イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。

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記憶が・・・。

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疲れたのか、そのまま眠ってしまった美都。

俺は病室を出て、美都のお父さんとお母さんに説明をした。






お父さん「まさかこの1年の記憶を失うなんて・・・。」

お母さん「きっと思い出すわよ・・・!」

要「そう願いたいです・・・・。」





日常生活に支障はない。


美都は目が覚めた後、順調に回復していった。


俺は・・・最初の頃は見舞いに毎日通ったけど、美都があまりにも不思議そうな顔をするのでだんだん行けなくなった。





ある日、美都の見舞いに来た俺は、病室の前で立っていた。

入るかどうか悩んでいたからだ。




要「はぁ・・・・。」





踵を返して帰ろうとしたとき、美都のお父さんが廊下を歩いてきた。





お父さん「要くん・・・。」

要「こんにちは・・・。」

お父さん「・・・ちょっといいか?」

要「?・・・はい。」





お父さんに連れられ、俺はロビーにきた。

お父さんは自動販売機でコーヒーを買ってくれた。




お父さん「どうぞ。」

要「・・・いただきます。」




空いていたソファーに座り、コーヒーを一口飲んだ時、お父さんが口を開いた。




お父さん「いつも来てくれて・・・ありがとう。」

要「いえ・・・。でも・・・ちょっと距離を置こうと思ってて・・。」

お父さん「距離?」

要「・・・辛いんです。こんなに想ってるのに・・美都は・・・僕を知らない。」





見舞いに行くたびに目にする他人行儀な美都。

恋人同士だったことを覚えてないことを知ったからか、言葉を選びながら俺と話をする。

そんな美都に会うのが・・・正直辛かった。




お父さん「これを機に・・・別れてもいいんだよ?」





お父さんの表情からして・・・俺を心配してくれてることがよく分かった。




お父さん「みぃのことをそんなに背負わなくていい。思い出すかどうかもわからないみぃに・・・キミの大切な時間を費やさなくていいんだよ?」

要「・・・・・そうですよね・・。」

お父さん「うん。」

要「思い出すかどうか分からないんだったら、もう一回振り向いてもらえばいいんですよね。」

お父さん「・・・・え?」





『思い出せない美都』を見るのが辛いなら、『もう一度俺を好き』になればいい。




要「僕、絶対に美都を振り向かせますから・・!」




お父さんに宣言をし、俺は美都の病室に向かった。





お父さん「・・・・そんなにみぃがいいのか・・?まぁ、うちの子はかわいいけど・・・。」










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









病室にきた俺は、ノックをする前に深呼吸をした。



要(もう一度・・・最初から・・・!)



コンコン・・・ガラガラガラ・・・・




要「美都?・・・起きてる?」




中に入ると、美都はベッドの上に座っていた。




美都「あ・・・。」




俺を見て気まずそうにする美都。




要「どう?調子は。」

美都「もう・・・歩けるようになりました。」

要「そっか。よかったな。」




俺はベッドの脇にある椅子に座った。

美都は不安なのか、胸元にある何かを握りしめてる。



要「?・・・なに握ってんの?」

美都「あ・・・・これ・・・。」




握ってたモノを美都は見せてくれた。




要「!・・・そのネックレス・・・。」




俺がクリスマスプレゼントにあげた三日月のネックレスを、美都は握りしめていたのだ。




美都「これ、事故に合う前につけてたらしいんですけど、すごくかわいくて・・・。」



笑顔で話してくれる美都。

その姿は俺を忘れる前のようだ。




要「・・・前に言ったよね。俺は美都の恋人だって。」

美都「・・・はい。でもわからなくて・・・。」

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