溺愛彼氏は経営者!?教えられた夜は明けない日が来る!?

すずなり。

文字の大きさ
67 / 91

67

「ごめん・・!警備たちがハルを見失って・・・」


そう言いながら私を抱えて涼さんはストーカーから距離を取った。


「だ・・大丈夫・・・。それより・・涼さんが来てくれたの驚いた・・。」


目をぱちぱちしながら涼さんを見る。

すると涼さんはストーカーに目線を配りながら私に説明し始めた。


「さっき連絡があったんだよ。犯人が貫地谷グループで働いてるって。」

「え・・・?」

「それでハルに伝えようとしたらメール来てて・・・慌てて飛んできた。どこに犯人がいて、どこにハルがいるか分からなかったから叫んで探すことができなかった。」

「・・・。」

「怖かったろ・・?ごめんな?」


その言葉に、私は涼さんの服をぎゅっと握りしめた。

身体に顔を埋めて・・涙を堪える。


「もう捕まるから大丈夫だよ。」


涼さんがそう言ったと同時に、いつも私の近くにいてくれてた警備の人たちがストーカーを取り押さえるのが見えた。


「・・・ハルちゃん・・!?誰だよ!その男・・!!」


3人の警備の人に抑えられながら私と涼さんを交互に見るストーカー。

涼さんはそんなストーカーを冷ややかな目で見ながら言い放った。


「・・・お前には関係ない。」

「・・・はぁ!?」

「好かれたかったらこんなことはするものじゃない。好きな人を傷つけるなんて・・・最低なことだ。」


そう涼さんが言った時、ストーカーは大きな声を張り上げて叫んだ。


「お前・・僕のハルちゃんを盗ったな!?」

「ハルはお前のものじゃない。俺のものでもない。」

「ハルちゃん!!キミは間違ってる!!僕が一番幸せにできるんだ!!」


そう叫ぶストーカーの声を聞きたくなくて、私は手で耳を塞いだ。

目もぎゅっと閉じて涼さんの胸に顔を埋めてると、騒ぎを聞きつけたのか貫地谷グループのスタッフたちが集まり始めた。


「・・・ハルちゃん!?どうしたの!?」


その声に目を開けると、心配そうに私を見てる美園さんがいた。


「み・・美園さん・・・。」

「血が出てる・・!手当てしないと・・・」


そう言って美園さんは手を差し出してくれた。

でも・・・私はそれがさっきのストーカーと重なって、思わず涼さんの服をぎゅっと掴んだ。


「うぅ・・・!」


それを見ていたのか、涼さんは私を抱きかかえたまま、美園さんに言った。


「今日、ハルと出かけた方ですか?」

「え?・・あ、えぇ、そうです。昔一緒に働いてて・・・」

「そうですか。ハルはさっきそこのストーカーに襲われましてーーー」


涼さんは一通りさっきのことを美園さんに話した。

話をしてる間に警察も到着して、ストーカーは連れられて行った。

私の前を通り過ぎる時に、ストーカーがぼそっと呟いた言葉があった。


『・・・また迎えに来るよ、だからずっと・・ずぅっ・・と待っててね。』


その言葉を聞いた瞬間から、私は身体がガタガタと震えていた。

4年以上も前から私をストーキングし、腕や足を刺した。

それから4年かけて私を探し出し、また・・・。


(まだ来るって言うの・・・?)


警察に捕まったところで、早ければ数か月で社会にでてくることになる。

遅くても数年でまた・・・。


(いつまで怯えながら暮らせばいいの・・・。)


そんなことを考えながら、私は涼さんの腕の中で意識を失った。




ーーーーー


あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!

奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。 ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。 ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

ナイトプールで熱い夜

狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…? この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。