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バーベキュー2。
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ーーーーー
バーベキュー当日。
雪華「手ぶらでいいって言ってたけど・・・そんなわけにいかないよね。」
お昼に河原に来るように言われていた私は、朝からお米を炊いていた。
おにぎりを作って大きなタッパーに詰めていく。
雪華「バーベキューっておにぎりが喜ばれるって聞いたことがあるけど・・・デザートも持って行こうかな。カフェで出すフルーツポンチが良さそう。」
キッチンの上にある棚を開けて、缶詰を取り出す。
シロップを作って混ぜ合わせていった。
おにぎりも出来て、フルーツポンチを作り終えた時、ちょうど時計の針がお昼を指そうとしていた。
雪華「あ、そろそろ行きゃなきゃ・・・!」
大きめのバスケットにタッパーたちを入れていき、私は家を出た。
ほぼ隣に立つ消防署の裏手にある河原に足を進めていくと・・・たった一組だけ、バーベキューの準備をしてるグループがあった。
十数人がてきぱきと動いてるのが見えるけど・・・みんなガタイが良く、同じような服を着てることから明らかに消防署の人だとすぐにわかった。
雪華「こんにちはーっ!」
声をかけるとみんなが一斉に私を見た。
雄大さんは私を見つけて駆けてきてくれた。
雄大「雪華っ。」
雪華「今日は呼んで頂きありがとうございます。これ、よかったらみなさんで食べてください。」
そう言って私は雄大さんにバスケットを手渡した。
雄大「?・・・これ、なに?」
雪華「おにぎりとフルーツポンチだよ。」
雄大「まじで!?」
雄大さんは近くに置いてあったテーブルに乗せて、バスケットの中身を取り出した。
雄大さんがごそごそ出すのを他の署員さんたちが見たそうに集まってくる。
「うぉっ・・!おにぎりだ!」
「デザートもある!」
雪華「みなさんでお肉の間に召し上がってくださいー。」
バーベキューが始まり、どんどんとお肉が焼かれていく。
雄大さんは焼かれたお肉をお皿に乗せて、私に届けに来てくれた。
雄大「ん。いっぱい食べな?」
雪華「ふふ、ありがとう。」
バーべーキューコンロからは少し離れたところに座った私と雄大さん。
ぱくぱく食べながら辺りを見回すと、女の人もちらほら見える。
雄大さんが言っていた通り、他の署員さんたちの彼女さんが来てるみたいだ。
雪華「署員さんたちの人数と女の人の人数が合わない・・・?」
全員が全員、彼女持ちじゃってわけじゃなさそうだった。
雄大「あぁ、半分くらいかな?彼女がいるの。それに救急隊も一緒だからあっちはわかんないし。」
雪華「『救急隊』?」
雄大「俺は消防隊。消防や救助がメイン。救急隊は医療だな。疾病人を救急車で病院に運ぶのが仕事。関りはあるけど、プライベートまでは知らない。」
雪華「へぇー・・・いろいろあるんだね。」
雄大さんの仕事を少し教えてもらったあと、雄大さんはお肉を取りにバーベキューコンロに向かって行った。
お皿に残っていたお肉と、玉ねぎを一緒にして口に放り込むと、にこにこ笑いながら一人の署員さんが私の前に立った。
雪華「?」
原口 圭「・・・こんにちはー?」
雪華「あ、こんにちは。お邪魔してます。」
バーベキューのお皿を持った署員さんは、雄大さんとは少し違う色の服を着ていた。
雄大さんは濃い青色だったけど、この人は青色だ。
顔立ちが幼く見えて・・・雄大さんより若い感じがした。
圭「この前入った救急の新隊員です。原口 圭です。」
雪華「私は橋本 雪華です。よろしくお願いします。」
そう自己紹介すると、この新隊員さんはどかっと私の隣の腰かけた。
圭「歓迎会を兼ねてバーベキューとか・・・サイコーですねっ。」
雪華「そ・・そうですね・・・。」
あまりにも近い距離に、私は少し離れるようにして座り直す。
でも私の考えとは裏腹に・・・新隊員さんはぐいぐいと迫りながら話続ける。
圭「雪華ちゃんって同い年くらいに見えるけどいくつ?」
雪華「(名前呼びにタメ口・・・)・・・・25歳ですけど・・?」
急な距離感の詰め方に戸惑いながらも答えると、新隊員さんはさらに身体を寄せて距離を詰めて来た。
圭「やっぱり!同い年だ!」
雪華「え?」
一度も年相応に見られたことのない私は、この人が私の歳を言い当てたことに驚いた。
居酒屋であっても、スーパーであっても、服屋であっても・・・どこでも年相応には見られない。
なのにこの人は・・・一発であてたのだ。
雪華(どうしてわかったんだろう・・・。)
不思議に思ってる間、この人は一人で喋りまくっていた。
私は彼の話を一切聞いていなく、ぼーっとしてしまっていた。
圭「・・・・聞いてる?」
雪華「あっ・・・ごめんなさい。なんでしたか?」
圭「雪華ちゃんって・・・どうしてこのバーベキューに?署員じゃないよね?」
雪華「あぁ、それは・・・・」
答えようとしたとき、ちょうど雄大さんが戻ってきた。
雄大「俺が誘ったからだ。」
圭「雄大さんっ!」
バーベキュー当日。
雪華「手ぶらでいいって言ってたけど・・・そんなわけにいかないよね。」
お昼に河原に来るように言われていた私は、朝からお米を炊いていた。
おにぎりを作って大きなタッパーに詰めていく。
雪華「バーベキューっておにぎりが喜ばれるって聞いたことがあるけど・・・デザートも持って行こうかな。カフェで出すフルーツポンチが良さそう。」
キッチンの上にある棚を開けて、缶詰を取り出す。
シロップを作って混ぜ合わせていった。
おにぎりも出来て、フルーツポンチを作り終えた時、ちょうど時計の針がお昼を指そうとしていた。
雪華「あ、そろそろ行きゃなきゃ・・・!」
大きめのバスケットにタッパーたちを入れていき、私は家を出た。
ほぼ隣に立つ消防署の裏手にある河原に足を進めていくと・・・たった一組だけ、バーベキューの準備をしてるグループがあった。
十数人がてきぱきと動いてるのが見えるけど・・・みんなガタイが良く、同じような服を着てることから明らかに消防署の人だとすぐにわかった。
雪華「こんにちはーっ!」
声をかけるとみんなが一斉に私を見た。
雄大さんは私を見つけて駆けてきてくれた。
雄大「雪華っ。」
雪華「今日は呼んで頂きありがとうございます。これ、よかったらみなさんで食べてください。」
そう言って私は雄大さんにバスケットを手渡した。
雄大「?・・・これ、なに?」
雪華「おにぎりとフルーツポンチだよ。」
雄大「まじで!?」
雄大さんは近くに置いてあったテーブルに乗せて、バスケットの中身を取り出した。
雄大さんがごそごそ出すのを他の署員さんたちが見たそうに集まってくる。
「うぉっ・・!おにぎりだ!」
「デザートもある!」
雪華「みなさんでお肉の間に召し上がってくださいー。」
バーベキューが始まり、どんどんとお肉が焼かれていく。
雄大さんは焼かれたお肉をお皿に乗せて、私に届けに来てくれた。
雄大「ん。いっぱい食べな?」
雪華「ふふ、ありがとう。」
バーべーキューコンロからは少し離れたところに座った私と雄大さん。
ぱくぱく食べながら辺りを見回すと、女の人もちらほら見える。
雄大さんが言っていた通り、他の署員さんたちの彼女さんが来てるみたいだ。
雪華「署員さんたちの人数と女の人の人数が合わない・・・?」
全員が全員、彼女持ちじゃってわけじゃなさそうだった。
雄大「あぁ、半分くらいかな?彼女がいるの。それに救急隊も一緒だからあっちはわかんないし。」
雪華「『救急隊』?」
雄大「俺は消防隊。消防や救助がメイン。救急隊は医療だな。疾病人を救急車で病院に運ぶのが仕事。関りはあるけど、プライベートまでは知らない。」
雪華「へぇー・・・いろいろあるんだね。」
雄大さんの仕事を少し教えてもらったあと、雄大さんはお肉を取りにバーベキューコンロに向かって行った。
お皿に残っていたお肉と、玉ねぎを一緒にして口に放り込むと、にこにこ笑いながら一人の署員さんが私の前に立った。
雪華「?」
原口 圭「・・・こんにちはー?」
雪華「あ、こんにちは。お邪魔してます。」
バーベキューのお皿を持った署員さんは、雄大さんとは少し違う色の服を着ていた。
雄大さんは濃い青色だったけど、この人は青色だ。
顔立ちが幼く見えて・・・雄大さんより若い感じがした。
圭「この前入った救急の新隊員です。原口 圭です。」
雪華「私は橋本 雪華です。よろしくお願いします。」
そう自己紹介すると、この新隊員さんはどかっと私の隣の腰かけた。
圭「歓迎会を兼ねてバーベキューとか・・・サイコーですねっ。」
雪華「そ・・そうですね・・・。」
あまりにも近い距離に、私は少し離れるようにして座り直す。
でも私の考えとは裏腹に・・・新隊員さんはぐいぐいと迫りながら話続ける。
圭「雪華ちゃんって同い年くらいに見えるけどいくつ?」
雪華「(名前呼びにタメ口・・・)・・・・25歳ですけど・・?」
急な距離感の詰め方に戸惑いながらも答えると、新隊員さんはさらに身体を寄せて距離を詰めて来た。
圭「やっぱり!同い年だ!」
雪華「え?」
一度も年相応に見られたことのない私は、この人が私の歳を言い当てたことに驚いた。
居酒屋であっても、スーパーであっても、服屋であっても・・・どこでも年相応には見られない。
なのにこの人は・・・一発であてたのだ。
雪華(どうしてわかったんだろう・・・。)
不思議に思ってる間、この人は一人で喋りまくっていた。
私は彼の話を一切聞いていなく、ぼーっとしてしまっていた。
圭「・・・・聞いてる?」
雪華「あっ・・・ごめんなさい。なんでしたか?」
圭「雪華ちゃんって・・・どうしてこのバーベキューに?署員じゃないよね?」
雪華「あぁ、それは・・・・」
答えようとしたとき、ちょうど雄大さんが戻ってきた。
雄大「俺が誘ったからだ。」
圭「雄大さんっ!」
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