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学校生活。
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私に声をかけてくれたのは、学校見学に来たときに出会った先生だった。
茶色の髪の毛は前と同じく後ろで束ねられてる。
眼鏡をかけて優しい微笑みをこぼしてくれてる。
「お・・おはようございます。アイビーと申します。」
「あらあらご丁寧なごあいさつですね。私は『パキラ』と申します。あなたの担任ですよ。」
「担任・・・・」
「さぁ、あなたの教室に案内しましょう。」
優しそうな先生はまるで『お母さん』のような雰囲気だった。
前の世界でも小学一年生の担任を持つのは女の人が多いって話は聞いたことがあった。
(なんだか楽しい学校生活になりそう・・・。)
私は先生について行き、自分の教室を教えてもらった。
私の教室は入り口を入ってすぐ右にある部屋だ。
その教室のドアの前で先生は足を止めた。
「アイビーと同学年の子はちょっと人数が少ないんですよ。」
「少ない?」
「いつもなら例年30人くらいいるんだけど・・・今年はアイビーを除いて5人なのです。」
「ご・・!?」
あまりにも少ない人数に、私は開いた口が塞がらなかった。
「まぁ、ときどきそんな少ない人数もあるので気にしないでください。」
「はい・・・。」
「みんなとお友達になれるのは間違いないですよ?」
にこっと笑って言う先生に『確かにその通りだ』と思った。
30人もは全員とは友達になるのは難しい。
5人なら全員と仲良くできそうな気がした。
(女の子がもう二人くらいいるといいなー。)
そう期待を込めてると、先生が教室のドアをガラガラと音を立てて開けた。
「みなさん、おはようございます。今日は新しいお友達がきましたよ。」
私は先生のあとについて教室の中に足を踏み入れた。
たった5人の前に出るだけなのに心臓がどきどきとする。
(転校生の気分ってこんな感じかな・・・。)
床を見つめながら私は歩き、先生の隣に立った。
息を大きくすってから前をみる。
「あ・・アイビーっていいますっ。よろしくお願いしますっ。」
精一杯の大きな声で自分の名前を名乗った。
教室の中を見渡すと、机が6個あった。
横一列にきれいに並んでる机。
この前見学に来たときは長い机だったけど、この教室は一人一つのようだった。
一番端の一つだけ空いた机はおそらく私の席。
他の5個の机に座ってる子が・・・同級生だ。
(待って・・・女の子がいない・・!?)
5個の机にいたのは、黄色の髪の男の子と、紫の髪の男の子・・あとの3人は赤い髪の男の子だった。
「アイビー、端から順番に『リンドウ』『クルクマ』『カルミア』『セダム』『ライム』よ。」
同級生になる彼らは私を見て全員が手を振った。
私も軽く手を振り答える。
「あはは・・・・」
「アイビーの席はあそこの空いてるとこよ。座ってごらんなさい。」
「はい・・・。」
私は空いてる席に向かって足を進めた。
じーっと私を見てる他の子たちの視線を浴びながら。
(うぅ・・・怖い・・・。)
机の上に鞄を置き椅子を引いた。
木でできた椅子に、木でできた机。
木の温かみを感じながら、私は座った。
「はい、今日はゆっくり授業を進めていきますからねー。アイビーの教科書たちは引き出しに入ってますからね。」
「あ、はい。」
「じゃあ文字の練習の本出してー。昨日のおさらいから始めますよー。」
先生に言われた通り、私は引き出しの中を漁った。
がそごそと『文字の練習』の本を探してると隣の席の子の手がぬっと出てきた。
「ほら、この赤い本だよ。」
指をさしたところに確かに赤い本があった。
その本には『文字』と書かれてる。
「あ、ありがとう・・・。」
お礼を言ってその本を出した時、その子が私を見て言った。
「僕はライム。よろしくね、アイビー。」
「よ・・よろしく・・・。」
ぱっと見た感じ、ジニアと同じくらいの歳に見えたライム。
紫の髪の毛はサラサラで、男の子にしては少し長めな感じだ。
私はチラチラとライムを見ながら文字の本を開いた。
(そういえばジニアは『同い年が同学年になる』とは言ってなかった。ならこのクラスにいる子たちは年上の可能性もある・・・。)
授業が終わってから歳を聞こうと思いながら私は先生の授業に集中した。
ーーーーー
「今日はアイビーもいるので早めに切り上げていきましょうね。10分休憩しましょう。」
そう先生は言って、教室から出て行った。
私は使った本を引き出しに入れ、他の教科書たちは何があるのかを確認していく。
「計算に・・・読む本?あと・・・・」
一つずつ出して確認していると、隣に座ってるライムが私に向かって手を振った。
「・・・な・・なに・・?」
恐る恐る見ると、ライムはにこっと笑った。
「アイビーって何歳?」
「ご・・5歳・・だけど・・?」
そう答えると黄色い髪の毛をした男の子が私の机の前に飛んできた。
「!?」
「お前、5歳で学校に入れたのか!?金持ちだな!?」
「へ?」
言ってる意味が分からずにその子の顔を見てると、ライムが遮って入ってきた。
「こらセダム。アイビーが困ってるじゃないか。」
ライムの言葉にセダムと呼ばれた男の子はビシッと指をさしながらライムに言った。
「昔は5歳から学校に行くのが一般的だったけど今は10歳から行くのが普通だろ!?なのに5歳から来てるってことは金持ちしか考えられないじゃん!」
私はライムを見た。
シャガの話では5歳くらいから学校に行くのが普通なハズだ。
だからニゲラを呼んで私を学校に行かせるために見学させたりした。
「それほんとなの・・・?」
茶色の髪の毛は前と同じく後ろで束ねられてる。
眼鏡をかけて優しい微笑みをこぼしてくれてる。
「お・・おはようございます。アイビーと申します。」
「あらあらご丁寧なごあいさつですね。私は『パキラ』と申します。あなたの担任ですよ。」
「担任・・・・」
「さぁ、あなたの教室に案内しましょう。」
優しそうな先生はまるで『お母さん』のような雰囲気だった。
前の世界でも小学一年生の担任を持つのは女の人が多いって話は聞いたことがあった。
(なんだか楽しい学校生活になりそう・・・。)
私は先生について行き、自分の教室を教えてもらった。
私の教室は入り口を入ってすぐ右にある部屋だ。
その教室のドアの前で先生は足を止めた。
「アイビーと同学年の子はちょっと人数が少ないんですよ。」
「少ない?」
「いつもなら例年30人くらいいるんだけど・・・今年はアイビーを除いて5人なのです。」
「ご・・!?」
あまりにも少ない人数に、私は開いた口が塞がらなかった。
「まぁ、ときどきそんな少ない人数もあるので気にしないでください。」
「はい・・・。」
「みんなとお友達になれるのは間違いないですよ?」
にこっと笑って言う先生に『確かにその通りだ』と思った。
30人もは全員とは友達になるのは難しい。
5人なら全員と仲良くできそうな気がした。
(女の子がもう二人くらいいるといいなー。)
そう期待を込めてると、先生が教室のドアをガラガラと音を立てて開けた。
「みなさん、おはようございます。今日は新しいお友達がきましたよ。」
私は先生のあとについて教室の中に足を踏み入れた。
たった5人の前に出るだけなのに心臓がどきどきとする。
(転校生の気分ってこんな感じかな・・・。)
床を見つめながら私は歩き、先生の隣に立った。
息を大きくすってから前をみる。
「あ・・アイビーっていいますっ。よろしくお願いしますっ。」
精一杯の大きな声で自分の名前を名乗った。
教室の中を見渡すと、机が6個あった。
横一列にきれいに並んでる机。
この前見学に来たときは長い机だったけど、この教室は一人一つのようだった。
一番端の一つだけ空いた机はおそらく私の席。
他の5個の机に座ってる子が・・・同級生だ。
(待って・・・女の子がいない・・!?)
5個の机にいたのは、黄色の髪の男の子と、紫の髪の男の子・・あとの3人は赤い髪の男の子だった。
「アイビー、端から順番に『リンドウ』『クルクマ』『カルミア』『セダム』『ライム』よ。」
同級生になる彼らは私を見て全員が手を振った。
私も軽く手を振り答える。
「あはは・・・・」
「アイビーの席はあそこの空いてるとこよ。座ってごらんなさい。」
「はい・・・。」
私は空いてる席に向かって足を進めた。
じーっと私を見てる他の子たちの視線を浴びながら。
(うぅ・・・怖い・・・。)
机の上に鞄を置き椅子を引いた。
木でできた椅子に、木でできた机。
木の温かみを感じながら、私は座った。
「はい、今日はゆっくり授業を進めていきますからねー。アイビーの教科書たちは引き出しに入ってますからね。」
「あ、はい。」
「じゃあ文字の練習の本出してー。昨日のおさらいから始めますよー。」
先生に言われた通り、私は引き出しの中を漁った。
がそごそと『文字の練習』の本を探してると隣の席の子の手がぬっと出てきた。
「ほら、この赤い本だよ。」
指をさしたところに確かに赤い本があった。
その本には『文字』と書かれてる。
「あ、ありがとう・・・。」
お礼を言ってその本を出した時、その子が私を見て言った。
「僕はライム。よろしくね、アイビー。」
「よ・・よろしく・・・。」
ぱっと見た感じ、ジニアと同じくらいの歳に見えたライム。
紫の髪の毛はサラサラで、男の子にしては少し長めな感じだ。
私はチラチラとライムを見ながら文字の本を開いた。
(そういえばジニアは『同い年が同学年になる』とは言ってなかった。ならこのクラスにいる子たちは年上の可能性もある・・・。)
授業が終わってから歳を聞こうと思いながら私は先生の授業に集中した。
ーーーーー
「今日はアイビーもいるので早めに切り上げていきましょうね。10分休憩しましょう。」
そう先生は言って、教室から出て行った。
私は使った本を引き出しに入れ、他の教科書たちは何があるのかを確認していく。
「計算に・・・読む本?あと・・・・」
一つずつ出して確認していると、隣に座ってるライムが私に向かって手を振った。
「・・・な・・なに・・?」
恐る恐る見ると、ライムはにこっと笑った。
「アイビーって何歳?」
「ご・・5歳・・だけど・・?」
そう答えると黄色い髪の毛をした男の子が私の机の前に飛んできた。
「!?」
「お前、5歳で学校に入れたのか!?金持ちだな!?」
「へ?」
言ってる意味が分からずにその子の顔を見てると、ライムが遮って入ってきた。
「こらセダム。アイビーが困ってるじゃないか。」
ライムの言葉にセダムと呼ばれた男の子はビシッと指をさしながらライムに言った。
「昔は5歳から学校に行くのが一般的だったけど今は10歳から行くのが普通だろ!?なのに5歳から来てるってことは金持ちしか考えられないじゃん!」
私はライムを見た。
シャガの話では5歳くらいから学校に行くのが普通なハズだ。
だからニゲラを呼んで私を学校に行かせるために見学させたりした。
「それほんとなの・・・?」
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