おゆきの母親は、おゆきのことを産んで、すぐに亡くなってしまった。
そのため、おゆきは田畑を耕しながら、父親の看病をしていたらしい。
春にはワラビやウド、秋にはキノコを山の中に入って採り、なんとか生計を立てていたが、医者に診てもらう金も、薬を買う金もないほどの貧乏な生活が続き、父親の具合は日に日に悪くなっていく一方だった。
しかし、ある晩のこと。死んだはずの母親が、おゆきの夢の中に現れた。
母親は「明日の朝間に、この村さ坊さんが来る。その坊さんさ訊けば、父親の病気の治し方、教でけるはずだ」と言って、消えてしまった。
翌日の朝になって、坊さんは確かに来た。その坊さんに父親の病気のことを話した。
「この先さ沼あって、その真ん中さ水湧いでるがら、その周りさ咲いでる赤げ花っこ煎じて飲ませれば、父親の病気も治るべ。したども、この花っこは……」
坊さんが言い終わらないうちに、おゆきは礼を言って沼がある場所へと向かった。
しばらく沼の周辺を探し回って、疲れてしゃがみこんでいると、沼の真ん中に清水が湧いていて、赤い花がたくさん咲いているのを見つけた。
その花が咲いている辺りは光っていて、まるで昼間のように明るかった。
だが、沼の真ん中まで行くことができずに困っていると、若い男性が現れたので、おゆきは花を採ってくれるよう懇願した。
男性は親切にも花を採ってくれて、さっそく、その花を煎じて飲ませてみると、みるみるうちに父親の身体は良くなった。
花を採ってくれた男性に礼を言おうと、おゆきは沼がある場所へ行った。
そこには、その男性もいた。男性のほうも、おゆきのことを気にかけていたのだった。
すると突然、沼から大きな波が押し寄せ、二人に襲いかかってきた。
手を取り合ったまま、二人は飲み込まれてしまった。
実は、人に採ってもらうのは御法度だったらしく、約束を破ったとして沼の主は怒り、大きな波を起こしたのだ。
坊さんは、それを注意するよう言おうとしていたのだった。
周りに咲いていた赤い花もろとも沼の底に沈んでしまい、それまで青かった沼の水が青黒い色になってしまった。それから村の人たちは、その沼のことを「黒沼」と呼ぶようになったらしい。
悲しみにくれた父親は、おゆきの残した花の種を山に埋めた。
それから毎年、雪が溶け出す春一番に、赤い花が御嶽山に咲くようになったと言われている。
この赤い花のことを誰が言い始めたわけでもなく、おゆきの名前から取って「ユキツバキ」と呼ばれるようになったのだそうだ。
☆
伝説を読み終えて、全部のもやもやに説明がついたような気がした。
オレは妹に訊く。
「ツ……おゆきは?」
「お母さんに連れられて、黒沼に行ったよ。記憶が戻ったから、報告するんだって」
「そうか」
この伝説の中で、花を採ってくれた男性の名前は、最後まで明かされていなかった。
するともしかして、黒沼で出会った男性の正体が……
いや、それはさておき。
この伝説の通りだとすると、二人は主の怒りを買って黒沼に飲み込まれた。
それで気がつくと鶴ヶ池にいたとなると、鶴ヶ池と黒沼の伝説も本当なのではないかと思えてくる。
しかし、妹に言わせると「タイムスリップするのは初耳」なのだそうだ。
伝説に詳しい妹も、知らないことがあるらしい。
今回の件に関しては、わからないことのほうが多いし、当然だとは思うが。
「でも良かったよね。記憶も戻って、好きな人にも再会できて……あっそうだ、思い出した」
しんみりとしかけたところで、妹が右拳を左掌に打ちつける。なにを思い出したんだ。「雪椿の花言葉……『変わらない愛』」
☆
それから一週間ほどは家に籠り、ユキは我が家のハウスキーパーと化していた。
ただボーっと家に引き籠っているよりは、立ち働いていたほうが気が紛れるのかもしれない。
気持ちの整理がついてきたのか、二週間が過ぎた頃には、外へ遊びに出かけることも多くなった。
現代の地理には慣れていないだろうから、オレたちも一緒についていく。
ユキが来てから二ヶ月の間、オレたちは過去へ戻る方法を模索していた。
妹が「おゆきちゃんがウチに来てから二ヶ月記念」と称して、母さんと一緒にケーキを買って来た晩、ケーキを口に運ぶ手を止めて別の意味で口を開く。
「一緒に土淵に行かない?」
妹は、そう提案した。土淵? なんでまた。
「そこに、おゆきちゃんがいた痕跡を見つけたかもしれないの」
ユキは小首を傾げ、不思議そうに見つめる。その視線を受け、妹は話を続けた。
「ずーっと気になっていたんだけど、おゆきちゃんがいた時代って、少なくとも三十年以上前のことなはずだよね?」
オレは「ああ、そうだな」と首肯する。
「でも、外山のユキツバキ群落を知っていた」
「そりゃそうだろ。外山の集落出身なんだから」
「違うよ。少なくとも三十年前っていうだけで、きっかり三十年前から、この時代に来たわけじゃないでしょ」
言っている意味がわからない。
「湖の底へ沈む前の写真を、前に授業で見たことあったんだけど、雰囲気が全然違かったんだよ。学校もあったし、畑もあって、集落っていう感じがした。でも、外山も福万の集落も、いまは面影なんて一つもなかった」
唐突な物言いに、オレは思わずユキの横顔を窺う。
心なしか、長い髪に遮らていても、シュンと肩を落とすユキの表情が、読み取れるようだった。
そんな悲しいこと、言ってあげるな。
そんなオレの想いとは裏腹に、妹の語気はさらに強まった。
そして、突拍子もないような推理を披露する。
「これが三十年前でこうなんだから、おゆきちゃんが暮らしていた時代だったら、なおさらわからないはずじゃない? おゆきちゃんが暮らしていた時代とは、すっかり様子が変わっていたはずなのに、どうして『昔、自分が暮らしていた』なんてことに気づけたんだろう?」
そこで妹が息を呑む音が聞こえる。
確か、外山自然環境保全地域が指定されたのは、昭和五十二(一九七七)年だったはず。
約四十年前。集団移転が完了するよりも、十年ほど前のことだ。
そこでオレも、ようやく理解が追いつく。妹はクリームのついた口元を緩ませる。
「でね、見つけたんだ。決定的な証拠っていうやつ」
手にしたフォークを、ユリ・ゲラーよろしく曲げるかの如くビシッと掲げ、この上なくドヤっとした顔をユキのほうに向けた。
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